アネパターン: エミネ その1
【パターン】アネパターン、8Hemine、38号 【作成】2012年3月
【生地】コットンジャガード(ゲスナ-、こちらと同じ生地)、インポート布地・fan-annexにて購入
8ヶ月ぶりに洋裁をしました。やっぱり洋服作りは楽しい!1枚の布が、ひと工程ごとにどんどん立体的に服の形になっていく過程はとてもわくわくします。
さて、久しぶりの洋裁で最初の服に選んだのはHemine。昨夏、仮縫いで中断したものです。使用生地はコットンジャガード。ちょっと肉厚で、全く動きのない生地。以前、これでスカートを縫いましたが、残った生地で何を縫えばいいのか分かりませんでした。色、柄はとても気に入っているのですが、あまりにも動かない生地なので。
そこで目を付けたのがHemine。「ワンピースにはあまり適さないかな?と思うような素材で、でもワンピースをやっぱり作りたいとき。 そんなときのために作られたドレスです。」との商品説明。つまり、どんな生地でもOKなのね、この固い生地でも大丈夫なのね、と。
8ヶ月ぶりのミシン縫い、ファスナー付けはほぼ2年ぶりということで、いろいろなことを忘れてしまっていて、とてものんびりモードの縫製になりました。ただ、動かない生地なので、縫製自体は楽でした。ちょっととまどったのは身頃脇の縫い合わせ。どうしても後ろ身頃の方が長いので、念のためショップに問い合わせたところ、やはり、後ろ身頃のパターンが8ミリ長いというミスがあったそうです。ということで、途中で後ろ身頃裾をカット。
それから、袖のパターンを見たときは、これをどう身頃に付けるのかよく分かりませんでした。とりあえず、袖の前後を縫い合わせたあと、スリットから裾にかけて出来上がり線で折ってまつり縫い。袖口を折り返すことで余った(飛び出た)部分はカットして、身頃に付けました。企画書には、袖付けは「袖山割り、袖高」となっていますが、どうもよく分からないので、身頃と袖の縫い代を一緒にロック始末、縫い代を身頃側に倒してあります。「Allieフレンチスリーブワンピース」の手順書が参考としてダウンロードできるのですが、袖は全く違うので参考になりません。
さて、出来上がったワンピースですが、想像以上にミニで驚きました。でも、これから暖かくなれば今ほど気にならなくなるのかも…シンプルな形なので、生地次第でいろいろと化けるパターンだと思います。冬生地で作って、カラータイツと合わせてみたいです。そしたら、このミニ丈が生きるのでは?
今回は固い生地だったためか、襟ぐりが浮いしまい、今ひとつ馴染みません。着心地も、この生地はノースリーブ向けだったかなという感じ。でも、形がはっきり出る分、脇のラインの美しさが際立つ気がします。ちょっと襟周りが気になりますが、タイトなカーディガンを羽織ると良い感じです。
遠目だとよく分かりませんが、こんな風にピンクのドットが入った格子の織り模様が入っています。今回ちょっとこだわったのが襟ぐり見返しの始末。パターンでは端はロック始末ですが、バイヤステープでくるみました。ハンガーに掛かっているとき、ここは目に付く箇所なので、この方が毎回気分良く手に取れると思って。
少しですが生地が余ったので、もう一着ミニスカートを作る予定(ミニ分しかとれません)。