D&P型紙ひろば Wタックカットソー その1
【パターン】D&P型紙ひろば、 Wタックカットソー・丸あき、9号、Mサイズ 【制作】2015年5月
【生地】シルクニット(アザトいのうえ にて購入)
発売されてすぐに買ったこの型紙。一度Vあきで作り、シルエットがとても気に入りましたが、なぜかそのまま2着目を作ることなく長い歳月が流れました。ちなみに、1着目はブログに載せていません。水通ししたら予想以上に生地が縮み、足りなくなって半袖フレアにしましたが、巻きロックには合わない生地だったのでとんでもなく広がったラッパ袖になりました。おまけに何度洗っても激しく色落ちする真っ赤な生地だったので、実用性に欠けほとんど着ませんでした。
そして、このシルクニットを買ったのもたしか2年半前。Wタックカットソーにしようと思ったまま、縫わずに時が過ぎました。微妙に色が私に似合わない気がしたため、手が伸びなかったのです。ですが、なぜか今作ってみたい気持ちになり、激務の4月に息抜きとしてほんの少しずつ縫い進めました。
D&P型紙ひろばの特徴は袖、裾始末などが一つの型紙に何通りも盛り込まれていて、迷うくらい作成可能デザインが豊富なこと。今回の生地は若干色が地味なので、形をかわいらしくしようと七部ギャザー袖にしました。このギャザー袖、気に入りました。パフッとする加減が絶妙で、これ1枚で着ても良い感じに膨らみ、ジャケットの中に着ても邪魔になりません。
1作目を作ったときはデフォルト通りの丈で切り替え布始末にしましたが、丈が少し短すぎるかなということと、ジャケットの中に着る場合は切り替えよりも二つ折りの方がスッキリしていてよいということで、はじめ丈を10センチ延長、二つ折り始末にしました。そしてあとは裾始末を残すのみ、となって試着してみたらなにかもっさりした印象。このニット、もう少し落ち感があるかと思ったのですが、形にしてみると予想よりもしっかりした生地でした。ちょっと鏡の前でいじってみると、こうした生地の場合は裾は切り替え布始末が一番きれいにシルエットが出ることが分かりました。ということで切り替え布に変更しようとしたところ残り生地が足りず。仕方なく、裾を4.5センチカットし、結果として切り替え布を付けたときと同じ丈にしました。この方が断然良い感じになって、やはり型紙制作者は丈も慎重にに吟味しているのだと納得しました。結局、出来上がってみると今回のカットソーは上に何か羽織るよりも1枚で着る方が断然きれいです。1作目はジャケットのインにも良い感じでしたが。
全体的に清楚なイメージのカットソーになりました。「型紙ひろば」の服は「清楚」がキーワードと私は思っています。この「型紙ひろば」の服の雰囲気がとても好きなので、もう何年も前から新作が出なくなったのは残念です。ただ、「型紙ひろば」の服は今でもあまり古さを感じないものもあるので、そうした型紙はこれからも利用したり、購入したりしたいと思います。
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