佐藤貴美枝著「工夫された衿・襟ぐりの縫い方」
シャツなど、衿のある服って、衿の出来映えによって服の見栄えがかなり左右されますよね。
私が2番目に買ったmplのパターンは、B0100のシャツ。でも、どうも衿がうまくいきませんでした。衿の角がうまく出せないとか、台襟の形がきれいに縫えないとか、台襟の先がきれいに表に返せないとか。
そんな風にして2着ほど縫った頃、この本に出会いました。正直、ソーイングを始めた当初は「mplの説明書があるんだから、とくにソーイング本を買う必要はない」と思っていました。でも、mpl以上に懇切丁寧な、写真入りの縫い方説明に驚き、即購入しました。
3着目では、衿はこの本の作り方に全面的に従って縫いました。衿のアイロンプレス用型紙、台襟の型紙も作りました。mplの作り方に比べると、手順も多いし、一見面倒です。でも、その一手間一手間はきれいに仕上げる上で必要なプロセスですし、結局その手順を踏んだ方が早くきれいに仕上がります。そうして縫ったのが、ホームページでも紹介した「B0100シャツ1」です。
以来、シャツの衿を縫うときは、この本に従っています。mplの作り方の方が手順が少なく、慣れている人ならあれでいいのでしょうが、「どうもうまくいかない」と思っている方は、一度こちらの本のやり方を試してみるといいと思います。
ところで、この本は、テーラードカラーの縫い方を30ページにも渡って説明しています。今、私はテーラードジャケットを作成中ですが、テーラードカラーは、この本よりもmplの説明書のやり方の方がうまくいくようです。あくまでも、私の場合はですが。でも、最後まで仕上がってみないことには、何ともいえません。
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