栃尾又温泉 自在館 -前編-
11月に栃尾又温泉の自在館で1泊しました。正真正銘、湯治の旅。12時半にチェックインして、翌日の12時にチェックアウト。その間ずっと旅館に滞在していました。
新幹線で11時40分に浦佐駅に到着。迎えに来ていた宿のバスで旅館に直行。ロビーで一服したあと、12時半には部屋に入れました。
オーソドックスな和室。私たちはトイレ・風呂なしの部屋でした。予約するときこの部屋しか残っていなかったので。でも、それでまったく問題ありませんでした。
部屋は香炉でお茶が焚かれてありました。こちらの旅館は湯治客がくつろいで滞在できるよう、様々な配慮がなされています。その一つが、各部屋に湯沸かしポットがあること。これで好きなだけお湯を沸かし、好きなだけ飲み物を飲むことが出来ます。ちなみに、今回夫は部屋に引きこもる気満々で、わざわざ旅行用の湯沸かしポットを持っていきましたが、無用の長物となりました…
お昼には宿に着いてしまいますので、部屋で昼食をとるために東京駅で駅弁を買っておきました。これがなかなか良かったです。むしろ新鮮な感じでお昼ご飯を食べられました。ちなみに、浦佐駅ではコンビニ程度のサンドイッチが売られているくらいで、駅弁の類は一切ありません。駅構内にも、周辺にもこれといった飲食店はないようでした。また、宿の周りも、近場に飲食店はない感じでした。宿では昼食を食べることもできますが。部屋での食べ物は駅に着く前に調達しておいた方がよいです。
自在館では、部屋に最初から布団を敷いておいてもらうサービスもあります。夫の熱望によりそう希望しておいたのですが、着いてみたら布団は敷かれていませんでした。部屋でお昼ご飯を食べるにはその方が良かったですけれど。そんなわけで、お昼を食べ終わったらフロントに電話して、布団を敷いてもらいました。チェックアウトまで布団は敷いたまま。好きなだけゴロゴロ出来ます。
しばらくしたら、さっそくお風呂へ。当初は近くを散歩しようかと思っていましたが、天気が悪かったのでずっと旅館にいることにしました。
この旅館は無料の貸し切り風呂がありますが、洗い場があるのは貸し切り風呂だけです。大浴場で体を洗うのは事実上無理です。私たちは、「たぬきの湯」を借りました。貸し切りにするのにはもったいないくらい広々としたお風呂。貸し切りというと時間が気になりますが、壁にはちゃんと時計が掛かっていました。風呂場に時計がある旅館って、案外ありませんよね。気が利いています。
それから、この宿の嬉しいサービスは飲み物。ロビーにはドクダミ茶、ラジウム水、コーヒーが置いてあって、飲み放題です。私たちは初めてドクダミ茶というものを飲みましたが、これがものすごく気に入ってしまって、水筒に何度もくみに行き、部屋でもごくごく飲んでいました。あまりにも気に入り、今では自宅でもドクダミ茶を飲んでいます。
さて、お待ちかねの夕食。個室になっていて、周りを気にせずくつろいで食べられます。
前菜。私は菊の花が苦手ですが、これは食べやすい味でした。お刺身もおいしい。
地元の郷土料理だそうです。名前は忘れました。
1時間以上かけてじっくり焼く岩魚。これは絶品でした。本当に、頭から丸ごと食べられました。香ばしい。
天ぷら。黒豆の天ぷらは珍しいでしょうか。この宿は大変料理が美味しかったのですが、この天ぷらだけはちょっともさもさしていました(素材がそうだから、というのもありますが)。
新潟牛の炭火焼き。あらかじめワインに浸しておいたりと、下処理が凝っているようです。
これも岩魚と並んで絶品の鴨鍋。出汁が良く出ていて、野菜が美味しい。ただ、この頃にはすでにおなかが一杯で全部食べられなかったのが惜しまれます。
〆に雑炊。はじめから炊飯器が置かれていて、宿泊客は好きなときに、好きなように、好きなだけご飯が食べられます。私は雑炊が大好きなので、ご飯は雑炊だけで食べました。もちろん絶品。汁を全部飲み干したいくらい。
最後は果物でした。
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