米沢・白布温泉旅行 -朝食と米沢-
旅行2日目。良く晴れています。
起きてまずは家族風呂へ。大浴場は、あれ以来怖くて寄りつかず、露天風呂には一度も入らず仕舞い。
朝食。笹の葉にくるまれているものは、ちまきだと思い込み、食べきれないからこれは持ち帰ってあとで食べることに。帰宅して開けたら、なんと中身は納豆でした。でも、すごくしっかりした、大豆風味満点の美味しい納豆でした。
このあとは米沢市内へ。帰りの新幹線まで時間があるので、少し観光をすることに。本当は、さしこ工房創匠庵に行くつもりでしたが、直前に冬季休業なことに気がつき、米沢織物歴史資料館に変更しました。
1階は売り場、2階が展示室。料金を払って2階へ。
始めに展示されている、生地ができるまでの過程を描いたジオラマが良くできていました。他に初期の機織り、米沢織りでできた昔の服、草木染めの糸などが展示されていました。DVDでは、生地ができるまでの工程を見ることができ、これは大変、生地は粗末にしてはいけないと改めて思いました。そして、水野真紀さん、沢口靖子さんがデザインした米沢織りのウエディングドレスが展示されていて、お二人が着た写真もありました。沢口靖子さんのウエディングドレス、白雪姫の女王の服に形が良く似ていて、これを結婚式に着るなんてあるの?という感じ。
展示室はそれほど時間をかけることなく、見終わりました。といいますか、寒くてとてもいられませんでした。1階は売店になっていて、従業員は全員そこに。もちろん暖房が入っています。ですが、2階は誰もおらず、暖房も、おそらくは一度もつけたことがないだろうというくらい完全に冷え切っていました。入場料を支払った私たちが2階に上がっても、暖房を入れるという心配りは一切なし。正直、もてなしの心はまったく感じられませんでした。冬に行くことはお勧めできません。
1階の売店では生地、ハギレが売られているので、少し期待を込めて見に行きました。ですが、買いたいと思うほど心惹かれる商品はありませんでした。2階では、米沢織りで使用される美しい色の糸が張り巡らされた回廊がありました。その糸をそのまま素直に織り上げれば美しい服地ができるはずなのですが、販売されているものはなぜか、微妙な色合いの布。ある意味、昔からの伝統的な。もったいないです。
屋内にいたのに体が冷えたので、喫茶店でなにか飲もうとなりましたが、このあたりは観光の中心地であるにもかかわらず喫茶店がほとんどありません。歴史資料館に置いてあった情報誌で見つけた「豆いち」という珈琲店が近くにあるので、そこに行くことに。てっきり喫茶店だと思っていたのですが、着くとそこは販売店でした。ただ、なにか買ったお客さんにはサービスで珈琲を飲ませてくれるとのこと。夫がコーヒー豆を買い、珈琲を入れてもらえました。それが、いい豆を使い、きちんと丁寧にいれた珈琲のようで、ふだん珈琲はまったく飲まない私も美味しく飲めました。これで無料とは驚き。お金をとってしかるべきレベルの珈琲です。
そして、駅の近くのラーメン店で米沢ラーメンを食べましたが、これが、今ひとつ。このお店の問題なのか、米沢ラーメンの問題なのか…