anneesicotton*: 914Sマーメイドスカート その1
【パターン】アネージコットン、914Sマーメイドスカート、38号、3780円、縫製説明書なし 【作成】2005.4.25-5.28
2005年4-5月に「SNOWのソーイング日誌」に掲載した記事です。「ソーイング日誌」は閉鎖したため、こちらに転載しました。
仮縫い
アネージコットンの914sマーメイドスカートです。仮縫いをしてみました。前スカート3パーツ、後ろスカート3パーツですが、これはしつけで縫い合わせ、脇・裾・ベルトはピンで留めました。先日のAラインスカートと同じく38号ですが、こちらはデフォルト通りで良さそうです。私が見た限りでは、修正の必要はなさそう。
それにしてもこのスカート、シーチングでの仮縫いでは全然ラインが分かりません。なんだか全てが角張っていて。でも、プロの方はこの状態でパターンの善し悪しを判断するのですよね?すごいです。私が今回見たのは、ウエストとヒップが合っているかどうかだけです。
ところで、以前買った布書きボールペン、これは使えないと買ったことを後悔したのですが、意外にも仮縫いで役立っています。今回のスカートの脇のように、対称となるパーツが二つ必要な場合、片方は縫い線をこのボールペンで書くと、ひっくり返しても線が透けて見えるので、組み立てるときにラインが分かります。鉛筆だとひっくり返すとアウトです。
2005年04月27日
パターン訂正箇所
マーメイドスカートの仮縫いをしていたら、「あれ?」と思った箇所が三つありました。
1.前スカートの方が前脇スカートより長い。
2.後ろスカートの方が後ろ脇スカートより長い。
3.ベルトの方がスカートの上端より長い。
念のため、これはいせるのか伸ばしなのかアネージコットンに問い合わせてみました。そうしましたら、次のようなお返事を頂きました。
1.前スカートは寸法は合っていますが後スカートが5mmほど長くなっていました。寸法間違いですので裾で5mmカットしてください。
2.ベルト布についても同じでベルトが長くなっています。スカートのウエストと同寸ですのでカットしてお使いいただけますでしょうか。
前スカートは私の勘違いかもしれません。いずれ、アネージコットンのHPでアナウンスがあるかもしれませんが、これからマーメイドスカートを作ろうという方もいらっしゃるのではないかと思い(明後日からゴールデンウイークですし!)、記事にすることにしました。なお、私がこちらのパターンを購入したのは2005年2月26日です。
シーチングは全く伸びないので、短い・長いがはっきりでますね。パターンの構造がよく分かるので、本番での注意点がいろいろ見えてきます。
4月28日追記:この件についてアネージコットンのHPにアナウンスが掲載されました。また、パターン購入者には別途お知らせのメールが届きました。
裁断
1年前にアネージコットンで購入したストレッチウールmicaです。かなり伸びます。パンツにしようと思って購入したのですが、今年アネージコットンでマーメイドスカートのパターンが発売されると、「この生地、マーメイドにぴったりなのでは?」と思い始め、そうなるとマーメイドスカート以外考えられなくなり、パターンを購入してみました。ストレッチ生地を裁断したのは久しぶり(2年ぶりかも)ですが、ストレッチは裁断しにくいですね~。
ワイドパンツに続き、マーメイドスカートも生まれてから一度も着たことがないアイテム。私に似合うかどうか心配です。洋裁をするようになって、かえっていろいろなタイプの服にチャレンジするようになりました。
本番生地で仮縫い
前回シーチングで仮縫いしたときは伸びない布用の縫い線で作りました。ストレッチ生地用の縫い線だと、全体で2センチほど小さくなるので、念のためざっくりとしつけ糸で縫い、試着してみました。どうやら、デフォルト通りで大丈夫のようです。着てみたら、思った以上に伸びる生地だということが分かりました。逆に言えば、このくらい伸びないとストレッチ用の縫い線で縫うのは厳しいかも。腰回りは本当にぴったりです。張り付く感じ。マーメイドって、腰回りがこんなにぴったりなのですね(これでいいのですよね…?)。
