カナディアン・ロッキー旅行 3日目 ーEdenでディナーー

滞在したリムロック・リゾートホテルにはカナダに数件しかない5ダイヤモンド(全米自動車協会による格付け、5段階評価)のレストラン「Eden」があります。せっかくなので、3日目はこちらで夕食をとることにしました。
念のため、出発1週間まえくらいにネットで予約。窓際の席をリクエストできるのは18時30分までなので、その時間に予約。ネットからの予約なので宿泊客の私たちとはリンクされていないと思っていたのですが、ダウンタウンから戻ると、ベッドの上にEdenからの封筒とチョコレートが二つ置かれていました。封を開けるとこのレターが。どうして私たちだと分かったのか不思議ですが、こういう心遣い、テンションがあがります!

レストランに行くとちゃんと窓際の席が用意されていました。
メニューはTasting Menuを注文。私はこんなに食べきれるか心配でしたが、夫は「いろいろ食べられた方が楽しいじゃない、どうせたいした量じゃないよ」と言うので私も。こちらのメニューは二人以上の注文が推奨なので。

一皿目。えのきなどの酢漬け。私には少し酸味が強いように思えました。

二皿目。あらかじめアレルギーのことを伝えてあり、その中にマカデミアナッツがあったのですが、二皿目の前にアレルギーはマカデミアナッツだけなのか、他のナッツにもあるのか聞かれました。正直、私は自分がどのナッツにアレルギーがあるのか、あまりよく分かっていないのです。ピーナッツ、クルミあたりなら問題ありませんが、どうやらナッツが大量に使われている料理、または特定のナッツにはアレルギーが出るらしく、とりあえずあやしいマカデミアナッツだけ挙げておきました。そこで、「どのナッツを使うのですか」と聞いたところ、アレルギー次第で全く別の調理法になるので分からない、とのことで、万全を期すためにナッツはすべてNGにしました。厨房も、むしろその方がやりやすいらしいです。
ということで、出てきた二皿目は豆料理でした。もしかしたら、これにナッツが入る予定だったのでしょうか?でも、これはこれで大変おいしく、気に入りました。

ここでパンの登場。パンはレストランのレベルを図る、いい指標ですね。こちらのパン、今までの人生で最高と言っていいおいしいパンでした。特に黒パン。ライ麦の味と香りが驚くほど凝縮されていて、それでいてしっとりしています。このしっとり感、黒パンだけでなく、他のパンもそうでした。パンなのにみずみずしさを感じるのです。

三皿目。ロブスターです。

四皿目の雉。雉を食べたのは生まれて初めての気がするのですが、皮が香ばしく、大変食べやすかったです。チェリーもいいアクセント。料理で一番気に入ったのはこれでした。

五皿目の鴨。異なる部位を違う調理法で楽しむようになっています。左はパイ包み。給仕してくれたウエイターさんは、「これは私の一番好きな料理」と言っていました。私は鴨肉は好きですが、こちらはなんだか野性味が強くて、いつも自分が食べている味と違う気がしました。

ここで口直し。チェリーのシャーベットです。そしてテーブル中央にはこのシャーベットと同じ香りがするように仕掛けされたドライアイス。ちょっとした余興ですね。
注文と一緒にメニューを下げられてしまったので、自分たちが今コースのどの辺に来てるのか分からなくなってしまいました。途中でまたメニューを持ってきてもらいましたが、なぜか私たちはこれでコースは終わりと思い(なぜそう思ったのか、今となっては謎です)、ならもっとパンを食べなくちゃと、パンを食べていると…

「今日のメインです」と六皿目、鹿肉が運ばれてきたときには仰天しました!メニューを見直すと、まだ終わってはいません。でも、今食べたパンですでにお腹はいっぱい。私はとても食べきれなくて、少し夫にも食べてもらいました。鹿肉はほとんど食べたことがありませんでしたが、私には少し癖があるかな。

フルコースのフランス料理では、メイン料理のあとにチーズが出てくるのですよね。私は、チーズが出てくるフランス料理のフルコースは今回が初めてでしたが、ただのチーズの盛り合わせかと思っていました。ですが、出てきたのは様々なチーズを組み合わせた「チーズ料理」とでもいう凝ったもの。すでにお腹はいっぱいでしたが完食。

とうとう最後のデザート。オレンジとラベンダーのシャーベットです。こちらは少量なのですべていただきました。
食事も終わり出ようとしたときに「よろしかったらどうぞ」と差し出されたのが3種類の小菓子。もう、とても食べられないので持ち帰り用に包んでもらいました。後日、部屋で食べてみたら…あまりのおいしさに驚きと感動の嵐でした。オレンジの砂糖漬けは、生の果物よりも酸味が生きています。そしてチョコレート。それほど甘みはなく、おいしい。驚いたのは食べ終わった後でした。口の中がカカオの風味と香りでいっぱいになっています。食べた後に、これほどの余韻が残るチョコレートは生まれて初めて。本物のチョコレートはこれかと、目が覚める思いでした。もう一つはびっくりするほどサクサクのアーモンドクッキー。写真を撮らなかったのが悔やまれる、衝撃の三点でした。

そして、お土産にとチョコレートケーキを二ついただきました。表面にホワイトチョコレートのコーディングが施された、ほどよい甘みと高級感のある味わいのチョコレートケーキ。これが本当においしくて、しっかりしていて量もあるので、翌日から毎晩、楽しく食べました。そして、帰りの飛行機の中でも。エコノミーですけれど、このケーキを食べている間は「優雅な空の旅」でした。終わったあとも楽しませてくれるEden。
まあ、ただ、ちょっと食べ過ぎました。3品、または4品を選ぶコースもありますので、女性ならこちらのコースを選ぶ方が賢明だろうと思います。
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