志田ひとみ「クチュール・ニット13」より シェル模様のセーター
【本】志田ひとみ 「クチュール・ニット(13) 清楚で美しいニット」 作品18(18ページ) 【作成】2009~ 【毛糸】 ダイヤエクシード(シルクモヘヤ)グレー(112)
志田ひとみさんの本を手芸店で見つけ、あまりに美しい模様に心打たれて後先考えず購入したのが2008年末。編み物は大学生以来、しかもあまり上手とは言えなかったのですが、ここは一つ編んでみようと、この本の中でも自分に編めそうなものを探しました。そして、なぜか「これなら編めるかな」と選んだのがこのセーター。今となっては、ほとんど編み物をしたことがなく、編み方もすっかり忘れた自分がなぜこの模様は編めそうと思ったのか、まったくもって不明。
そして案の定、一冬では完成できず持ち越し。後ろ身頃が編み終わり、前身頃を袖ぐりの途中まで編んだところで右手腱鞘炎を発症。当然、編み物は不可能となりました。手術をし、その気になれば編むことも出来たのかもしれませんが、腱鞘炎後は手首を使う編み物をする気にまったくなれず、編み始めから6年以上が経過して、今年の春を迎えました。多分、私がこのセーターを完成することは一生無いな、でも毛糸がもったいないな、と思い、編みかけのものと残りの毛糸玉を母に貰ってもらうことにしました。ほどいて、何か編むのに使ってもらえば良いと思って。そしたら、母は、ここまで編んでいるならほどくよりも完成させた方が楽、ということで残りを編んで仕上げてくれました。たしか、2ヶ月も経たないで完成品を受け取ったと思います。
途中、母から「後ろ身頃、1パターン多く模様を編んでいる」と連絡が。そのため、前後の丈が合いません。ということで、ここはスリットにするということで対応してくれました。
こんな感じです。言われなければこういうデザインと思えます…よね?長かったのが後ろ身頃で良かった。逆はちょっと変ですよね?
裾の始末とか、襟ぐりとか、本とは違っています。母はあまり本の通りには編まないので…本では細かな模様のすてきなハイネックですが、私はこちらの方が似合うかも。
このシェル模様、やっぱりとても素敵です。
一本の糸からこんな模様を作り出すのはすごいです。自分でも、なぜ編めたのか分かりません。洋裁はもう完成されている生地を使っての作品作りですが、編み物は1本の糸から作り出すわけですから、本当にすごいです。
我ながら、この模様、似合っていると思います。完成させて良かった。
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