レギュラーカラーのメンズシャツ その1
【パターン】嶋崎隆一郎「男のシャツの本」、№1 レギュラーカラーのシャツ、Mサイズ 【制作】2009年夏 【生地】綿のシャツ地、インポート布地・fan-annex
ずっと夫からリクエストがあったシャツ、ようやく完成しました。今年の正月に型紙写し、仮縫い、そのあとなかなか時間がとれず、縫い終わったときにはすでに7月。もう暑いから秋までは着ないというので、9月に入ってからボタンホールを外注し、一昨日受け取ってきました。
自分のものを縫うときは途中何度も試着して確かめられますが、他人のものの場合はそうはいかず、仮縫いでサイズを調整したとはいえ最後まで不安でした。ですが、まるで特別にパターンをあつらえたかのようにぴったりで感激しました!
使用したパターンは「男のシャツの本」から「№1 レギュラーカラーのシャツ」。この本の基本型です。夫としては胸ポケットをつけるとか、肩章をつけるとか、いろいろとリクエストはあったのですが、最初は様子を見るためとごくごくシンプルなこの型にしました。夫は身長は178センチですが、細身なのでMサイズを選びました。ただ、仮縫いの試着で身頃に変なしわが出たので、少し出してみたらきれいに落ちたので、全体で身頃を8ミリ(半身で2ミリずつ)大きくしました。縫い代での調整ではなく、型紙を写す際に肩から裾にかけて縦に切って、2ミリ離すという感じにしましたので、肩幅も2ミリ大きくなっています。仮縫いの時に本当にぴったりにしたので少し心配でしたが、夫によると、着心地はとてもよく、動きにくいところはないそうで安心しました。
接着芯はダンレーヌSX3を使用しました。「昔のワイシャツ風」となっていますが、出来上がりは夫が持っている市販のワイシャツと同じ感じになりましたので、選択に間違いなかったと思います。カチッとビジネスライクに仕上がりました。表衿、裏台衿、表カフスに貼り、前立ては布が3重になっているので貼りませんでした。それで良かったようです。
生地は、お店に「メンズ用の白いシャツ地はありませんか」とメールで問い合わせ、いくつか良さそうなものの見本を送ってもらい、夫に選んでもらいました。ドイツ製のしっかりとしたシャツ地です。光沢があり、仕立てると生地の良さがいっそう映えました。ボタンはこだわりの白蝶貝。既製服で白蝶貝を使っているシャツはなかなかないだろうということで、貝ボタンの中でも高級品の白蝶貝にしました。
それにしても、メンズシャツは手間がかかりますね。とにかくステッチが多い!ロックミシンは一切使わず、本の指示通り全て折り伏せ縫いにしました。ガジェットもつけてあります。この本のシャツは、ホームソーイング向けに簡単にしました、というのではなく本格指向です。
この本は1600円ですが、19通りのシャツが作れます。メンズシャツにこれほどのバリエーションがあるとは知りませんでした。著者は実際にアパレルで働いている方で、パターンの質もとても高いと思います。これ1冊あったら、もうメンズシャツのパターンを買う必要はないのでは?
今年の作品は、何と今のところこれ1着。ソーイングを始めて以来、一番縫っていない年になりました。今年はこのあとも大きな仕事が控えていますので、ソーイングの時間をとるのは難しそう。その代わり、ちょっとの空き時間で気軽に出来る編み物をしています。でも、編み物の方が洋裁よりもずっと完成までに時間がかかりますね。今度の冬に着られるといいのですけど。
来年からは念願のミシン出しっぱなし生活が出来そうなので、そしたらたくさん縫おうと思っています。
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