mpl:B0100シャツ その2
【パターン】Mパターン研究所、B0100シャツ、7号、4095円 【制作期間】2004.5.2-5.15
裁断
Mパターン研究所のB0100シャツを作り始めました。このシャツを作るのは2年ぶりです。衿はBワイド、袖は7分袖カフス付きにしました。今回は脇と袖、縫い代1.5センチで縫って、サイズダウンする予定ですが、カフスを修正するのを忘れました。仕方ないので、縫いながら直します。
衿完成
衿を縫いました。MPLの説明書でいうと、2ページ目まで。
私は、衿を縫うときはMPLの説明書ではなく「工夫された衿・衿ぐりの縫い方」を見ます。このB0100だったら、6-9ページ「衿作りの基本」と14-18ページの「台衿つきシャツカラー」。厚紙で作成した台衿の型紙と、アイロンプレス用の衿の型紙は必需品です(写真上)。「工夫された衿」の方がずっと工程数は多いのですが、確実にきれいにできます。MPLの説明書から採用するのは「衿の角は細かい針目で」というところだけ。これは重要ですが、「工夫された」には書かれていません。
衿のコバステッチと裏台衿のステッチで右爪付き押さえ金1ミリを使いました。今回は上手に使えました。これがあると、安定してきれいなコバステッチがかけられます!これ、本当に優れものです。
肩はぎ完了
前身頃と後ろ身頃をはぎ終わりました。説明書の5ページ目まで。4ページの7番、後ろ身頃とヨークを縫い合わせるとき、私は最初の1枚目は縫い代7ミリにしています。説明書だと、「1枚目の縫い目の上をなぞってミシンをかけると、ずれなくてきれい」となっていますが、私はこの「なぞる」ということが苦手なので。2枚目で本来の縫い代1センチで縫う方が、最初の縫い目が出てしまう心配がなく、確実です。
でも、8番のヨークと前身頃のはぎで、このことを忘れていました。両方とも最初から縫いしろ1センチでやってしまい、一部縫い目が見えてしまっています…。目立たない色の糸だからまあいいけど。
縫っていて気が付きましたが、この生地、しわになりやすい気がします。安いから仕方ないのかな。
トルソーに着せてみました。なんだか、仕立屋さんになったみたい。気分良いです。
衿・袖付け完了
衿付けと袖付けをしました。
衿は、「工夫された衿・衿ぐりの縫い方」18ページを見て付けました。MPLの説明書だと6-7ページですが、それとはかなり付け方が違います。私は、MPLのやり方だとどうしても台衿の先がうまくいきませんでしたが(一番目立つところなのに)、「工夫された」のやり方にしてからはきれいに付けられるようになりました。台衿のコバステッチで、右爪付き押さえ金1ミリを使いました。いままでは、右側の押さえが宙に浮く感じで不安定でしたが、この爪付き押さえ金を使うと、簡単にきれいなステッチがかけられました。とにかく、爪に布端を合わせればいいだけなので、気楽に、ストレスなく縫えるのが嬉しいです。
それから、飛んでMPLの説明書の16ページ、袖付けをやりました。説明書では、袖口あたりを縫って、カフスを付けてから袖付けですが、私は袖付け、脇縫いをしてからカフスを付けています。そうすると、脇から袖下にかけて一気にロックミシンをかけられるので。
脇縫い
袖付け縫い代のロックミシンがけ、袖下から脇縫いとその縫い代始末をやりました。
脇縫いでは縫い代を1.5センチにして、全体を1.2センチ詰めました。試着してみましたが、それで問題ないようです。本当は、もう1号小さいサイズを買うべきでした。
試着して気になるのは、袖の付け根の後側。腕をおろすと、かなり余って山のように盛り上がっています。腕を伸ばすと平らになりますが。多分、これのおかげでMPLのシャツは腕を動かし安いのだと思いますが、こんなに余っていて良いのかな、とも思います。1号小さかったらこんなには余らないのかな。
私は、職業用ミシンとロックミシンを同時における環境ではないので、ロックミシン→職業用→ロックミシンといちいち出し入れし、さらに職業用を出す気力はなかったので、今日はここでやめました。
カフス、表だけ接着芯を貼れば良かったのに、裏も貼ってしまっていました(4枚とも貼ってしまった)。それで、裏カフスを裁断し直しました。
カフスを付けました
カフス付けと裾の始末をしました。説明書の16ページまで。
2年ぶりだと、やり方を忘れてしまっています。15ページの袖と裏カフスのはぎ、説明書のイラストではどうやるのか分からず手間取りました。要するに、表カフスを上に引き出せばいいのですね。イラストのような感じだと、縫えないと思うのですが…。
表カフスを袖に縫いつけるコバステッチで右爪付き押さえ金1ミリを使おうとしたのですが、ここは右爪ではだめなことが分かりました。左爪でないと縫えません。左右両方のタイプが売られているわけが分かりました。仕方ないので、いつも通り押さえ金を目安に縫いました。
あとはボタンだけです。
ボタン付け完了
最初はボタンホールを開けてボタンを付けるつもりでしたが、パール釦にしてみました。ボタンホールを開けない分、早く簡単にできると思ったのですが…。
ボタンホールの場合と違って、スナップ釦だと直しが効かない一発勝負なので、釦位置を決めるのに時間がかかりました。おまけに、スナップボタンを付けるのは1年ぶり、やり方をすっかり忘れ、バネはどちら側をどっち向きにセットすればいいのか分からず(説明書の写真ではよく見えない)、何度か失敗。パール釦、3個くらい無駄にしました…。
そして、せっかく時間をかけて位置を決めても、そこになかなか命中しません。私はマルチプライヤーを使っていますが、ちゃんと穴からのぞいて印のところにくるようにしているのに、なかなか命中しない…。何かコツがあるのでしょうか?
やっている途中で、後悔してきました。この作業、私には向きません。
そして極めつけが、一番目立つ台衿。yotsubaさん に教えていただいた通り、ボディに着せて慎重に位置を決めたのにこんなにずれました。私は裾から釦位置を決めていきましたが、本当は上から決めていった方が良かったのか、それとも台衿、第1釦、一番下の釦の位置を決めてから、真ん中のボタンを付けていく方が良いのか…よく分かりません。
でも、MPLの参考作品もずれているみたいだから、これは仕方ないのでしょうか。
まあ、人はこんな細かいところまでは見ないだろう、と思っておきます。今後はスナップ釦はタイトフレアーパンツくらいにしておいて、目立つシャツではおとなしくボタンホールを開けることにします。
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