アネパターン: ブラウスジャケット その2
【パターン】アネパターン、258ブラウスジャケット、38号(廃盤) 【作成】2011年6月
【生地】コットンジャージ(日本製)(アネージ実店舗にて購入)
お気に入りのパターン、258ブラウスジャケットでニットジャケットを作りました。
ボタンホールを外注して、受け取ったのは先週の木曜日。ここのところの猛暑に「もう着用写真すら撮れないのでは?」とブログアップも危ぶまれましたが、今日は特別に涼しくなりこのジャケットにぴったりの気候でした。その代わり、曇り空なので画像は全体的に暗めです(残念)。
前回は布帛で作りましたが、とてもコンパクトな作りなので、ストレッチが入った素材の方が向いていると思いました。そんなわけで、今回はジャージ素材。薄手だけれどしっかりしているので、ほとんど布帛感覚で縫えました。生地として見たときは何の変哲もなく、面白みのない白のジャージでしたが、仕立ててみると想像以上にきちんとした、素敵なジャケットになりました!あこや貝ボタンをつけると、清楚な雰囲気も。期待以上のジャケットができあがって、大満足です。
前回は付けなかった胸ポケット、今回は付けてみました。刺繍糸3本取り、手縫いステッチです。
今回はカーディガンっぽく、軽い仕立てにしたかったので、胸増し芯なし、見返しもそれ用のものを使用しました。
ボタンホールは鳩目。ニット素材だからと、ビニールシートを挟んでかがってくれました。でないと、ぼこぼこになったり、波打ったりするそうです。ビニールシートは、あとから自分で縫い目に沿ってぴりぴりと破がしました。ニットの時はビニールを挟むなんて、初めて知りました。うーん、ニットの時は全部外注にした方が無難かも…
廃盤になって久しいパターンですが、私は今でも古さを感じません。例えば、このりぼんショートジャケット、とってもお気に入りで、長年頻繁に着ていましたが、ここのところ妙に形に古さを感じるようになりました。さすがに生地もくたびれてきたので、今月、とうとう処分しました。多分、今後このパターンでジャケットを作ることはないでしょう。ですが、258ブラウスジャケットはこれからも作り続けたい。この差は何なのかな、と思います。結局のところ、流行に関係なく、自分に本当に似合う形かどうか、ということでしょうか。
他の着用写真。光の加減によって、明るさが全く違う…
後ろ姿を見ると、ウエストの絞りがよく分かると思います。
ボタンを閉めるとこんな感じです。
***
5月にアップした「日本手外科学会」の記事で、お見舞いの言葉をいただき、ありがとうございました。現在は注射で打ったステロイド剤のために、周辺の皮膚の色素が抜けている状態です。痛みは当初とは比べものにならないくらい軽減されていますが、少しでも荷物を持ったり、手縫いもちょっと多くやったり、力を要したり(この胸ポケットのように)すると痛みがでますので、洋裁を含め、無理のない範囲でやっていこうと思います。皮膚の色が元に戻ったら薬が完全に抜けたことになるのですが、問題はそのとき痛むかどうかなので、まだまだ注意して経過を見ていく必要があります。
とにかく、手の使いすぎが良くありませんので、皆さんもどうぞご注意ください。