anneecotton*: スクエアネックAラインワンピース その1
【パターン】anneecotton*、847スクエアネックAラインワンピース、36号(廃盤、anneeduex*で847deux*として再販) 【作成】2010年7月~8月 【生地】綿70%、麻30%(オーストリア製)、ヨーロッパ服地のひでき
ずっと、ワンピースらしいワンピースを縫ってみたいと思っていました。以前、MPLのシャツワンピを縫ったことがありますが、やっぱりシャツワンピはシャツの延長、ワンピースの王道とは違うかなと。
選んだのは、当初はまったく眼中になかったanneecotton*のスクエアネックAラインワンピース。ショップの説明に「浴衣感覚で」とある通り、参考の製品写真もなんだかとても緩く、一歩間違えるとだらしないワンピースになりそうで、街着になる?と疑問だったからです。ですが、他の方々の作品を拝見して、「あれ?とっても良いじゃない、私も作ってみたい!」となり、正真正銘ワンピース作品第1号となりました。
迷ったのがサイズ選び。各所ブログのコメントを読むと、どうもこのワンピースは大きめにできているようなので、思い切っていつもより1号サイズダウンして36号を購入しました。これで正解でした。もっとも、今はPDFで全サイズがダウンロードできますので、サイズ選びで迷う必要はありませんね。
36号で正解とは言っても、仮縫いしてみると、襟ぐりに問題がありました。大きく開きすぎていて、よほど注意しないと肩紐が見えてしまいます。かといって、仕事中「肩紐、見えているのでは?」と気になるのはいやなので、詰めることにしました。いろいろと検討した結果、襟ぐり縦のライン(両肩)が1センチ内側に入れば良さそうです。詰め方は、1)FCとBCで身頃を縦に割り、1センチたたむ、2)襟ぐりのライン全体を1センチ内側にする(縫い代ラインを縫い線とする)の二通り試しましたが、元々本来のサイズより1号下げているので、1)の方法だと窮屈な感じになるので、2)の方法をとりました。結果として、私としては安心かつほど良く大きく開いた襟ぐりになったので大満足です。
生地は、いつ買ったかも覚えていない麻混の綿。多分、6年くらい前でしょうか。裁断の際は、裾の切り替えをどのように配置するか頭を悩ませました。裁断してからも、「もっと刺繍を上に持ってきて紺の分量を多くした方が大人っぽかったかな」とか、ちょっと後悔していましたが、実際に出来上がって試着してみるとこのバランスも結構良いのでは?とほっとしました。ちなみに、トルソーに掛かっている服を見て、夫は「民族衣装みたい」と言いました…たしかに、ウエストを絞っていないと民族衣装っぽい。
ちょっとこだわったのが、ウエストを縛る紐。こういう紐って、どこで調達すれば良いのでしょう?今回はラ・ドログリー 表参道店へ行って、店員さんにも相談しながらパーツを調達しました。私はつるっとした感じの紐が涼しげで、生地の雰囲気に合うかなと思っていましたが、店員さんにはつるつるしているとほどけやすいと指摘され断念。結局ベルベット調の細いリボンを買い、三つ編みして、両端を透かしの入った銀色のビーズ(?)に通して留めています。身頃脇のループにも同じリボンを使いました。
透ける生地なので、身頃だけ裏地を付けました。
このワンピース、襟ぐりのラインが絶妙なためか、とてもお嬢さんぽい清楚な雰囲気です。大変気に入りました。今回はドレープ性が全くない生地なのでどちらかといえばカジュアルよりかと思いますが、次回はテロテロで落ち感・ドレープ性のある生地で作ってみたいです。良い生地が見つかると良いな。
*写真、けっこう風が吹いていたので撮るのが難しかったです。下の正面の写真は、風が吹いたところ。