MPL: S 0706 センタータックスカート その1
【パターン】Mパターン研究所、S 0706 センタータックスカート(廃盤)、5号 【制作】2016. 8 【生地】シルクシフォン
大昔に買ったけれど(しかも再販でなく!)一度も縫っていなかった型紙。そして、長年もてあましていたシルクシフォン。この夏、なぜかこの二つが頭の中で結びつき、無事、形になりました。
このスカート、デフォルトではずいぶんと下の方までタックを縫う仕様ですが、タック止まり位置を上に移動することも可能です。シルクシフォンの軽やかさを生かすため、そして縫製の難度を少しでも下げるため、タック止まり位置を極限まで上に移動したいと思いました。とはいっても、どこまで移動させても大丈夫なのか。廃盤になって久しい型紙ですが、MPLに質問してみました。
結論として、後ろスカートの中間合い印(タックダーツ位置)まではダーツの役割があるので、削ることはできません。そのダーツを安定させるため、加えて4センチは縫った方がいいとのこと。5号の型紙ですと、ウエストから中間合い印までは12.5センチなので、16.5センチ中縫いをすることにしました。前スカートのタックの長さもそれに合わせました。
とにかく今回は、シルクシフォンということで縫製に非常に神経を使いました。疲れました。ファスナー付けもどうしようかと思いましたが、結局、普通に付けました。まあまあ、何とかなったようです。
裾は幅0.7センチの三巻にしました。なので、スカート丈はデフォルトより2.5センチ長くなっています。多分、この型紙が発売された頃だったら長すぎると感じたかもしれませんが、今はしっくりきます。
生地に余裕がなかったので、前後の柄合わせをしていません。深く考えずに裁断しましたが、あとから、色のグラデーションの配置は前後逆にすべきだったと思いました。私はグリーンが上にくる方が似合うと思います。
紙風船のように膨らんだブラウスは無視してください…比較のためにウエストインにしました。
タックの長さ、大成功だったと思います。我ながらキレイなシルエットのスカートになったと満足です。
ずっと放置していた型紙ですが、このスカート、大変気に入りました。生地とタック位置の移動で雰囲気、シルエットが大きく変わりそうなスカートです。生地とタック長さの相性、イメージするシルエットをあれこれ考え、楽しみながら作れそうなスカートです。