志田ひとみ「クチュール・ニット13」より 白いカーディガン
【本】志田ひとみ 「クチュール・ニット(13) 清楚で美しいニット」 作品4(10ページ) 【作成】2009.2 【毛糸】 ダイヤモンド ダイヤエクシード(カシミヤ)生成(801)
母に志田ひとみさんのカーディガンを編んでもらいました。毛糸と本をこちらから送り、母が編み始めたのは1月に入ってから。私も同じ時期に毛糸を買い、同じ「クチュール・ニット13」の別のセーターを編み始めたのですが、私がようやくゲージを取り終えた頃、母はもう編み上げていました。
この本の中でも、とりわけ模様が複雑で、私には無理そうなものをお願いしました。さすがに、とても凝った華やかな編み模様です。今回は毛糸も奮発。定価で一玉1900円、ネットなら1500円ほど×11玉。母は「そんな高い毛糸!?」と驚いていましたが、母なら絶対途中で投げ出すことはありませんし、既製服を買うことを考えたらずっと安いので。さすがに良い毛糸だけあって、しっとりとしたさわり心地です。こんな感触は初めて。そして、とても軽いのにとても暖かい。値段だけのことはあります。母曰く、この毛糸はとても編みやすくて、当初は「完成は来シーズン」と言っていたのが、「あれ?もしかしてもう編み上がり?」となったそうです。そして、最初は「そんな高い毛糸、私は買ったことない」と言っていた母も、完成したら「今度はこの毛糸で自分のを編むから注文して」と頼んできたのには驚きました。よほど、良い毛糸のようです。
毛糸だけではなく、母は志田ひとみさんも気に入ったようです。これまで志田ひとみさんの事は知らなかったのですが、さっそく新作のクチュ-ル・ニット春夏を購入していました。表紙の作品を長袖にして、この毛糸で冬用のカーディガンとして(真ん中で切る)編むそうです。「たいがい本を買うと、編んでみたいのは一つか二つしかないけれど、志田ひとみさんの場合は一冊の中に編みたいものがいくつもある」と言っていました。もっとも、母が参考にするのは模様だけですが。
今回のカーディガン、袖と丈が全体的に少し大きかったかなと思います(母には、寸法通り編んでもらいました)。モデルさんの着用写真では、むしろ袖が短めなのに…でも、洗濯するうちに多少縮んでいくでしょうから、長く着るためにはこれでちょうど良いかもしれません。仕事にも着ていけるおしゃれなカーディガンが出来て嬉しいです。
それにしても、編み物は寸法通り編むのってとても難しいですね。そこが洋裁との一番大きな違いの気がします。今編んでいるもの、どうも大きく編んでいるようなので、急遽きつめにしているところです。まあ、第1作ということで、最初からそうそう上手くはいかないでしょう。
(あとから写真を見て、後ろをちゃんと伸ばして着ていなかったことに気がつきました。でも、光の加減で後ろ姿の方が柄がよく分かるので載せておきます。)
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