ワークショップで畳ヘリバッグを作りました
【形状】グラニーバッグMサイズ(佐藤なを美先生作) 【素材】畳ヘリ 陽THO-43
佐藤なを美先生(ブログはこちら)のワークショップに参加して畳ヘリバッグを作りました。
正直、畳ヘリバッグは実物を見たことがなく、どのようなものかよく分かっていなかったのですが、ツイッターで話題になったり、なを美先生のブログでいろいろな作品を目にするうちに「一度作ってみたい」と思うようになりました。今回、その佐藤なを美先生が畳ヘリバッグのプライベートレッスンを開催してくださるというので、思い切って参加しました。
グラニーバッグかトートバッグ、どちらかを選ぶことができましたが、グラニーバッグの方が作りやすく、畳ヘリバッグ初心者向けというのでこちらを作ることに。トートバッグにもとてもとても心惹かれたのですが…グラニーバッグも裏地をつけることが出来るということで、ここはお勉強ということで裏地をつけることにしました。裏地用の生地とポケットは事前に指定サイズにカットして当日持参しました。
畳ヘリも、あらかじめ希望のものを選び、先生がまとめて注文してくださいました。手芸で使う畳ヘリというものを見たことがなく、サイトを見ても色や素材感、そして出来上がりがなかなか想像できませんでした。本来、グラニーバッグには柔らかさのある綿混のヘリが向いているそうですが、結局、色を優先させて「陽THO-43」にしました。
さて、ワークショップ当日。開始の10時少し前に到着すると、参加者のほとんどはもっと早くに来ていたようで、ミシンの使い方の説明を受けていました。早くもここで出遅れ。
そして、作業が始まってからも、畳ヘリバッグ作りというものをまったく「予習」してこなかったために何をどうすればよいのか、配付された説明書を見てもピンと来ず、次の段階に移るたびに先生の個別指導を待つ状態。そして、何をするのにもなかなか要領がつかめず時間がかってしまいました。
それでもなんとか作業を進め、タックを寄せて入れ口布と縫い合わせ、バッグの形になってきたときにはたと気がつきました。「いったい、いつ裏地がつくの?」ときすでに遅し。裏地も、わざわざ注文した入れ口用のマグネットボタンも、もはや付けられない状態まで縫ってしまっていました。そういえば、先生は裏地のタックの説明をしていました…ただ、どちらにしても私が裏地を付けるのは時間的に無理でした。裏地は布きれ一枚の状態で持ってきましたが、その場で縫い上げる時間などありませんでした。でも、やはりポケットはあった方が良いと、急遽吊りポケットをたたきつけました。そんなわけで、非常にシンプルな内側です。
他の参加者が次々と作品を完成させ作業を終える中、私は遅れに遅れ、最後はヘリを折って持ち手の形にするとか、片付けなどを手伝ってもらってどうにか完成、無事、先生にカシメを打ってもらえました。極端に完成が遅れた私のせいで皆さんをお待たせすることになり、申し訳なかったです。
持ち帰ったときは、まだしつけがついたまま、全体的にちょっと微妙な仕上がりでしたが、家でシームオープナーを使って脇の縫い代をきっちり割り、タック部分も上から8センチくらい、これもシームオープナーで表裏からぎゅっと押さえてしっかり折り目をつけ、マチもしっかり出して形を整えたら、ずいぶんと見栄えが良くなりました。爽やかで軽いバッグが出来て嬉しいです。「陽」の素材感のせいか、グラニーバッグのイメージとは少し違う、かっちりしたバッグになりました。