アネパターン: 7Tamao 衿ぐりギャザープルオーバー その2
【パターン】アネパターン、7Tamao 衿ぐりギャザープルオーバー 、38号 【制作】2017年5月
【生地】スパンシルク100%の丸編天竺(ジャージ)生地、シルク ハセガワにて購入
2年ほど前、インナーが作れるシルクニットを探していた折、シルクハセガワのグレースを知りました。生地見本を見ると、シルクの艶がすばらしい滑らかで薄い生地。インナーにするのはもったいない、主役級の美しい生地です。これで7Tamaoを作ったらさぞ素敵なものができるだろうとすぐに思いました。サンプル生地付きカラーカードを購入してみたところ、色数も大変豊富。ただ、問題は価格でした。125センチ巾で1メートル6,150円。メートル単位でしか購入できませんので、7Tamaoだと2メートルになります。さすがに、これは購入をためらう価格です。
あれから2年、一応メルマガは購読していたところ、今春、なんと週末3日間限定でこの生地の半額セールをするというお知らせが来ました。こんな機会はめったにないと注文することに。悩ましいのは色です。他にはなかなかない、そして今まで着たことがなくて私に似合いそうな色、ということでメロンを狙っていました。ところが、セール期間中このメロンだけが品切れで注文できず。仕方ないので、次点のスパブルーにしました。
届いてみると、カラーカードよりも青みが少ない色でした。少しペールがかっていて、大丈夫かな、私に似合うかなと少々心配になりましたが、ギャザーを寄せ、陰影が出てくるとシルクの艶感と相まって氷のような表情に。昼間は若干艶感が分かりにくく、写真にもシルクの輝きは出ていませんが、夜は艶、光りがものすごいです。シルクは夜にこそ映えるのだと納得。
制作中もドレープの美しさにうっとりでした。袖のパフもこんな風にきれいに出ています。
今回、気を遣ったのは切り替え布。前回は説明書通り、切り替え布で見頃裾をくるみこんで縫いました。これだと縫い代が見えずきれいな仕上がりですが、直線ミシンで縫うため、型紙の指示通り見頃裾を55センチまでギャザーで縮め、切り替え布を伸ばし付けしたら糸が切れてしまうと、見頃裾を切り替え布と同寸まで縮めて縫い合わせました。でも、これでは着心地に問題があるのは記事に書いた通り。
そのため、今回は指示通り裾を55センチ、切り替え布を伸ばし付けしました。その代わり、伸縮に対応できるよう4本針ロックミシンを使用。相当にギャザーが寄っている生地との縫い合わせなので、念のため2周縫いました。良いのか悪いのか分かりませんが。裏の見た目は劣りますが、着心地は断然アップ。切り替え布が伸縮できるので好きな丈でぴたっと止まります。
横から見ると結構なボリューム。着やせ効果はありませんが、生地が上質なこともあって着心地は大変良いです。この生地の良さを生かした美しいプルオーバーができて大満足です。
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