日常へ

東北地方太平洋沖地震発生から2週間がたとうとしています。
メディアを通して知る未曾有の震災被害を前にして、「被害に遭われた方にお見舞い申し上げるとともに、被災地の一日も早い復興をお祈りします」と言うのも軽々しい気がして、何をどう書けば良いのか分かりませんでした。
私は地震発生時、ちょうど仕事から最寄り駅につき、家に向かって歩いている途中でしたので、帰宅難民になることもありませんでした。国道沿いを歩いていたので、始めは巨大ダンプカーでも通ったのかと思いました。ですが、そうではなかったようで、では私が何かめまいを起こしているのかと思いました。何となく波打つ横断歩道を渡りきったとき、自転車乗りの女性二人が「揺れている!」と言うのを聞いて、「私だけではないんだ、これは地震なんだ!」と確信した次第です。
翌日からは、海外の知人・友人から続々と私と家族の身を案じるメールが届きました。私は東京在住ですので、全く被害に遭わなかったのですが、大陸から見ればちっぽけな日本のこと、かなり動揺した感じのメールもあり、心配をかけないためにすぐに返信しようと、一時はメール書きに追われました。加えて次々と明らかになる地震の被害、相次ぐ余震、原発問題と、1週間は何も手に付かず、仕事にも身が入らず、ずっと心がざわついた状態でした。
1週間ほどして、小さな転機がありました。私は週に一度、とある省で働いていますが、節電のため、極度に照明を落とし暖房を一切入れず、薄暗く寒い中で、地震発生後24時間体制で交替勤務、ほとんど家に帰れていない、そして人によっては準備もそこそこに必要あらばすぐさま被災地に派遣される、そんな中で淡々と仕事をこなす様子を見て、私も、自分がやるべきことをきちんとやらないといけないと現実に引き戻された気がしました。
本当は私ももっと、自分に出来ることをやる・協力すべきではないかと、一時期かなり気にしていたのですが、今は無理はしないことにしました。ということで、日本赤十字社に少々義援金を送るに留めています。
今週からは心も落ち着き、普段通りに仕事が出来るようになりました。地震発生から、「また地震で倒れるのではないか」と花を飾っていなかったのですが、もう大丈夫だろうと先週の土曜日に桜を買ってきました。買ったときはすべてつぼみだったのに、翌日には少しずつ咲き始め、今では満開状態です。

