サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団
今回の滞在中、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団を2回聴きに行きました。久しぶりに生演奏を聴きましたが、とても楽しかった!プログラムは次の通りです。
9月16日(指揮テミルカーノフ)(写真はこちらの演奏会)
ウェーバー 歌劇「オイリアンテ」序曲
ドヴォルザーク ヴァイオリン協奏曲
シベリウス 交響曲第2番
9月24日(指揮マキシム・ショスタコーヴィッチ)
ショスタコーヴィチ 祝典序曲
ショスタコーヴィチ ヴァイオリン協奏曲第1番
ショスタコーヴィチ 交響曲第10番
どちらも今回知り合った楽団員が招待してくださいました。ということで無料。その代わり席はないので、空いている席に座るか、もし席がなければ壁際のベンチに座るしかありません。3ベル以降はホールに客は入れないので、その時点で空いていれば空席。ですが、9月16日はシーズン初日とあって文字通り満席。でも、壁際のベンチに座ると舞台が全く見えないので最初は立って聴き始めました。ところが、ヴァイオリン協奏曲の途中で立っていられなくなりました。ヴァイオリンの高音を聴いているとなんとなくふらっとする気がしたのです。なんだか聴いていて辛かった。それで途中から座りました。休憩後のシベリウスの交響曲はずっと立って聴いていられました!それが全然苦痛でなくて、本当に音楽そのものを楽しめました。その話を後日、招待してくださった楽団員にしたら「ようするに、我々がそういう演奏をしたということだ。もっとも、あのソリストは若いけどとても才能があるんだけどね。ただ、あの協奏曲は、演奏している方も辛いんだよ。どうしてこんな曲が存在するのかと思う」とのことでした。
9月24日は全曲ショスタコーヴィッチ、しかも指揮はその息子、という完璧なショスタコーヴィッチ・プログラムでした。ショスタコーヴィッチはけっこう好きな方です。ですが、全曲ショスタコーヴィッチは辛いです。集中力が続きません。1曲だけで良かったのにな。この日はかなり空席があって、休憩後は1階中央席で聴けました。
さて、これまではコンサートに行っても演奏そのものにしか興味がありませんでしたが、しょっちゅう海外公演しているオーケストラの楽団員と初めて話をして、本当に大変な仕事だなあと思いました。私が滞在していた1ヶ月の間にまずはブラジル演奏旅行から帰ってきて、9月24日のコンサート後は、またアメリカへ演奏旅行に出かけました。年中こんな調子みたいです。これでは時差ぼけが治ったと思ったらまたすぐ出発です。そんな中で、外国に到着したらすぐに演奏しなければいけないわけで(日本みたいに遠い国の場合は1日猶予をくれるそうです)、その緊張感は大変なものだと思います。
このサンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団ですが、来秋日本に来るそうです。(詳細はこちら)
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