mpl:S9900バイヤススカート その1
【パターン】Mパターン研究所、S9900バイヤススカート、6号、1575円 【作成】2005.2
【生地】アルパカリングツイード(ウール26%、アルパカ62%、ポリエステル12%)(着分7500円)、アネージコットン
このパターンは、コンシールファスナー付けがいつも上手くいかないので、MPLの説明書を見たくて買いました。実は、スカートそのものに惹かれたわけではありません。以前のMPLのHPでは着用写真が載っておらず、どんなスカートなのか分からなかったのです(新しいHPには載っています)。
そのコンシールファスナーですが、生地のファスナー位置よりもファスナーの方が5ミリ長く指定されていました。本当は、どの位長くするかは生地によるそうです。私は今まで「ファスナーの方を長く」と意識したことはなく、何となく付けていました。この説明書のおかげで、いつもファスナーの付け根あたりが尖ってしまっていたのは、ファスナーの長さが足りなかったからだと初めて分かりました。今回も、会心の出来ではありませんが、少なくとも尖ってはいないので、いつもよりはましです。
スカートには裏地を付けています。裏地もバイヤスにしましたが、ますます縫製が大変になりました。「もしかして、裏地はバイヤスにしなくても良いのでは?」と思ってMPLに確認したところ、やはり表地がバイヤスなら裏地もバイヤス断ちでないといけないそうです。そうでないと、表地の動きについていけないとのことです。
横の着用写真から分かるとおり、脇線がかなり斜めです。MPLに問い合わせたところ、脇線は自然に下に落ちるように作られているそうです。私の場合、ウエスト部分がかなり頼りないのと、脇線が比較的まっすぐになるように前をあげると、背中部分がかなり余ってしまうと相談したところ、うっすらとゴムを入れてみてはというアドバイスをいただきました。まだゴムは入れていません。とりあえず様子を見ようと思っています。そういうわけで、この写真ではスカートが正しく着用できていない可能性が大きいです。
このスカートは、ベルトも含めて全てバイヤスなため、着ている人の体型に大きく左右されるパターンだと思いました。この通り、私の体型の欠点がしっかりでています。おまけにショートジャケットを着ているものですから、全然隠れていません。現実を突きつけられます…
制作過程はこちら。
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コメント
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わあ、素敵なスーツになりましたね!バイヤスのスカートも上品なフレアがでていますね。
以前、麻でバイヤススカートをつくったところ、ラインがきれいにでなくて、お蔵入りになってしまったことがあります。目の詰まった、あまり織り糸の動かない布地だったらよかったのかなとあとから考えました。スカートは格好良くつくるのが難しい!
このスカートは苦労されたようですが、裾もきれいに上がっていますね。
春色のスーツ、お出かけが楽しみですね。
例のアニオナの生地、カシュクール型のジャケットにしようかなと考えています。表と裏の布をはがして仕立てる方法が本に載っていたので、チャレンジしてみようと思っています。手間がかかりそうですが・・・。
投稿: zucchero | 2005.03.08 00:38
zuccheroさん、こんにちは。
zuccheroさんもこのパターンをお持ちなのでしょうか?
バイヤスに向く生地かどうか見分けるのはけっこう難しいですよね。
実は、今回の生地はアネージコットンで購入するときに、バイヤススカートに向くかどうかお聞きしました。
大丈夫というお返事だったので、安心してバイヤスにしました。
ただ、縫製の難しさは別問題だったようで…
裏と表の布をはがして仕立てるというのは、一方は表地、もう一方は裏地として縫製する、ということでしょうか?
初耳のテクニックなので、想像がつきません。
私はアニオナの生地、どうするかまだ全然決めていません。
最近はアネージの「ハイネックリボンつきジャケット」に向いているのかなあと思い始めています。
あとは、無難にワンピースかなあとか。
今年の夏までには形に出来ると良いのですが。
コメントが重複しているようなので、最初の方を削除させていただきました。
投稿: snow-yuki | 2005.03.08 13:19
重複コメント削除していただきありがとうございます。混んでいる時間帯でエラーになってしまって、二度送信してしまったようです。
バイヤススカート、芽木真知子さんのパターンをつかったのです。お店で似たようなスカートを見てつくったのですが布地がバイヤス向いていなかったのと、やはり腕でしょうか、今年は再チャレンジしてみたいです。
手持ちのダブルフェイスの服に縫い代が見えないのが不思議で、本で調べてみたところ、「縫製、裁ち方・縫い方質問集(文化出版局)」という本に載っていました。
snow-yukiさんのおっしゃるとおり、一方は表地、もう一方は裏地として縫製する方法で、本当にペリペリとはがすようです。そんなに難しくない、と書いてあったのですが、どうでしょうね・・・。
「ハイネックリボンつきジャケット」、アネ―ジの新しいパターンですね、これも素敵に仕上がりそうなデザインですね。初夏の生地だから、間に合うように形にしたいですね!
投稿: zucchero | 2005.03.08 22:38
なんだか、とても難しそうな縫製方法ですね。
でも、うまくいったら生地の風合いを最大限に生かせそうですね。
ぜひ、完成したら拝見したいです。
zuccheroさんは、作品は基本的にブログにアップなさっているのでしょうか。
HPを拝見しましたが、ソーイング専門のコーナーが見つけられませんでした。
投稿: snow-yuki | 2005.03.08 23:35
URLがソーイングと関係ないサイトになっていました、なんと、たびたび申し訳ありません。
私、ソーイングのブログはもっていないのです。つくろうと思いつつ、縫うのがとても遅いので更新できるか・・・。手仕事のサイトに洋裁ページをアップしてありますので、お時間のあるときにでも、ぜひいらしてくださいね。
投稿: zucchero | 2005.03.09 01:09
zuccheroさん、さっそくHPを拝見しました!
ご自分でパターンが引けるのですね。
すごいです。
私はもっぱら縫うのが専門、今のところ自分でパターンを引こうとは思っていないのですよ…
ですから、MPLとアネージコットンの中から選んで縫っています。
自分でパターンが引けたら、もっと世界も広がるのでしょうけど。
アニオナの作品を拝見するのを楽しみにしています。
投稿: snow-yuki | 2005.03.09 11:35