秋の南房総小旅行 -安房小湊散策-
私たち夫婦は二人とも気分転換が苦手なようで、加えて家でも仕事をする職業なので、強制的に家を離れないとなかなかリフレッシュできないようです。9月からの仕事ストレスが頂点に達し、これはどうにかしなければと、急遽無理して旅行に行くことにしました。
もちろん、はじめは紅葉を愛でる旅、例えば山中湖などを考えていたのですが、あまりにも直前だったため、すでにめぼしい宿は満室状態。ならばいっそ紅葉は完全無視して、以前から行きたかった鴨川シーワールドに決めました。でも、1日目はどこかでちょっと歩きたいということで、夫が買ってきたのが『千葉県の山』という登山ガイドブック。このシリーズ、とても良いです。山だけでなく、簡単な散歩道も載っています。今回、お疲れ状態の私たちが選んだのは体力も危険も最低レベルの「おせんころがし」と誕生寺を結ぶコース。起伏もほとんどありません。
まずは、安房小湊で降りてお昼ご飯。

地魚を中心とした「おらが丼」と呼ばれる海鮮丼です。かにとか、いくらとか、いかにも地魚ではないものは普通でしたが、それ以外の明らかに地魚と思われるものは最高に美味しかったです。こんなに美味しい刺身にはめったに出会えません。
そのあとローカル線で一駅移動し、「行川アイランド」駅から散策開始。まずは駅からほど近い、おせんの悲話が伝わる「おせんころがし」と呼ばれる断崖へ。

このように海が一望できます。紅葉は見られなかったものの、すすきで秋を感じることのできる散策道でした。
そのあとは海沿いに道路を歩いて行きます。しばらくすると、漁港が見えてきました。

このあとも海沿いを歩いて行きますが、しばらくするとマテバシイの林の中に入ります。そこを抜けると、日蓮宗の大本山、誕生寺につきます。


小湊は日蓮聖人誕生の地で、1276年に直弟子日家上人がこの寺を建立しました。七五三の着物を着た子供も数人見かけました。
ここで、当初の予定にはなかった鯛の浦遊覧船に乗りました。鯛ノ浦は天然記念物に指定されている鯛の生息地で、その鯛を見るという観光船です。鯛が見たいというよりは、天気が良いので海上に出てみたかったというのが乗船理由。

まずは弁天島へ。そのあと鯛の生息地へ行き、えさを撒いて鯛を浮上させます。

鯛が群がっているところ。想像していたのとは全く違う、非常に地味な光景に驚きました。鯛と海の色が同化していて、目をこらさないと鯛が分かりません。ただ、海面が波打っているだけかのよう。
このあと、鯛ノ浦遊歩道を端まで歩き、また引き返しました。

このあたりの海は、本当に水が綺麗です。底がはっきりと見えます。
このあと、安房小湊駅まで歩きましたが、景色が良いのはこの遊歩道あたりまで。あとは、ただ歩くというだけでした。
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