anneesicotton*:9013ストレートスカート
【パターン】アネージコットン、9013ストレートスカート、40号、2940円(セール時に半額で購入)、縫製説明書なし 【制作期間】2004.6.18-6.30
「SNOWのソーイング日誌」に2004年6月に掲載した記事の転載です。
裁断
アネージコットンの9013ストレートスカートを作り始めました。シャツジャケットと同じ生地です。夏のスーツにする予定。
パーツは少ないのですが、裁断にけっこう時間がかかりました。私が、スリットのために、左右どちらを切り落とせばいいのかすぐに飲み込めなかったせいです。
このパターンのスカートは製品として持っています。アネージの既製服を見ると、このパターンを使ったスカートがとても多いので、「多分、持っていて損はない」と、昨年1月の半額セール終了時に、駆け込みで買いました。作るのは今回が初めてです。
表地へのファスナー付け
表地のダーツ、ファスナー付けをやりました。
コンシールファスナーを付けたのはこれで2回目。職業用ミシンでは初めて。…やっぱり、どうもうまくいきません。「工夫されたあきの縫い方」の「コンシールファスナーあき(裏付き仕立て)」を見てやりましたが、前回同様、あき止まりのあたりが外側にとんがってしまいます。つれているよう。少なくとも、ただミシンで脇を縫ったときのようにはすっきりしません。あき止まりあたりを縫うとき、何かがうまくいっていないのでしょうが、何でしょう?うーん、本に書いてある注意点は守っているつもりなのですが。ただ、83ページ14の、「スライダーを下までおろす」というのが、うまくいかないのはたしかです。13で仮止めをしたせいか、あまり下までさがらず、縫うときスライダーがじゃまです。それから、84ページ15で、「あき止まりの4~5センチ手前からは、ファスナーの下を引っ張りながらミシンをかける」となっていますが、このとき引っ張りすぎているのでしょうか。
コンシールファスナー押さえは、あの、安いプラスチックを使っています。
これで、裏地をつけたらもっとひどくならないか心配です。
裏地へのファスナー付けと脇縫い
裏地のダーツ、ファスナー付け、表地・裏地の脇縫いをやりました。
ファスナー付けは、引き続き「工夫されたあきの縫い方」を参照。今回は、ファスナーを付けるラインを表地の縫い代に印し、それに合わせてまち針で止めたので、とってもきれいに仕上がりました!ただ、時間がかかりました…。説明を読んでも「?」となり、理解するのにしばらくかかったからです。コンシールファスナー付け、完全に忘れています。
この本では、ファスナー付けの前に脇縫いをするとなっていますが、私はファスナーを付けてから脇縫いをしました。MPL方式です。その方が、絶対やりやすいと思います。
ミシン縫い完了
写真は、裏地の裾縫い、スリットの表地・裏地のはぎ、額縁縫いが終わったところです。それから、パイピングがしやすいように、ウエストの表地・裏地を先にミシンで縫いつけています。このあと出かける用事があったので、ここで一時中断、撮影しました。時間がなかったので、アイロンをかけておらず、スカートしわくちゃです。
帰ってきて、ウエストのパイピング始末をしました。これで、ミシン縫いの作業は完了。あとは手縫い部分だけです。
スリット、パターンはミシンで表地・裏地を一気に縫いつけるようになっています。「工夫されたあきの縫い方」のベンツの縫い方を参考にやってみましたが、やっぱりベンツとスリットは違います。切り込み、どう入れればいいのか分からず、「こうか?」と思いきってハサミを入れたら失敗。切り方間違えたようです。変なところに切れ目が入ってしまい、あとで手縫いで補強しないといけません。なんとか縫いつけましたが、結局今でも切り込みの入れ方が分かりません。次は、縫い代のラインを裏地にしっかり書こうと思っています。そしたら、もしかして分かるかも。
この生地、アイロンがけが難しい気がします。ジャケットのようなカチッとしたものなら良いのですが、丸みのあるスカートだとどうも…。とくに、ダーツの所、変にくぼんでしまいます。本当は「まんじゅう」でやるべきなのでしょうが、私は持っていません。完成してアイロンをかけてもうまくいかなかったら、いったんクリーニングに出そうかと思っています。プロならうまいことアイロンをかけてくれるかも…。
完成
裾のまつり縫い、ホック付けをしました。スカートの裾の手まつりはとても苦手なのですが、今回は「これで大丈夫?」というくらいゆるゆるに縫いつけたら、一回でOKでした。
それにしても…憂鬱な仕上がりです。まったく伸びのない、しっかりした綿素材のせいか、あらがとても目立っています。
中でも気になるのがコンシールファスナーの下部分がふくれていること。全然すっきりしていません。次回は、本には「伸ばす」と書いてあっても、伸ばさないでやってみようと思います。多分、伸ばしすぎたのだと思います。
それから、コンシールファスナー押さえを買うことにしました。一番無難に「日邦ミシン 爪付コンシール押え NP-163G」の予定。来週、新宿ミシンでセールがあるのでそれに合わせて買います。
去年作ったシャツジャケットと合わせるとこんな感じです。上に何か着れば、少しはスカートの失敗が目立たない気が。でも、やっぱりアイロンがうまくいかないので、クリーニングに出してみました。これで、いろいろなところが改善されることを願います。
<追記>2006年9月17日
この記事を書いていた当時はあえて記載しませんでしたが、実はベルトのパターンが実際よりも数センチ短いというハプニングがありました。もちろんすでにベルトは裁断済み、いざ縫いつけよう思ったら、どう考えても短すぎるということで気がつきました。いせ・伸ばしの範囲を遙かに超えています。ショップに問い合わせたらパターンミスということで、ベルトの正しいパターン が送られてきました。このスカートはベルトはバイヤス断ちなので、新たに裁断し直すのは正直辛かったです。このときは幸いもう1本ベルトを裁断できるだけの生地が残っていましたが、場合によってはベルトだけ別布という自体になってもおかしくありませんでした。
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