【パターン】VOGUE、V8127スカート(B)、12号、$11.37 【作成】2006.12 【生地】おまかせスカートパックの生地、アネージコットン
初めての海外パターンです(パターン購入経緯はこちらとこちら)。このパターンは3種類のスカートが作れますが、今回はBにしてみました。
一応シーチングで仮縫いしましたが、スカート部分が「バレエ衣装?」というくらいとんでもなく広がり、シルエットは確認できませんでした。とりあえず、ヨーク部分があっていること、脇線がまっすぐ下に落ちていることだけチェックし、「シーチングだからこんなに広がっているけど、薄くて柔らかい生地を使えばこんなに広がらないはず」という希望的観測の元に本番生地に取りかかりました。使ったのは「おまかせスカートパック」に入っていた薄い千鳥格子の生地。透けるほどの薄さです。
このパターンはMISSES'(1.65m~1.68m)とMISSES' PETITE(1.57m~1.63m)兼用で、MISSES' PETITE の場合は(私です)腰の位置あたりでたたんで長さを調整するようになっています。想定ヌードサイズを見ますと、私はサイズ12を1センチ詰めればぴったりですが、脇線の傾斜が急なため、たたむと線のずれが大きくなるので、たたみ線より上はサイズ12のラインから内側3ミリに、たたみ線から下は10号のラインを使いました。これでぴったりつながります。
裏地はCのものを使いました。これはちょっと失敗。これはダーツが全くないパターンで、余裕がないためかファスナーが内側に入りがち。次回はちゃんとダーツまたはタックを入れたパターンを作り直すつもりです。それから、久しぶりにファスナーつけを失敗しました。ファスナー止まりがすっきりしていません。年末に焦って作ったからでしょうか。幸い、プリーツでごまかされますが。
作り方は、付属の説明書の他にMPLの説明書や佐藤喜美枝本を参考にしました。このスカートに特有の部分はVOGUEの説明書が参考になりますが、他の部分は和書の方が分かりやすいです。そもそも基本的な部分はあまり詳しく書かれていませんので。ヨークとスカートの接ぎ部分ですが、はじめ裏は縫い代をスカート側に倒し、表からヨーク部分にコバステッチをかけて押さえたのですが、履いてみたら縫い代が光の加減によっては透けることが分かり、裏の縫い代もヨーク部分に倒して、ヨークを裏表コバステッチで押さえることに。その結果、ちょっとスカート部分が波打ってしまいました。裏の縫い代をスカート側に倒していたときはすっきりしていたので、透けないならこの方が絶対良いです。
さて、出来上がった感想ですが、最初履いたときは「これはあり?」と大変とまどいました。こんなに横に広がっているスカートを履くのは初めてです。フロントにプリーツがなく、サイドだけにプリーツがあるので私は「これならすっきり大人のスカートが出来そう」と期待していたのですが、驚くほど横にボリュームが出ました。サイドにこれだけプリーツが入るのですから、当然といえば当然ですが。でも、今は目が慣れてきたこともあってか、「これはこういう形のスカート」と受け入れることができるようになりました。写真撮影のときにオットに確認しましたが、仕事に着ていっても大丈夫とのこと。「太って見える」と言われましたが。でも、まあ「かわいいスカート」だそうです。着やせ効果ゼロですが、たまにはこんなボリュームスカートを履くのも悪くはないかも。横は意外にすっきりしている気がします。
それから、少し重みのある生地で作るとボリュームダウンすると思います。今回の生地はとにかく軽いです。その割には少し張りがあるのか、反発力があるのか、下におとなしく落ちません。
次はAタイプを作ろうかなと思っています。