越後長野温泉 -嵐渓荘の夕食-
今回、宿泊先に嵐渓荘を選んだ理由のひとつが、料理に力を入れているらしいということ。私は宿を選ぶとき、まず何をおいても料理をチェックします…嵐渓荘公式HPの料理説明には「水道水が通っておりませんので、全館すべて真木の清水を利用しております」とあり、何よりもこれに心惹かれました。
さて、待ちに待った夕食。宿泊とは別の部屋が用意されていました。
これは…ゆうに20畳はある部屋の真ん中に二人分の食卓がぽつんと。3000坪、3棟ある中に客室は17室しかないため、部屋には余裕があるのか、二人だけでこの広い部屋を独占。
前菜、ぜんまい一本煮、ワラビのおひたし。竹篭に入った鮎せんべいが珍しく、大人の味で美味しかったです。ぜんまいはこの宿の自慢料理のひとつ。良いあんばいの薄味で、こちらも美味しい。
鯉の洗い。私は川魚が苦手で、とくに鯉の洗いはその泥臭さ、妙に筋張った感じが嫌で普段ほとんど口にしません。こちらの宿では川魚か海魚を選べますが、川魚が得意とのことなので、せっかくだからと川魚にしました。これは正解でした。10日間以上清流で泥出ししているだけあって泥臭さはまったくなし。私でも美味しくいただけました。
鮎の塩焼き。熱々を運んできてくれて、これも大変美味しくいただきました。そして奥が、今回一番感動した自然薯。こんな茶色の自然薯は初めてです。こちらはご飯にかけるのではなく、そのままウズラの卵と出汁でまぜて食べます。その野性味溢れた濃い味にびっくり。こんな自然薯は生まれて初めてです。といいますか、生まれて初めて本当の自然薯というものを食べたのだと思います。これは良い経験でした。
牛の石焼き。にいがた和牛です。私はこういう時、いつも心配で焼きすぎてしまうのですが、今回も一切れ焼きすぎました。好い加減で焼くと大変美味しかったです。
なぜか一品だけ洋風料理。子供を意識してでしょうか?これはこれで美味しいのですが、どちらかといえばこれよりも天ぷらがあった方が良いなと思ってしまいました。
グレードアップしてロブスター鍋を付けました。ロブスター、牡蛎、帆立、鮭、鶏肉、野菜いろいろ、しらたきが入っていて、そこから出る出汁が渾然一体となったスープの実に美味しいこと!ゆずの皮が少し入っていましたが、それが思いの外効いていて、ほのかにゆずの風味が感じられました。今度、家でも試してみたいです。雑炊かうどんでしめたいところでしたが、残念ながらそれはありませんでした。
鮭ご飯。宿のご飯というのはお米自体はたいしたことないことが多いですが、さすがここは新潟。お米も大変美味しかったです。そして、たくあん。本物のたくあんを久しぶりに食べました。昔は、実家でも冬になると大根を干してたくあんを作っていたなあ。
抹茶ムースと洋なし。ル レクチエという、新潟県産の洋なしでした。新潟に洋なしのイメージはなかったので意外でした。これも美味しかったです。
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