白馬・安曇野旅行 -安曇野サイクリング-
唐松岳下山後は穂高で一泊し、翌日、安曇野でサイクリングをしました。自転車はしなの庵でレンタルしました。荷物も無料で預かってくれます。一応サイクリングコースもありますが、私たちは本陣等々力家、湧き水公園、大王わさび農場に絞って、コースとは違う道で行きました。
始めに本陣等々力家。古くから松本の藩主が鮭鴨猟の際の休憩所として使用していたそうです。
屋敷内部。昔の建物はふすまの上の部分が凝っていますよね。特に奥の山のような飾りは、いま見てもモダン。江戸中期の庭園も見事です。
お殿様はこの2本松の門から入ったそうです。
安曇野の田園風景。
そして安曇野といえば道祖神。あちこちにあります。
次は湧き水公園へ。
あちこちで底から水泡がプクプクプクとあがってきては消え、またあがってきては消え。いくら見ていても見飽きません。水泡は上手く写真に撮れませんでしたが、この波紋の下で水泡があがっています。
安曇野といえば蕎麦。蕎麦屋はたくさんあるようですが、今回のサイクリングコースエリアには「そば庄」しかなかったので、そこでお昼にしました。あえてはっきり言います。蕎麦にこだわりたい方はこのお店は避けた方が良いです。蕎麦なのに蕎麦の味がしません。いかにも大型チェーン店の味。やはり、個人が営むこぢんまりした店でないと、美味しいお蕎麦を出すのは難しいのでしょうね。
安曇野一の観光スポットであろう「大王わさび農場」。大勢の観光客がいました。意外にここは入園料をとらないのですね。広大なわさび農場があちこちにあり、木々も多く、夏の涼を求めるには最適の場所です。
黒い覆いの下では作業が行われています。
安曇野のイメージ写真で良く出てくる水車小屋。私は、安曇野はこうした水車が普通にあちこちにあるとずっと思っていましたが、この農場だけなのですね。ここは農場としてはドル箱観光施設なのか、このように有料ボートに乗らないと水車を正面からは見られず、また三軒の水車小屋がすべて写る撮影ポイントはカメラマンが占拠して有料で写真撮影をしており、勝手に写真を撮ることは出来ないようになっていました。
皆、水車小屋に注目していますが、ちょっと視線を右に移すとこんなに美しい風景です。
それから、わさびソフトクリーム、さっぱりしていてとても美味しかった!
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半日サイクリングをしての感想。私たちが通常のコースから外れたせいもあるでしょうけれど、全体的に道路幅が狭く、車通りが激しいため、自転車に乗っていると幅がギリギリといいますか、自動車がサイクリング中の人をよけなければいけない箇所が多く、危険を感じました。特に、大王わさび農場に入る正面の道がひどかったです。安曇野で気持ちよくサイクリングするのは難しいというのが正直な感想です。夫は、旅行前はまた安曇野に訪れて今度は自転車で道祖神巡りをしたいと言っていましたが、そんな気はなくなったようです。とてもそのような道路事情ではないので。