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2014年12月の4件の記事

ディオール展覧会「エスプリ ディオール」に行ってきました -後編-

ディオール展ですが、これまでの作品の展示だけでなく、地下1階では実演も行っていました。

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最初に通りがかったときは香水の封づめ作業の実演をしていました。リボンを結んだり。パッケージに興味があれば面白いのでしょうけれど、私はそれほどでもないので、少し眺めたただけで上階の展示品を見に戻りました。

一通り見終わり、まだ時間があったので再度実演コーナーへ。

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実演をする作業テーブルの後ろに置かれたトワルたち。これが気になって仕方なかったのです。展覧会の説明ではトワルの実演もあるらしいので。多分これらはこれまでの実演で完成したもので、まだ何も着ていないボディもありますし、ひょっとしたら実演があるのではないかと。
会場には至るところにブラックスーツに身を包んだ若い男性たち(しかも、かなりの割合でイケメン)が配置されていましたが、なんとなく声をかけるのは気が引けたので、作業テーブルの掃除に来た女性に、トワルの実演はあるか尋ねてみました。その方は、トワルの実演はないと聞いているとのことでした。ですが、まもなくバッグの実演が始まるとのこと。ということで、また周囲の展示物を見ながらうろうろし、実演が始まるところでコーナーに駆けつけました。

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バッグの実演とは何をするのだろう?と思ったら、なんと手前の黒いバッグを水色で作るというもの。想像以上に大がかりな実演にびっくり。左が職人さん、右が通訳の方です。職人さんが何か説明すると、すべて通訳してくれます。
まずは持ち手作りから。皮に型紙を置いて裁断するところからスタート。手前にあるのが元の皮ですが、これをものすごく薄く(何ミリと説明はあったのですが忘れました)なめしたものを使用します。
裁断がすんだら接着剤を刷毛で塗ります。今回持ってきた接着剤は1種類ですが、工房では接着剤が何種類もあるそうです。今回のは、一番早く乾くタイプ。接着剤はある程度時間をおいて乾くと接着力が最大になるそうですが、それに要する時間が接着剤によって違うそうです。工房では一度に大量に作っていくので、乾くのに時間がかかる接着剤の方がいいそうです。

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持ち手の中には、膨らみを出すためのコルクで出来たものと、真鍮で出来たものを仕込みます。これにも接着剤を塗っています。

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皮に接着したら、内側のカーブが馴染むようにハサミで切り込みを入れます。外側には切り込みを入れません。

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象牙で出来たへらで周りの皮を丁寧に折り込んでいきます。それが終わると、余分な皮をカッターで削り取ります。
持ち手1本に対して外側、内側2本が必要。それぞれ出来上がったら接着剤で貼り合わせ。本来はこのあとミシン作業室に持って行き、周りをミシン縫いするのですが今回は省略。穴を開けてハトメを打ちました。このハトメ打ちも工房では機械がするそうですが、今回は昔ながらのやり方で、手で打ちました。さすがに慣れたもの。1回、カンと金槌を叩いたら終了。

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完成した持ち手。

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次は本体へ。このような木型を使います。これは三つに分解することが出来ます。

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すでにキルティング加工された皮が用意されています。まずは側面部分を作っていきます。ここで通訳の方となにやら話したあと、「今日は素敵な女性の方が大勢いらっしゃいますので、ブルーとローズのバイカラーで作ることにします」と色の変更。
まずは、テープ状の芯を木型に巻きます。

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そのあと、丁寧にキルティング加工された皮をかぶせ、馴染ませます。ここで一番気を配るのが底のカーブがきれいに出るようにすること。これが形の美しさに大きく影響します。

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左側にあるのが出来上がったもの。もう片方を作っています。

このあと前面と底に取りかかっていましたが、このあと用事があったので、残念ながら私が見られたのはここまで。冒頭からここまでで40分ほどです。

実演は、ミシン縫いは省くでしょうけれど、手作業だけで出来る部分はすべてして、完成形まで仕上げたのだと思います。職人さんは大変手際よく、しかも丁寧な作業で、私は感激しました。出来ることなら最後まで見たかったです。

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使用していた数々の道具たち。

多分、実演は毎日行っているのですよね。これだけハイレベルな実演を、詳しい解説つきで毎日見せるとは太っ腹。とても充実した展覧会です。会期もあと少しとなりましたが、興味がある方は是非行かれることをお勧めします!

