Mパターン研究所と並んで、私が利用しているのがアネージコットンです。
こちらは、西麻生にショップがあり、そこで自社ブランド「ANNEE.SI.(アネージ)」の服を販売しています。メインはこちらです。その副産物として、パターンや生地を販売しています。ブランドとして服を制作・販売し、しかもそのパターンを売ってしまうなんて、普通では考えられません。多分、パターンは各ブランドの肝心要、流出したら一大事の最高機密なのに、それを販売してしまうのですから、太っ腹です。
アネージを知ったのは、2002年の夏頃。たまたまホームページを発見し、mpl以外にも立体裁断のパターンを販売しているところがあることを知りました。でも、そのときは、ふーん、と思っただけで、パターンよりも生地の方に目がいきました。正直、パターン販売している服の写真を見ても、興味が持てなかったのです。多分、着用写真がほとんどなかったのと、地味で単純な形のスカートとか、タンクトップなどしかなかったからと思います。そのときは、とりあえず「お気に入り」に入れただけでした。
そして秋も深まった頃、何気なくもう一度サイトをのぞいてみました。新アイテムが加わっていました!ジャケットです!着用写真もありました。ジャケット、本当に素敵でした。そのとき、ショップのホームページがあることに気づき、見てみました。ANNEE.SIの服が、たくさんアップされていました。どれも品がよく、上質な生地を使った、惚れ惚れとするような服でした。俄然、アネージに興味がわきました。ただ、服は私にはかなりお高いものでした。「いつか、買ってみたいな」と思ったものです。
そして12月末、その年の仕事が終わり、自分へのご褒美にスーツを買おうと、ずっと気になっていたANNEE.SIのショップへ行きました。といいますか、アネージコットンの服が自分に合うのか、サイズはどうか確かめたかったのです。でも、いくら何でも試着だけではまずかろうと、スーツも買おうと。
幸いお客さんは私しかおらず、気になっていたパターンの服、片っ端から着てみました。本当は、ダブルジャケットが欲しかったのですが、私はダブルジャケットはやめた方がいいことが分かりました。肩幅が広いせいか、ダブルで襟元までぴったり閉めるジャケットだと、腕周りがきつすぎるのです。試してよかった…他に、コートやら、スカートやら、ズボンやら、何着も試着しました。既製服で購入したのはパンツスーツと、1万円コーナーにかかっていたストレートスカート。パターンは、「916Sバイヤアフレアースカート」を注文しました。試着してみて、ラインの美しさが気に入ったのです。
このときは、アネージの方にいろいろお話を伺いました。パターンのこと、生地のことなど。パターンを引いた本人から服を買うのは初めてだったので、とても新鮮でした。そのパターンに対する思い入れが分かり、デパートなどでの買い物では味わえない楽しさがありました。
年が明け、アネージコットンで「半額セール終了」の告示がでました。それまで、かなりのパターンが半額に値下がりしていたのですが、通常価格に戻すとのこと。「もしあとで欲しくなったら後悔する」と、とりあえず買ったのが「5022BLシャツ」「9013ストレートスカート」「9043ロングスカート」です。
そして2003年夏に「2192シャツジャケット」を購入しました。
パターンの他にも、私はアネージコットンでちょこちょこ生地を買っています。一番最後に買ったのは、「イタリア、ドンディジャージー社の圧縮ウール天竺」。これで、テーラードスーツを作ろうと思っています。でも、今のジャケットに時間がかかっているから、取りかかるのは次の冬かな…アネージの生地は品質がよく、服に仕立てるのに間違いがないので気に入っています。生地見本を送ってもらえるのも助かります。難点は、扱っている生地の数が極端に少ないこと。でも、生地屋さんではないので仕方ないでしょう。
<2007年6月9日追記>
現在、私のアネージコットンに対する評価は変わっています。こちらの記事に書いてあることは、あくまでも2004年1月時点の考えです。