アネパターン: Sophie 衿付きボレロジャケット その1
【パターン】アネパターン、Sophie 衿付きボレロジャケット、38号 【作成】2014年3月
【生地】トゥルニエ ファンシーツイード(ポリエステル38% コットン17% アクリル27% ウール10% ビスコースレーヨン4% ナイロン4%)、アザト いのうえ にて購入
以前からあこがれていたトゥルニエのファンシーツイード。白地にゴールドとシルバー、6種類のボーダー。一目惚れして(しかも1200円/m!)、まずはスカート着分を購入してみました。こういうタイプの生地を身にまとうのは生まれて初めてで、派手すぎはしないかと心配だったので、シンプルなスカートだけを作ってみるつもりでした。ですが、届いた生地はラメがたくさんで想像以上にキラキラで華やか、それでいてとても上品で、これは全身で着てみたいと、ジャケット分を追加購入しました。
ボーダーなので、柄合わせを考えるとパネル切り替えは避けた方が良いだろうと、2面身頃のジャケットに仕立てることにしました。ボーダー生地でジャケットというのは初めて。ある程度覚悟はしていましたが、やはり柄合わせが大変でした。裁断でも相当に頭を使い、それでも動く生地なので裁断中に少しずれたのか前身頃のボーダーが合わなくなってしまい、片方を裁断し直しました。多めに生地を買っておいて良かった。
縫製も神経を使い、なんといっても生地が動くので、寸分違わず柄合わせをするのは至難の業でした。特に後ろ身頃中心と、2枚袖のはぎは合わずに何度も縫い直しましたが、もう、ぱっと見て柄があっているという印象が持てれば良し、と見切りを付けました。
こう見ても少しずれているのが分かりますが…凝視しなければそれほど分かりませんよね?
柄生地なので、胸ポケットは省略して腰ポケットのみとしました。最初は中縫いをするつもりだったのですが、ポケットが小さめなので中縫いは難易度が高そうだったのと、なんといっても中縫いで柄合わせをする自信がなかったので、上からミシンでたたきつけました。中縫いの方がふっくらとして高級感がありますが、ツイードでそれほどミシンのステッチも目立たないので良いかなと思います。
ボタンはあこや貝。パターンでは25ミリ指定で、25ミリのあこや貝ボタンを用意したのですが、実際に縫い付けてみるとあまりにも唐突で、ジャケットの雰囲気とまったく合わないので18ミリボタンに変更しました。私は、今後もこのジャケットでは18-20ミリのボタンを使用すると思います。
裏つきジャケットを縫うのは久しぶりすぎて、途中「ここはどうすればいいんだっけ?」と考え込むこともしばしば。亀の歩みのような縫製でした。手順書も付いてはいますが、参考程度ということで、適時変更したり、他の本などを見て手順を追加したりしています。衿は、私は先に衿の形に仕上げてしまい、それを挟み込むように縫い付けています。身頃との継ぎの縫い代は指定通り割りますが。
生地が生地だけに、通常よりも仕立てが大変でしたが、とてもとても気に入ったジャケットが出来ました。なんといっても生地が素敵です。
こんな風にとても凝った生地。写真ではラメのキラキラ感が上手く出せないのが残念です。
このジャケット、想像したほどゆとりはありませんでした。インナーが薄手の春ならばこのようにボタンを全部閉めても問題ありませんが、冬は開けて着ることになると思います。開けてもキマル形です。
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