D&P型紙ひろば Wタックカットソー その2
【パターン】D&P型紙ひろば、 Wタックカットソー・丸あき、9号、Mサイズ 【制作】2015年5月
【生地】スパンシルク100%の丸編天竺(ジャージ)生地(グレース)、シルク ハセガワにて購入
シルク ハセガワでのグレース半額セール。せっかくなので、7Tamao制作分の他に1メートル買ってみることにしました。私は綿100%生地だと得意中の得意の色でないと体操着風情になってしまいますが、シルク素材なら色の守備範囲がかなり広がるので、今まで着たことがない、でも着てみたい色を試すことにしました。ミントです。
届いてみると、カラーカード通りの鮮やかなグリーン。差し色として、何か面積が小さいものが良いと思い、生地が届くまではD&P 型紙ひろばのカットソーアラカルトも候補に入れていました。ですが、この生地、しかもこの色は一枚を平坦に使うよりも、タックかギャザー、とにかく陰影があった方が良さそう。この色で衿もとドレープカットソーも素敵だと思うのですが、折ると角が立つ生地なので、このデザインには向きません。そんなわけで、Wタックカットソーに。
型紙を生地に並べてみると、袖はどうやっても半袖しか選択肢がありませんでした。また、このデザインは切り替え布を付けるのが一番タックがきれいに出て着やせすると思うのですが、切り替え布分の余裕はなし。ということで、袖と裾の始末は巻きロック…というのが当初の計画。
ところが、ハギレで試し縫いをすると、巻きロックの間からぽろぽろとカスのようなものがたくさん顔をのぞかせます。おまけに、巻きロック部分がこの生地に対して固くなりすぎている感じ。これで巻きロック仕上げは危険ということで、袖は端ロック+5ミリで二つ折り直線ミシン縫い、裾も端ロック+1センチ二つ折りで直線ミシン縫い。この方が、全体の雰囲気を損なわずに仕上がったと思います。
着用写真、全部、前のタックがきれいに落ちていませんでした。PCで写真を確認して初めて気がつきました…やっぱり、裾切り替えの方がきれいに着られるなと再確認。ただ、今回は服の形が分かりやすいように裾を出しましたが、スカートにイン、裾を少しブラウジングさせたら良い感じで着られるのでは?と考えています。
このグリーン、夏らしくて、キリッとした大人っぽい着こなしができるのでは?ただ、今まで着たことがない色、おまけに最近かなり服を処分したこともあり、これに合う色のボトムがありません。本当は白やベージュがぴったりなのでしょうけれど。そんなわけで、着用写真はちょっと微妙な色の組み合わせです。
ところで、このカットソーはほとんどが4本針ロックミシンで縫い合わせですが、こういう場合、皆さんはどういう風に合い印を合わせているのでしょう?まち針を刺して縫うのは不可能ですし、ロックミシン購入当初に買った本にはクリップで布を挟むと書いてあった気がしますが、メスの手前で外さないといけません。私は、合い印の所をこんな風にしつけしています。これなら、メスも縫いも大丈夫。私にはこれ以外の方法は考えつきませんが、他にもっと良いやり方もあるのかしら?