anneesicotton*: 914Sマーメイドスカート その1
【パターン】アネージコットン、914Sマーメイドスカート、38号、3780円、縫製説明書なし 【作成】2005.5
【生地】ストレッチウールmica(2500円/m)、アネージコットン
5月28日追記あります
マーメイドスカートが私のワードローブに加わったのはこれが初めてです。実は2年半前に初めてアネージにスーツを買いに行ったとき、はじめテーラードジャケットとマーメイドスカートのセットを勧められたのですが、試着してあまりにもヒップラインがはっきり出るので、なんだか恥ずかしいし、落ち着かないのでパンツとのセットアップにしました。あれから2年、アネージコットンでマーメイドスカートのパターンが発売され、なぜか作ってみたい、履いてみたいと思いました。心境の変化でしょうか?
今回は慎重にシーチングで仮縫い、本番の生地でも脇を仮縫いしてから本縫いに入ったというのに…。これ、やっぱり小さいですよね?このパターンはノンストレッチ用のラインとストレッチ用のラインが2種類書き込まれています。シーチングではもちろんノンストレッチのラインで縫いました。補正なしで大丈夫そう。でも、ストレッチだと全体で2センチほど小さくなるので、念のためミシン縫いの前にしつけ糸でざっくりと仮縫い。履いてみてOKと思ったのですが…。よく考えてみると、ざっくり縫ったため生地があまり固定されておらず、しかもストレッチということで、自然と生地が動いていたのでしょう。ミシンで縫ってしっかり固定され、生地が動かなくなって、寸法が小さくなったのだと思います。仮縫いの意味なし。次から気を付けます。
写真を見たとき、このしわにかなりショックを受けたのですが、直接鏡で見ている分にはそれほど気になりません。写真だと陰影がはっきり出てしまうのでしょうか(しかも雨上がりに撮影したので、暗いです)。
ただ、このスカート、ウエスト部分は頼りない感じです。おへそから1-2センチ下にベルト上端が来ていて、まさに腰でスカートを支えている感じ。やはり、この部分はかなりぴったりでないだめそうです。そのあたりのさじ加減が難しいのでしょうね。
このスカートを作っている間、街でマーメイドスカートを履いている人に注目していたのですが、マーメイドスカートって難しいアイテムだなと思いました。本当は、これって華奢な人、少なくとも腰が細い人の方が向いているのかな。とすると私は…。それから、服としてきれいなラインのマーメイドもなかなかないな、と思いました。そんな中、このアネージのマーメイドスカートはきれいでかわいいと思います。
それからこの生地、マーメイドにぴったり!と思ったのですが、出来上がってみるとそうではなかったのかも。裾上げをするまではうっとりするようなラインだったのですが、裾をあげたら柔らかさが消えました。裾の縫い代3センチのところを1センチにしてみたのですが。裾にうっすらと折り線が入っているのは、最初に3センチで裾上げしたときの跡です。アイロンをかけても消えませんでした。クリーニングに出さないと完全には消えなさそうです。でもまあ、イメージ通りにはいかなかったとはいえ、このはねた感じもかわいいと思うことにします。
それから、今回はストレッチ素材を使いましたが、ストレッチは体のラインがはっきり出てしまいます。スタイルの良い人なら魅力倍増ですが、私の場合はノンストレッチ素材で、形を固定して難を隠した方が良いかも。次はノンストレッチでチャレンジしてみます。
上に着ているセーターは母のニット作品12です。15年ほど前に編んでもらったものです。今ですともっとタイトなラインの方がいいですが、このセーターは編んでもらったときから大のお気に入りで、今でもこうして着ています。
5月17日追記
初めてこのスカートを履いて出かけました。このスカート、とても足さばきがいいです!フレアーが入る位置が絶妙なのだと思います。それから、しわが入っているので小さいのかな?と思いましたが、履いている本人はきつくありません。快適です。
履いてみて、初めてマーメイドスカートの利点が分かりました。これ、しわになりにくいです。腿のあたりまでぴったりなので、座ったり立ったりしてもしわができません。フレアー部分はその下なので影響なし。今日はMPLのブラウスと合わせましたが、いい感じです。
マーメイドスカートって、履いていてなんだか気分いいですね。気に入りました。
制作過程はこちら。