縫い代を割っていないせいか、アネージ製品のものとは印象が違うけれど、ちゃんとミシンで縫って、縫い代を割って、裾をあげればあんな感じになるのかな。
裏地はぎ
裏地をはぎ合わせました。ファスナーを付けやすいように右脇ははぎ合わせていません。左脇はファスナー止まりまで。
先日購入した「ハーフテフロン押さえ金」をさっそく使ってみました。これはビックリです。見事に縫いずれしません!途中の合い印も、裾もぴったり。表地を縫うのが楽しみです。
このあと、表地各パーツの脇・裾にロック、裏地の脇にロックをかけました。表裏それぞれ6パーツということで、なんだかたくさんロックをかけました。表地はフレアーに切り替わる部分が、極端にいえば「>」になっているので、正確にロックをかけるには何かコツが必要なのだと思うのですが、私はただ何となくかけてしまいました。まあ、大丈夫みたいです。
表地はぎ
後ろ脇ダーツを縫って、前スカートと前脇、後ろスカートと後ろ脇をそれぞれはぎ合わせました。
ダーツはいつもはMPLの説明書通り先から縫うのですが、今回はアイテム別部分縫い集(vol.1(スカート&パンツ編)を見てウエストから縫いました。それが良かったのか、テフロン押さえが良かったのか、生地が良かったのか、表裏ともライン通りに縫えました!
脇の縫い合わせですが、さすがにテフロン押さえを使っても手で意識的に調整しないと無理でした。最初、合い印だけにピン留め、あまり手で調整しないで縫ったのですが、ずれたのでほどいてやり直し。ピンを増やし、上の布は押し、下の布は引く感じ、そしてなぜかウエスト側から縫ったら上手くいきました。やり直しのときは裾から縫っていました。
写真はまだ縫い代を割っていない状態です。この生地、布としてみたときは取り立ててはっとするものではないのですが、ものすごく仕立て映えする予感がします。
ファスナー付け
ファスナー付けをしました。今の私にとって一番難しいのはファスナーの長さを決めること。MPLのバイヤススカートを作ったときに初めて、ファスナーは生地よりも若干長くしなければいけないことを知りました。私のパターンは6号ですが、それですとファスナーの長さは表地よりも5ミリ長く指定されています。この場合、バイヤスなので生地の伸び率が比較的大きいため5ミリなのだと思います。
今回のスカートはバイヤスではありませんが、ストレッチ生地なので同じく5ミリ長くすることにしました。ファスナー付けはバイヤススカートに付いていたMPLの説明書を参照しましたが、この説明書だと、ファスナーのどこからどこまでをこの長さにするのかはっきりとは分かりません。スライダーを起点にしていますが、それがスライダーのどこに当たるのか、今ひとつ分かりません。
そこで、工夫されたあきの縫い方81ページを参照しました。こちらは、務歯の終わりから5ミリ上をベルト付け位置としています。ということは、務歯の終わりから下に生地と同じだけの長さをとれば、自然と5ミリ増やしたことになります。どうやら、今回はこれで上手くいった模様。今までの中で一番ファスナー付けに成功した気がします。ただ、実際に履いてみないことには分かりませんが。
ファスナー付けですが、表地に付けるのを1回やり直しました。やり直すほどではないかなとも思ったのですが一応。裏地付けはもうかなり慣れました。裏地にファスナーの付け位置をちょんちょんとチャコペンで印を付けておき、それにファスナー端を合わせて縫えば失敗なしです。
脇縫い
反対側の脇を縫って、表地と裏地が離れないように(ベルト付けが楽なように)ウエスト部分を縫いました。あとはベルト付け、裾あげ、ホック付けです。
やっとトルソーに着せられるようになりました。この生地、案外しわになりやすいみたいです。ちょっとたたんでおくと簡単にしわになってしまいます。アイロンをかければ割と楽にしわは取れるのですが。
さっそく着てみました。うーん、サイズはこれでいいのかなあ。大きいことは絶対ないのですが、もしかして小さい?それとも、こんなもの?ストレッチはけっこう見極めが難しい気がします。ベルトとホックを付ければはっきりするとは思いますが。今はウエスト部分が変に下がってきてしまって、腰回りがぴったりすぎる感じです。
