アネパターン: 9Lois その1
【パターン】アネパターン、9Lois 台形セミフレアースカート、38号 【作成】2012年6月
【生地】プリント・コットン(エミリオ・プッチ)、インポート布地・fan-annexにて購入
長い間エミリオ・プッチの生地を使ってみたいと思っていました。あの大胆で、鮮やかな柄を着てみたい。でも私に合いそうな柄、そして値段的にも購入可能なものに巡り会うことができないまま数年が過ぎていました。ところが昨年、インポート布地・fan-annexのシークレットセールで私に似合いそうなコットン生地を見つけました。しかも、スカート着分(80センチ)が4900円!プッチとしては破格の値段です。さっそくシークレットセール開始時間に合わせてパソコン前にスタンバイしましたが、注文確定画面に着く頃にはすでに売れ切れ。幸い1週間後にまた同じ生地がシークレットセールに出たので、今度こそはとまたパソコンの前でスタンバイしましたが、このときも購入できませんでした。その場合、ふつうだったら縁がなかったとあきらめるのですが、この生地はどうしてもあきらめることができず、だめもとでショップに再度の入荷予定はないか問い合わせてみました。すると、まだ問屋にあったということで私のために仕入れてくれました!
さて、この生地、ネットで見た時から仕立てるとしたらアネパターンのロイズ以外考えられませんでした。なぜだか分かりませんが、私の頭の中ではこの生地とロイズがセットになったのです。すでに購入から1年がたちましたが(昨年は腱鞘炎で制作できませんでした)、初志貫徹ということでロイズにしました。
ロイズですが、「台形セミフレアー」と銘打たれていたので、もっと裾広がりの台形かと思っていたのですが、実際は限りなくタイトスカートに近いシルエット。タイトスカートが長くなって、裾がわずかに広がっている、という方が正確な描写です。おとなしめでまじめなイメージのシルエットなので、逆にエミリオ・プッチの大胆柄と上手く調和しているのではないでしょうか。
脇の縫い代を4ミリ減らし、全体で1.6センチ大きくしましたが、大きくしすぎたかも。ジャストウエストで履くはずのスカートが腰履きに近くなってしまいました。次はもう少しデフォルトに近づけた方が良いかもしれません。
この生地、キルティングのようになっています。ちょっとふかふかした感じがあって、針通りが気持ちよかったです。そして、このふかふか感のおかげか皺にもなりにくいです。
さて、プッチ生地がこれだけ安く買えたのは、写真の通り、色抜けがあちこちにあるからかもしれません。ショップのHPにはとくに但し書きはありませんでしたが。でも、このくらい気にならないので、お値頃価格で素敵な生地を買えた喜びで一杯です。残念なことに写真では色があまりよく出ていないのですが、実物はもっと素敵で、とてもかわいらしい色合いです。透明感のあるすっきり鮮やかな色。まさにピュアロマといった感じです。
こういう鮮やかで大胆な柄を身にまとうのは生まれて初めてです。そのためか、ワードローブにこのスカートにぴったりのトップスがありませんでした。うすくてきれいな水色が良いのでしょうか。このスカートにあうトップスを作るのが今後の課題です。