接着芯購入-失敗編-
私は接着芯はいつも実店舗で買っています。だいたい自分で選んではみますが、最終的にはお店の人に生地を見せ、作りたいアイテムを伝えて確認しています。
ですが、今回初めて通販で接着芯を買ってみました。今月はお店に行く時間がとれませんが、ゴールデンウィークのために材料だけは揃えておきたかったので。
利用したのはtakatomiです。送料はかかりますが、それでも交通費よりは安いです。
購入したのはダンレーヌの加工糸芯(薄手)(R111)、ダンレーヌのハードな芯地(昔のワイシャツ風)(SX3)、ダンレーヌのハードな芯地(インサイドベルト原反)(2053N)。R111はよく使うので、馴染みがある芯。ジャケット用にと買いました。あとの二つは「わかりやすい裏布と接着芯のつかい方改訂版」を参考に買いました。アネージコットンのAラインスカートとマーメイドスカートのベルト芯が欲しかったのですが、「硬い芯」となっていたので、これで良いかなと思って。ですが…届いてビックリ!2053N、硬くて厚すぎます!ほとんど「板」です!私にはバッグ用の芯にしか見えません。そこで、takatomiに質問メールを出してみたところ、今現在もアパレルメーカーではウエストをしっかりとさせたい場合(ウエストのベルトがカーブするような場合)、またトラディショナルなスーツのスカートでは2053Nが利用されており、その他に付属の共布ベルトの時も利用されている、ただし現在はローライズ全盛のためローライズの際は硬すぎて食い込みがきつくその類の商品には利用されたいないのも事実、現在の主流の使用箇所はバッグの裏打ちアクセサリーの裏打ちなどのよう、とのことでした。それから、SX3は糊の量が少なく若干厚めの紡毛の生地などでは接着しないことがあるので気をつけたほうがいいそうです。ベルトの接着芯としては、個人的にはダンレーヌR111、少し硬くしたいならR222が便利とのことでした。ただ、デザイン・表地を教えてくれれば、もう少し詳しく案内できるということで、デザインと表地(Aラインはコットンとレーヨンが半々のツィード、マーメイドはストレッチウール)を伝えたところ、お勧めはR111とのことでした。
私は、R111はジャケットに使うことしか考えていなかったので、ベルトにもOKというのは驚きでした。R111、かなりの万能選手かも。
さて、2053Nですが、こちらは返品することにしました。バッグを作るなら持っていても良いと思いますが、バッグ用の芯はストックがあるし、そもそも私はバッグはほとんど作らないので、持っていても仕方ありません。カット済みなので返品は無理かと思ったのですが、問題ないそうです。
今回、初めてtakatomiにメールでいろいろ質問をしましたが、とても丁寧に答えて頂きました。もしまた買ったことがない芯地を通販で購入することがあったら、今度は事前に相談しようと思います。
(こちらは2005年4月18日に「ソーイング日誌」に掲載した記事です)
*スカートのベルトについて新たに記事をアップしました。こちらも合わせてご覧下さい。
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