スイス旅行３日目午後－モンブラン

午後からは、ヨーロッパの最高峰モンブラン（標高4807ｍ）を見るためにシャモニー（フランス）へ。ロープウェイでエギーユ・デュ・ミディ展望台に登ります。

麓のシャモニーは標高1035ｍ。そこから標高3842ｍまで30分で一気に上がるので、今回のツアーで一番高山病になりやすいところ。というわけで意識的に飴をなめるようにしていました。
中間駅で一度ロープウェイを乗り換えます。写真はこの中間駅で撮ったもの。正面の山の頂上まで、まさかと言うくらいほぼ垂直に一気に上昇します。

展望台に着くと、手が届きそうなくらい目の前にモンブランの山頂が現れました。すでに午後3時でしたが、奇跡的な好天に恵まれたため、こんなにはっきりと山頂まで見えています。ただ、個人的にはただ目の前にどかんと山頂だけが見えても、あまり美しさは感じませんでした。

反対側にはダン・デュ・ジェアン（4013ｍ）とグランド・ジョラス（4208ｍ）を含む、雄大な景色が。私は、こんな風に山の全貌が見える方が、ずっと感動します。

それにしても、富士山よりも高いところに簡単にロープウェイで登れ、しかもこんなにも大胆に岩山をくりぬいて展望台を作るとは驚きです。山に対する考え方が、日本とヨーロッパでは根本的に違うのだということを実感しました。

これ以上はないという好天だったので、多くの登山者を見ました。さすがにこれほどの高さまで上がるロープウェイなので、少しでも天候が悪いと運行を取りやめるため、チケットは当日にしか発売しないそうです。ただこの日は、明日も確実に天気がよいということで、珍しく翌日のチケットも販売していたそうです。