mpl:J0440フラットカラーコート その1
【パターン】Mパターン研究所、J0440フラットカラーコート、5号、廃盤 【作成】2008.2
【生地】カシミアウールコート地 AGNONA(ウール80%、カシミヤ20%)、インポート布地・fan-annex
綺麗な水色のコートが欲しかったので、思い切って買ったAGNONAのカシミアウール。なんとか今シーズン中に仕立てることが出来ました。「コート地」となっていましたが、実際はとても薄いので真冬に着るには寒すぎます。秋から初冬、今から春先あたりまでといった感じで、季節としてはちょうど良いタイミングで完成しました。
パターンはMPLの廃盤復活で購入したフラットカラーコート。出来上がってみると、生地とパターンの相性が良かったどうかは微妙なところ。このパターンはもっとふんわりシルエットかと思っていたのですが、実際はストレートラインでした。薄手なので、本当はもっと丈が長いコートの方が生地を生かせたかもしれません。でも、シーズンを考えるとこれで丁度良いかも。
襟がつくまでは「割烹着?」と不安でした。説明書には「ノーカラーもOK」となっていますが、私の場合は襟がついていた方が絶対良いようです。それから、タブを作ればスタンドカラーにも出来るのですが、試しに衿をその形にしてみたら、「むち打ち症?」になってしまったので、タブは作っていません。私は襟元が詰まっているのが似合わない人なのでこうなるのだと思います。
ラグラン袖ですが、説明にあるように肩が張って見えません。私は肩幅が広いので、ラグランだとそれが強調されがちですが、このパターンはそんなことはありませんでした。しかも、着心地が良いです。ただ、袖にずいぶんしわが入ります。他の方のブログでもそういう感想を見かけますので、多分そういうパターンなのだと思います。手持ちのラグランコート(バーバリー)は袖にそれほどしわは入りません。MPLは一枚袖ですが、バーバリーのコートは二枚袖です。ただ、バーバリーのコートはかなり肩が張って見えます。もっとも、10年前に買ったものなので、一概に比較はできませんが。
写真では中に薄手のセーターを着ています。このコートは、普段セーターを着る人に一番適していると思います。襟元、袖口のかわいさが生きます。ただ、私は普段スーツなので、スーツの後衿、袖口が見えてしまいます。見せるおしゃれと思えばいいのでしょうけれど、私はなんとなく居心地が悪い感じがします。慣れないからかもしれませんが。私はフラットカラーが似合うタイプですが、コートは台襟付きの方が中に着るものを選ばなくて実用的だと分かりました。それから、袖丈がデフォルトでは手首ジャストですが、今度からはあと数センチ伸ばした方が良いかなと思いました。特に冬用コートでは。
このコートはゆとり多めの方がシルエットがきれいです。真冬、ジャケット着用の場合は、もう1号大きくてちょうど良い感じ。
こんなきれいな色のコートを着るのは生まれて初めてで嬉しいです。これからの陽気にちょうど良いので、どんどん着ようと思います。
(2008年11月30日、白いスカートとの組み合わせ写真追加しました)