D&P型紙ひろば 衿もとドレープカットソー その1
【パターン】D&P型紙ひろば、 衿もとドレープカットソー、Mサイズ 【制作】2015年8月
【生地】シルケット天竺
8月1日、「D&P 型紙ひろば」HPに「11月30日をもちまして、型紙の販売を終了します。」という告知が掲載されました。最後に型紙が発売されたのが2009年。以来、新作が発表されることがなかったので、いつかはこうなるかと思っていましたが、「型紙ひろば」の上品なシルエットが好きな私は大変残念でした。そこで、発売から6年経過しているけれど、ずっと気になっていた「衿もとドレープCS」と「カットソーアラカルト」の型紙を購入することにしました。あとで後悔しないために。
「衿もとドレープCS」はドレーピング、そしてサンプル縫製の様子がブログで紹介されているときから素敵だなと思って見ていました。ただ、こういう衿もとの服は着たことがなかったので、私が着たらどうなるのか想像がつかず型紙購入には至りませんでした。ですが、昨年から姿勢を直すトレーニングに通い、胸元が以前よりもすっきりとしてきたので、ひょっとしたら今ならきれいに着られるかな?と期待する気持ちも少し前から芽生えていました。
どんな形の服なのか知りたくて、さっそく手持ちの生地で縫ってみました。このカーディガンを縫った残り布です。
「1時間で縫える」と謳われているこの型紙。たしかに、比較的短時間で縫えました。構造を理解するのに時間がかかり、少し手間取りましたが、一度縫えば次からは早いと思います。今回はフレア袖、丈はH.L.でカットし、縫い代2センチで二つ折りミシンステッチにしました。
お店のサンプルでは衿もとにドレープがきれいに弧を描いて集中していますが、今回の私の作品はちょっと違う感じ。着方の問題か、生地の影響か。薄地でスルッとして、ドレープ感もあるから大丈夫かと思いましたが、もしかしたら、この型紙は柔らかさのある生地が適していて、今回の生地はその柔らかさが足りなかったのかも。生地と型紙の相性を見極め、イメージ通りの仕上がりにするのは本当に難しいです、どの服も。
それから、着るときに気をつけないと前身頃見返しがひっくり返って、端のロックミシンが見えてしまいます。これも、適した生地ならストンと下に落ちてそういうこともないのでしょうか。もっとも、形を整えて着てしまえば、そのあと着崩れることもなさそうです。
お店の見本とは少し感じが違いますが、これはこれで気に入りました。大人っぽくてきちんとした感じのカットソーです。生地次第ではフォーマルもいけそうな形です。
<8月18日追記>「D&P型紙ひろば」に質問したところ、やはり今回私が使用した生地は、この型には少し固いそうです。衿もとのドレープが見本と違い、見返しが見えてしまうのは、生地の性質が大きな要因だろうとのことでした。この型紙には、適度に腰があって柔らかいニットが向いているそうです。
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