アネパターン: 265B 七分ラッフルブラウスジャケット
【パターン】アネパターン、265B 七分ラッフルブラウスジャケット、38号 【作成】2012年9月
【生地】イタリー NERO SU NERO レーヨンコットン ヘリンボーン (ヨーロッパ服地のひできにて購入)

廃盤になって久しいパターン。もしかしたらこのまま縫わずに忘れ去ってしまうかも、という感じだったのですが、このパターンで素敵なジャケットを4着も作っていらっしゃる方をツィッターで見て、放置はもったいないと作ってみました。
本当は、とっておきの冬生地で作るための試作品のつもりでした。だから、生地も昔々に買った難あり生地を使用。今確認したら、購入は2006年4月、なんとメーター1000円でした。じゃあ、パターンはいつ買ったのかとブログの過去記事を見たら2008年10月。廃盤になったのはそれから間もなくです。
いつもはシーチングで仮縫いをするのですが、結局ジャケットは補正することがないので(というよりも、私の技術ではジャケットの補正には手が出せない)、試作品だしということでいきなり縫いました。ですが、やはり仮縫いはした方が良かったです。ショップHPには「実際のパターンは秋冬用に見本写真よりも襟ぐりのラインが7ミリ内側になっています」と書いてありましたが、それでも完成品を着てみたらびっくりするほど大きく襟が開いていました。これで冬物は無理ですね。また、袖の付け根の動きがかなり制限されるジャケットで、腕を上に挙げるのは厳しく、中にも着込めそうにないので現実的には春夏限定パターンです。前をあけて着れば動きが楽かなと思ったのですが、開けると前がだらしなく開くので、この襟ぐりの大きさもあって、どんな服と合わせればいいのか分からない感じです。結局、前を全部閉めて着るのが一番綺麗な服です。デフォルトはスナップ留めですし、閉めて着ることを前提にしているのですね。
限りなく白に近い薄水色のこの生地。縫っているうちに、自分の中では「綿菓子みたいなジャケット」というテーマが生まれました。白くて、ふわっと軽くて、透明感のあるやさしいイメージ。無個性な生地なので、のっぺりとしないために前はボタンに変更しました。ボタンも、「綿菓子」のイメージで選んでいます。位置はちょっと上気味に四つ。最初は五つ付けるつもりで位置を決めたのですが、四つ付けたところで「五つは重すぎ?」と思えて四つでやめました。そのため、やや上に集中しているのですが、ウエストから下が少し広がるこのジャケットにはかえって合っていた気がします。
本当は腰フラップ付きポケットが付くのですが省略。もう、ここのところポケットはいつも省略するようになってしまいました。ポケットがないと手順がぐんと減りますから。洋裁を始めた頃は、面倒な縫製にチャレンジ!とファイト一杯だったのですが、もうこの頃ではとにかくシンプル、単純な縫製に惹かれます。多分、10年分確実に若さが減ったのと、10年前よりは格段に仕事が忙しくなったからでしょう。

「ヒロアミーの日記」という洋裁ブログを知ってから、服を縫うたびに何か一つを学ぶように(試すように)しています。今回は、ラッフル端の三巻縫い。このブログの良いところは、道具に頼らない縫い方を紹介していること。専用のラッパがあればなんてことないのでしょうが、私は持っていません。なので、紹介されている普通の押さえで三つ巻縫いを縫う方法に従って縫いました。自分では綺麗に(しかも、一発でたいした苦労もなく!)縫えたと思います。捨てミシンをして、これを芯にするのがポイント。教えてもらわなければ自分では考えつかない方法です。
この生地とラッフルの相性はとても良かったようです。綺麗なウェーブが出ています。形も生地もシンプルなジャケットなので、このラッフルがポイントになっています。
それから、見頃のラインも美しいですね。コンサバでちょっとマダム調な気がしますが、私はこういうふうにウエストに絞りがあるラインは好きです。
このパターンですが、ジャケットとしてよりもブラウス、または限りなくブラウス寄りのジャケットに適していると思います。薄くて柔らかい生地が合いそう。ちょっと厚みがあるならストレッチ性がある方が良さそうです。今回の生地は縦には若干ストレッチ性があるのですが、横は全くないので、着心地に難ありです。手を下げている分には問題ありませんが。
次は襟ぐりをもう少し狭めて、ブラウスとして縫いたいです。本当は、アレンジ用に裏つき長袖のパターンも付いているのに惹かれて購入したのですが、長袖のパターンを使うことはなさそう。この服の魅力はラッフルだと思うのです。
着用写真ですが、台風接近中のため風が強く、スカートがあっちへこっちへとたなびいています。





