ANNEE-PATTERN* へちまカラーニットジャケット その1
【パターン】ANNEE-PATTERN* 286J へちまカラーニットジャケット 38号 【作成】2011年1~2月 【生地】コットン裏毛 ライトグレー(ドイツ製) (アネパターン&ファブリック )
以前ウールジャージdondi でマーメイドスカートを縫いましたが(こちら)、余り生地でジャケットを仕立ててスーツにしたいとずっと思っていました。ですが、適当なパターンが見つからずにそのまま放置。そして昨年、アネージの既製服サイトでへちまカラーニットジャケットを見つけ、「これだ!」と一目で気に入り、以来型紙発売を心待ちにしていました。そんなわけで、昨年の発売後即座に購入。ただ、ニットジャケットは着たことも縫ったこともなく、どんな生地が適しているのか想像がつかなかったので、同時期に予約販売されたこちらのコットン裏毛も購入しました。この生地は製品版でも使用されているので、まずはショップが想定している感じを一番正確につかめると思ったので。
本当に久しぶりのジャケット制作(たぶん、2年半ぶり!)でしたが、縫製そのものはそれほど難しくなかったです。裏なし、多少ごまかしのきくニット地だからでしょうか。一番大変だったのは裁断・芯貼りかも。作りは本格的なジャケットなので、パーツもそれなりの数があります。
今回の初チャレンジは中縫いのパッチポケット。アネパターンの縫製手順書では上からたたきつけの、スッテチあり仕様ですが、パターンには「中縫い」と書いてありますし、生地がカジュアル寄りな分、ポケットを本格的にしてきちんと感のあるジャケットにしたいと思い試してみました。縫い方は、『工夫されたポケットの縫い方』21-24ページを参照。とても丁寧な説明で、特につまずくこともなく縫えました。ただ、最後の中縫いはちょっと難しかったです。縫いそのものではなく(幅の細い押さえを使ったので)、縫うラインが分かりにくくて、結局内側すぎてもう一度より外側を縫い直した箇所もあります。幸い、見返しで隠れていますが。次回からは、縫いのラインをあらかじめペンで書いておこうと思います。
それから、手順書では身頃を組み立てたあとに、つまり見返し押さえステッチをしたあとに腰ポケットを縫い付けるようになっていますが、ここまで立体的になってからポケット中縫いをやるのは大変そうなので、前身頃+前脇見頃を縫い合わせてすぐに付けました。この段階なら地が平らなので縫うのも楽でした。その代わり、見返し押さえステッチ全部を縫うことは出来ないので、ポケットをめくってぎりぎりミシン押さえが入るところまで縫い、あとは裏から手まつりにしました。縫えていない部分はポケットで隠れているので、まあ大丈夫だと思います。
初めてニットジャケットを着た感想ですが、さすがに「カーディガンのような着心地」とはいきませんが、布帛のジャケットよりは楽。きちんと感もカーディガンと布帛ジャケットの中間でしょうか。このコットン裏毛、かなりしっかりした生地だったようで、縫い上げてみるとかっちりした印象になりました。もっと薄手で、柔らかい生地で縫ったらまたかなり印象の違うジャケットになるかもしれません。
それから、へちまカラーもあまり着たことがないのですが、刻みがない分、人を選ばず流行の影響も受けにくいかも。私は、テーラードはかなり襟の形に気をつけないといけないのですが、へちまカラーは柔らかな印象で着やすい気がしました。
このジャケット、とてもシルエットが気に入ったのでいい生地が手に入ったらどんどん縫いたいです。まずはウールジャージdondiで…と思っていたのですが、先週の火曜日に右手首を痛めてしまい、あまりにも痛みが引かないので先ほど病院に行って注射を打ってきました。手首が治るまでは洋裁はやめた方が良いかな…アイロンがけもつらいので(そんなことしてたら、ウールジャージーの季節は終わってしまいますが)。残念。
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