パナソニック ホームベーカリー
10年ほどリーガル社のブレッドメーカーを使っていましたが(記事はこちら)、この夏とうとう壊れてしまいました。3回連続してパンが全く膨らまず、よく観察してみると、発酵時に本体の温度があまり上がっていない模様。観念して新たに買い直すことにしました。
この10年の間に日本製のホームベーカリーもずいぶんと進歩したようなので、今回は日本製を買うことにしました。ちょっとネットで調べてみると、パナソニック製が評判が良いらしいので(特に、天然酵母を使った場合)、この秋の新製品を買うことにしました。SD-BMS102です。1.5斤タイプと1斤タイプがありますが、夫婦二人なので1斤タイプにしました。
驚いたのは、その多機能ぶり。リーガルはパンの他にせいぜいアイスクリーム、ジャムが作れる程度ですが、さすが日本製、お餅やうどんまで作れます。お餅は2回作りましたが、その手軽さ、おいしさに感激。研いだ餅米と水を入れれば、あとは機械が全てやってくれます。1時間後にはつきたての餅のできあがり。夫と、「もう正月に餅を買う必要はないね」と喜びました。
それから、蒸しパンも作れます。生地を作って(材料を混ぜるだけ!)型に流し込み、機械にセットすれば45分後には蒸し上がります。こちらも、自然で素朴なおいしい蒸しパンができました。大満足。
さて、肝心の食パン。まだ、ドライイースト使用のパンしか作っていないのですが、「食パン(これが一番の基本メニュー)」と「ソフト(「食パン」より1時間多くかかる)」を試したところ、私は「ソフト」の方がおいしいと思いました。以来、基本的に「ソフト」で焼いています。「食パン」の方がぱさぱさしている感じ。味は、一口目はリーガル社製の方がおいしいけれど、食べていくとパナソニック製の方がじわじわおいしさが増してくる気がします。たぶん、マーガリンの使用量の違いが原因でしょう。リーガルは、さすがアメリカ製品、マーガリンの使用量がずっと多いです。そのため、パナソニック製のパンは、最初ぱさついて感じられました。
それから、「こね」の時の音ですが、パナソニック製の方が断然静かです。「本当にちゃんとこねている?」と心配になるくらい。とてもデリケートで繊細な動き。リーガル社は「今こねてますよ!」とぶんぶん羽が勢いよく回り、とにかく力強かったです。
総じて、やっぱり日本製の方が日本人の食生活にあっていますね。とにかくメニュー豊富なので、これからいろいろ楽しめそうです。