台湾旅行 -九份-
そもそも今回の台湾行きは突然降ってわいたような話だったので、どこへ行くか、何を見るか、どうもなかなかイメージできませんでした。そこで台湾の方2人にお勧めの場所を聞いたところ、2人とも九份という答えだったので行くことに。「千と千尋の神隠し」のモデルになった街、そして「悲情城市」という映画の撮影場所(私はこの映画は知りません)ということ以外、特に見るものもなさそうな街。ですが、私を案内してくれた若い2人も「台湾人は九份へ行くのが好き」というので、「はて?」と思っていましたが、行ってみて理由が分かりました。ここは食の宝庫なのです!
龍山寺から九份へ直行しましたが、台北はあれほどの晴天だったのに、九份へ近づくにつれ天候がくずれ、現地では土砂降り状態。九份は山の上にある街なので、だいたい1年中雨の土地だそうです。
着いてみると、そこは狭い道に様々な店が軒を連ねる、長い長い商店街でした。平日だというのに大勢の旅行客や現地の人々押し寄せていて、活気に溢れていました。土日だと前へ進むのも大変だそうです。
ここは、とにかく食べるところ。ただ、何を食べるかは案内してくれた台湾の方に全てお任せしました。すでに彼女らは、食べさせるもの、食べる場所を決めていたようです。同じもの、料理でも「ここでなければ」というのがあるようです。
私は日本へのお菓子のお土産を食べたかったのでまずは道々2人が「これを食べてみて!」というお菓子を少しずつ試食。そして最初に入ったのがこのお店。
とにかく、このあたりの名物である魚のつくねを食べて欲しかったそうです。私はスープ+麺を注文しました。麺は最初ビーフンを頼んだのですが、売り切れとのことで「似ているから」とお店の人が勧めた「冬」の字で始まる麺に変更。名前は忘れました…。
スープ、つくねともに激うま!麺は少し太い春雨という感じでした。台湾は安くておいしいものが食べられるので羨ましいです。
次に「食べてみて!」と言われたのが豚の血と米で作られているという珍味。
メニューの右から2番目、商品の中央手前、四角い黒いものがそれ。これをサイコロ状に切って渡されました。味は、酒のつまみに最適といった感じ。なかなか美味です。血の生臭さは感じませんでした。味付き餅といったところです。
次に緑色の、お餅のようなものを売っているお店へ案内されました。写真を撮るのを忘れてしまいましたし、食べ物の名前も忘れてしまったのですが、餅の中にあんこが入っていたり(甘いバージョン)、大根、芋が入っていたり(塩味バージョン)と、5種類くらい売られていました。九份には何軒かこの食べ物を売っているお店がありますが、連れて行かれたのはその道の名人がいるという有名店。行列でした。他のお店は買っている人を見かけませんでしたので、このお店を見つけるのは簡単だと思います。餅は、日本のつきたてのお餅よりももっと軟らかいです。私は甘いバージョンの方が気に入り、3日は常温でOKとのことだったので日本へのお土産に2個買いました。台湾の方は、塩味バージョンの方が好きとのことで、友人へと大量に買っていました。「九份へ行くなら買ってきて!」と頼まれたそうです。
そのあとは、九份名物のデザート芋圓。「地球の歩き方」にも出ている頼阿婆芋圓へ連れて行かれました。
店先でこんな風に芋圓を作っています。ホットとアイスがありますが、私が頼んだのはホット。
湯気がすごくて、写真がこんなことに。味は、薄めたお汁粉という印象です。いろいろな味の芋圓が入っていて、食べていて楽しいです。ただ、お昼ご飯を食べたあとではあまりお腹に入りませんでした。というよりも、量がすごく多いのですよね。これ全部食べたら、お昼ご飯はいらないと思います。
次に向かったのは石段が続く、写真スポットとして有名なところ。
この石段で雰囲気の良い茶芸館を見つけたので、私のリクエストで入りました(案内してくれた方は初めて入ったそうです)。築100年以上の素敵な建物でした。店内の写真を撮りたかったのですが、どうも撮影不可のようでした。
お客さんは基本的に観光客だけのようです。しかも、ほとんどが日本人。お店の方も皆日本語が話せ、説明は全て日本語でしていました。
ところで、メニューを見てびっくり。想像以上に高かったのです。茶葉40グラムで、一番安いもので400台湾ドル(日本円で1000円くらい)。これで3人飲めるので、あとからよく考えればそれほど高くはなかったのですが、現地値段に慣れていたので、とても高く感じられました。お店の方が強力に勧めたのは季節限定の金木犀茶700台湾ドル。ですが、私たちは一番安いお茶にしました。
一杯目はこのようにお店の人が煎れてくれます。2杯目からは自分たちで。一番安いお茶でもとてもおいしかったので、これで十分だったと思います。
お店のベランダからの景色がとても美しかったので写真を撮りました。
そのあと、元来た道を戻り、お土産を買いました。いろいろと台湾のお菓子は試食しましたが、結局日本人の口に合うのはこれかなと定番のパイナップルケーキを購入。店で焼いていて、その場で温かいケーキを試食できるお店で買いました(商店街が始まって最初の方にあるお店)。パイナップルケーキは台北101の地下にある、有名菓子メーカーのものも買いましたが、私は九份のパイナップルケーキの方がおいしいと思いました。
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