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ディオール展覧会「エスプリ ディオール 」に行ってきました -前編-

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銀座で1月4日まで開催されている展覧会「エスプリ ディオール - ディオールの世界」に行ってきました。入場料無料、撮影OKの展覧会。平日の昼間ですが、多くの来場者がいました。
会場は入り口に黒いカーテンが掛かり、外からの光りをシャットアウト。大変暗いです。ただ、その方が展示物がよく見えるようです。また、足を一歩踏み入れると香水の高貴な香りがたちこめています。演出の一つですね。

洋服の展示は3フロア。そして1フロアが資料、映像。以下は、私が特に美しいと思った服です。

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2012年か13年のコレクション。この襟元、ヘムが大変美しいと思いました。バックのドレープも美しいです。着てみたいと思った一着。

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2012年か13年のコート(プレート、撮影したのですが暗くて上手く撮れず、数字が判読できない…)。小さなフード付きのこのコート、とてもかわいくて(特に後ろ姿!)、これも着てみたいと思いました。

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これはたしか1950年代のドレス。このドレス、ものすごく好みです。こうして見ると、もしかして私はこういう形の襟元に惹かれるのかも。自分では着たことありませんが。

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フロントとバックで色、素材が違うイヴニングドレス。この前後での異素材使いがとても素敵だと思いました。写真だと色が少し違って見えますが、バックの写真がその着用のようです。

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写真だとあまり色がよく出ていませんが、これは本当に夢のようなドレス。繊細な色のグラデーションにうっとりです。

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こちらが着用ですね。本当に夢のよう。

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大変優美なドレス。たしか古いもの。私の記憶では1950年代くらいだった気が…

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着用。美しすぎます。

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地下1階にはこのようにずらっとトワルが並んだコーナーがあります。トワルも大変美しいです。

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デザイン画の展示もあります。また、映像コーナーも2箇所あります。

まさに非日常の世界でした。圧倒的に美しいものを堪能できました。

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栃尾又温泉 自在館 -後編-

夕食後、しばし休憩してから大浴場へ。貸し切り風呂は40度前後に加温されていますので普通の感覚で入れますが、大浴場は加温なしで36度。このぬるさのために長湯が可能で、1-2時間入るのがお勧めとなっています。
私はこんなぬるい温泉は初めて。しかも、1-2時間も湯船につかるというのは未体験、というか信じられない行為。とりあえずは、周りの人の様子を見て、それに合わせようと、このぬるいお湯に浸かってみました。…温かくはありません。しばらく浸かっていると、ちょっと寒いのでは?というくらい。そして、体が楽になるというよりはむしろ、肩やら背中やら腰やら、じわじわと痛みが出てきました。ぬるま湯に浸かっていることで、日頃ため込んでいたけれど気づかずにいた体の痛みがあぶり出されてくる感じ。じんじんします。そのジンジンする痛みを感じながらぬるーいお湯に浸かっている…気持ちいいよりも苦行という感じ。
周囲を見渡すと、私より前からお湯に入っている人も、私とほぼ同時にお湯に入った人も、いっこうに出ようとしません。皆さん、ひたすらおとなしく湯に浸かっています。私はといえば、退屈になってきてお湯の中で足のストレッチなどしていました…
そして40分ほど浸かったところでギブアップ。お湯からあがりました。私以外は誰も湯船から出ようとはしませんでした。みなさん、宿のおすすめ通り1時間、2時間浸かっているのでしょうか。

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朝食。まさに日本の朝ご飯。量もちょうど良く、美味しくいただきました。朝食は9時までに行けば良いので、朝ゆっくり寝ていられるのも嬉しいです。

一休みしたあと、再び大浴場へ。チェックアウトが12時なので、あのぬるま湯に再チャレンジです。
さすが湯治宿なので、午前中から大浴場にも、それなりに人がいました。無心にぬるま湯に浸かります。不思議なことに、昨夜ぬるま湯の中で感じた体の痛みはありませんでした。今回も40分ほど入浴。チェックアウトに間に合うように、今回は時間に追われて切り上げましたが、昨日とは違って、本当はもっと入っていたい感じでした。このぬるま湯に長湯することに体が慣れてきたのかも。

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宿の外観です。

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宿の周囲。紅葉を期待していましたが、紅葉の季節はとっくに終わったようです。すでに初雪も降ったとのことでした。