完成
ベルト付け、裾あげ、ホック付けをしました。完成です。
ベルトは裏側にくる端をロック始末しました。パターンを見るとここは4つ折りでくるむのかなとも思いましたが、そうすると落としミシンで裏をはずしてしまう可能性が高いので、安全策をとりました。MPLのタイトスカートやセミフレアースカートのベルト付けと同じです。
表地の裾ですが、最初パターンの指示通り縫い代3センチであげたら大変なことに!先がものすごく尖ってしまい,これでは上から見たらヒトデ?ほどいて(まつり縫い大変だったのに…)縫い代1センチでやりなおしました。かなりましになったと思います。ただ、最初に3センチであげたときの折り線が残ってしまいました。アイロンをかけても完全には取れません。これ、クリーニングに出さないと無理そうです。
ところで、裾を3センチであげると距離の差が大きいので、裏にまつり付ける裾にかなりギャザーがよります。そのためか、ゆるめに縫い付けたつもりなのに、表から見ると引っ張られているというか、つれているというか、とても不自然になりました。かなり薄くて柔らかい生地でなければ、3センチであげるのは難しいのではないかと思いました。1センチですと、距離の差があまりないので縫い付けるのが楽です。
履いてみるとかなりのローウエスト。ベルト上端がおへそから1-2センチ下にきますが、これでいいのかな?
マーメイドスカートにぴったり!と思ったこの生地ですが、出来上がってみるとちょっと張りがありすぎる気がします。裾の部分、もう少し柔らかいラインが出ることを期待していたのですが。素材から出来上がりを想像するのは難しいです。
ファスナー付けは今までで一番上手くいきました。写真ですとしわが寄っていますが、私が履くと大丈夫です。要するに、トルソーよりも腰が張っているということですね。
裾あげやり直し
パターンでは裾の縫い代3センチのところ、「これでは上手くいかない」と1センチに変更しましたが、アネージコットンBBSで頂いたアドバイスによりますと、この生地なら3cmのヘム(裾の縫い代)は上げられる、少なすぎるヘムだと重みがないため、めくれたりするし、ヘムの長さは重みで布を下へ落とす役割もある、とのことだったので、縫い代3センチであげ直しました。また、裾のラインがとんがるのはアイロンをもっとしっかりするといいということなので、思いっきりプレスしてみました。結果は写真の通り。まあ、こんなものなのかな?まつり縫いは意識的にゆるめにやったのですが、いかにも「まつりました」となっています。まつったあとも再度アイロンをかけたのですが。この生地だと仕方ないのかな?着ているうちに馴染んでくることを願います。
<追記>2006年9月23日
こちらの記事では、アネージコットンが正式に発表する前にパターンミスについて書きました。せっかく縫った服がパターンミスのために着られないというのは大変悲しいことです。ショップが黙っている間にもそういう思いをする方が確実に出てしまっているのではないか、そしてミスがあることが分かっているのに、またそれを知らせる手段(ブログ)を自分が持っているのに黙っているのは良くないのではないかという気持ちから、思い切って記事にしました。
そして、私がそういう気持ちになった理由は三つあります。
1.この1年ほど前に私の問い合わせでストレートスカートのパターンミスが発覚した(こちらの記事の追記を参照してください)けれど、私が知る限りパターン購入者への通知、HPでの発表がなかった。
2.ショップからのメールには、「近々購入者に通知する」「HP上で公表する」といったことが一切書かれていなかった。
3.パターンミスが判明してすでに1週間になろうとしていた。
この3つのうち、どれか一つでもなかったら、私が自分で書くことはなかったと思います。
もし、私の記事を読んでスカートを縫う手を止め、ショップからの正式発表を待ち、「着られない服」を作ってしまうことを避けられた方が一人でもいらっしゃったなら、とても嬉しいです。
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