アネパターン: 7Tamao 衿ぐりギャザープルオーバー その1
【パターン】アネパターン、7Tamao 衿ぐりギャザープルオーバー、38号 【作成】2014年6月 【生地】混率不明ニット地(生地ののみの市にて購入)
2年ぶりに七月でネックレスを買いました。バロックパールのネックレス。この長さのネックレスを買うのは初めてで、自分としてはちょっとした冒険(?)でしたが、届いたネックレスはサイトで見た以上にパールに輝きと照りがあり、3個の異素材の石の色と配置が絶妙。全体として華やかさと上品さを兼ね備えた素晴らしいものでした。あまりにも気に入ったので、何をおいてもこのネックレスが主役となるようなカットソーを作りたくなりました。
そこで選んだのが「生地ののみの市」で1メートル300円という激安価格で購入したニット。激安ながら落ち感、ドレープ、艶が素晴らしい、なかなかの素材。混率は一切分かりませんが、このしなやかさを思うと多分レーヨンが入っているのではないでしょうか。色はグレー。パールの純白がひときわ映えるはず。
こんな感じです。一番長くするとちょうどピンクの石が衿にのります。カットソーだけだとちょっと地味なのですが、このネックレスと合わせることで完成された装いに。他の手持ちのネックレスも合わせてみたのですが、断然このネックレスが合います。
さて、この生地ですが、お店で手にしたときからこのドレープ感を生かした形にしよう、と決めていました。そこで選んだのが7Tamao。これでもかとギャザーが入るカットソー。ギャザーではシャーリング押さえを使用しました。この押さえ、かなーり前に購入しましたが、今回初めて使用。たしかに、面白いほどギャザーが入ります。ただ、まだ加減が分からないためか、試し縫いをして縮み具合を調整したつもりでも、いざ本番布を縫うと思い通りにいかず。結局、ほどいて何度かやり直しました。もちろん、ミシンでギャザーを寄せてからも手で微調整は出来るのですが、そうすると今ひとつ均一にならず…最終的には、衿ぐり、袖口、裾、すべて切り替え布とほぼ同寸になるようにギャザーを寄せました。ですが、裾はそれではだめだと出来上がってから納得。手順書には「55センチに縫い縮め、切り替え布を伸ばし付け」となっていますが、私はほぼ同寸まで縮めたために、着用時、裾がまったく伸びないことに。裾幅は十分なのでそれでも着脱に問題はありませんが、製品としてはこれではだめだろうなと思いました。やっぱり、伸びた方が着やすいです。次からは手順書通りにします。
だいたい形が出来上がった段階で試着してみたら、衿の開きが大きすぎる気がしました。その時は、次からは中心で1センチくらい詰めようと思いました。でも、裾切り替え布を付けて、裾が固定されると衿ぐりの開きはこれでちょうど良いように見えました。実際に着てみて、次回以降どうするか決めます。
この生地、大変涼しいです。また、身体から離れる形なので夏にぴったりのカットソーになりました。以前チュニックが流行ったとき、一応試着してみたことがあるのですが、自分でも顔を背けたくなるくらい似合っていませんでした。ということで、私はチュニックはずっと避けていますが、これは裾にもギャザーが入っているために、シルエットとしては裾が広がらず、ある程度ストンとなるので私でも大丈夫でした。むしろ、グレーということもあって大人っぽいカットソーになりました。
このTamaoと似たパターンとしてTamalioがあります。縫製手順書も類似品ということでTamalioのものが付いています。それを見ますと、Tamalioは衿が切り替え布で伸ばし付けです。このTamaoは全面芯貼り、見返し始末になっています。Tamaoの方が衿の形が固定されますし、布の影響も受けにくいので、縫製が簡単、仕上がりも予想が付きやすいと思います。
ところで、シャーリング押さえ。私は縫い目の大きさ(ダイヤル)で縮み具合を調整していますが、これで正しいのでしょうか?ダイヤルの数字が大きくなるとより大きく縮み、小さくすると縮み具合が減少します。
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