自在館は湯治客が湯治しやすいよう、過不足なくサービスが考え抜かれたとても良い宿でした。1泊ですと、体が楽になるというよりは、日頃の疲れがあぶり出されて終わりなので、できたら最低でも2泊はしたいです。夫婦共々この温泉宿は大変気に入りましたので、今後リピーターになると思います。

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栃尾又温泉 自在館 -前編-

11月に栃尾又温泉の自在館で1泊しました。正真正銘、湯治の旅。12時半にチェックインして、翌日の12時にチェックアウト。その間ずっと旅館に滞在していました。

新幹線で11時40分に浦佐駅に到着。迎えに来ていた宿のバスで旅館に直行。ロビーで一服したあと、12時半には部屋に入れました。

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オーソドックスな和室。私たちはトイレ・風呂なしの部屋でした。予約するときこの部屋しか残っていなかったので。でも、それでまったく問題ありませんでした。
部屋は香炉でお茶が焚かれてありました。こちらの旅館は湯治客がくつろいで滞在できるよう、様々な配慮がなされています。その一つが、各部屋に湯沸かしポットがあること。これで好きなだけお湯を沸かし、好きなだけ飲み物を飲むことが出来ます。ちなみに、今回夫は部屋に引きこもる気満々で、わざわざ旅行用の湯沸かしポットを持っていきましたが、無用の長物となりました…

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お昼には宿に着いてしまいますので、部屋で昼食をとるために東京駅で駅弁を買っておきました。これがなかなか良かったです。むしろ新鮮な感じでお昼ご飯を食べられました。ちなみに、浦佐駅ではコンビニ程度のサンドイッチが売られているくらいで、駅弁の類は一切ありません。駅構内にも、周辺にもこれといった飲食店はないようでした。また、宿の周りも、近場に飲食店はない感じでした。宿では昼食を食べることもできますが。部屋での食べ物は駅に着く前に調達しておいた方がよいです。

自在館では、部屋に最初から布団を敷いておいてもらうサービスもあります。夫の熱望によりそう希望しておいたのですが、着いてみたら布団は敷かれていませんでした。部屋でお昼ご飯を食べるにはその方が良かったですけれど。そんなわけで、お昼を食べ終わったらフロントに電話して、布団を敷いてもらいました。チェックアウトまで布団は敷いたまま。好きなだけゴロゴロ出来ます。

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しばらくしたら、さっそくお風呂へ。当初は近くを散歩しようかと思っていましたが、天気が悪かったのでずっと旅館にいることにしました。
この旅館は無料の貸し切り風呂がありますが、洗い場があるのは貸し切り風呂だけです。大浴場で体を洗うのは事実上無理です。私たちは、「たぬきの湯」を借りました。貸し切りにするのにはもったいないくらい広々としたお風呂。貸し切りというと時間が気になりますが、壁にはちゃんと時計が掛かっていました。風呂場に時計がある旅館って、案外ありませんよね。気が利いています。

それから、この宿の嬉しいサービスは飲み物。ロビーにはドクダミ茶、ラジウム水、コーヒーが置いてあって、飲み放題です。私たちは初めてドクダミ茶というものを飲みましたが、これがものすごく気に入ってしまって、水筒に何度もくみに行き、部屋でもごくごく飲んでいました。あまりにも気に入り、今では自宅でもドクダミ茶を飲んでいます。

さて、お待ちかねの夕食。個室になっていて、周りを気にせずくつろいで食べられます。

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前菜。私は菊の花が苦手ですが、これは食べやすい味でした。お刺身もおいしい。

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地元の郷土料理だそうです。名前は忘れました。

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1時間以上かけてじっくり焼く岩魚。これは絶品でした。本当に、頭から丸ごと食べられました。香ばしい。

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天ぷら。黒豆の天ぷらは珍しいでしょうか。この宿は大変料理が美味しかったのですが、この天ぷらだけはちょっともさもさしていました(素材がそうだから、というのもありますが)。

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新潟牛の炭火焼き。あらかじめワインに浸しておいたりと、下処理が凝っているようです。

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これも岩魚と並んで絶品の鴨鍋。出汁が良く出ていて、野菜が美味しい。ただ、この頃にはすでにおなかが一杯で全部食べられなかったのが惜しまれます。

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〆に雑炊。はじめから炊飯器が置かれていて、宿泊客は好きなときに、好きなように、好きなだけご飯が食べられます。私は雑炊が大好きなので、ご飯は雑炊だけで食べました。もちろん絶品。汁を全部飲み干したいくらい。

最後は果物でした。

夕食には大満足。とても美味しくいただけました。

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