ソニー デジタルペーパー・ケース
【パターン】なし 【制作】2017年9月 【生地】表布:BIRDLAND ネイビー、MALAGA ライトブルー(cortinaにて購入) 裏布:GRES コットン(服地のひできレビュープレゼント)
ソニーのデジタルペーパーを購入しました。専用のカバーケースも市販されていますが、9000円もします。要は、傷つけずに持ち運べれば良いので、自分でケースを作ることにしました。
口の仕様は、何もせずにただ開けておくか、マグネットボタンをつけるか、いろいろ考えましたが、ファスナーにすることに。付属のペン、磁石で止まっているだけで、何かの拍子に本体から外れてどこかに行ってしまいかねません。ファスナーで閉じてあれば、ケースから出てしまうことはないので安心かと。本当は、ペンは差し込むとか、物理的にしっかり固定される仕様だと良かったのですが。
制作イメージとしてはクラッチバッグ。こちらのサイトを参考にしました。生地は、このはぎれ福袋から。足りないので、二つの柄を使用。面によって、かなり雰囲気の違うケースになりました。MALAGAの面にはエデン・ケーキのリボンをタグに見立てて付けました。裏には長財布と同じ接着芯を貼ってしっかりさせています。
型紙は特に作らず、製品が入っていた袋を参考に寸法を決定。一番問題だったのは口の長さですが、ペンが付いた状態でほぼ24センチ、24.5センチあれば出し入れは余裕です。ファスナーはYKK/3VS/ビスロン ファスナー/25cm (丸くて大きなスライダー)を購入。こちらのお店は無料でファスナーカットをしてくれ、メール便で送ってもらえるので便利です。5ミリカットしてもらいました。ですが、届いて自分の間違いに気がつきました。実際に開く長さは、ファスナーの長さより短いのですね。こんな当たり前のことに気がつきませんでした。すでに生地もカットしてしまって、脇の縫い代1センチの予定を0.5センチに変更してなんとかデジタルペーパーが入るようになりましたが…写真の通り、あまりにもぴったり。実際に使うときは、ペンを外してまず本体を入れ、本体を脇に寄せてからペンを付けることになりそうです。入ってしまえば、横は余裕があります。
内側は、昔々、服地のひできでレビュープレゼントとしていただいたはぎれを使用。GRESの大変凝った、素敵な生地なのですが、私の雰囲気には合わないので服など表のものに使用するのは難しそう。また、透ける薄い生地なので、芯地を貼って雑貨を作るというのも無理そうです。そして、こういう濃い色の生地をバッグなどの内布にすると物が見えにくくなってしまいます。でも、今回は入れる物が決まっているので、私以外誰も見ることのない内側に、贅沢にもこの生地を使うことにしました。
ですが、表地の中に入れてみて分かりました。服地はやはり服地。中で安定しません。クラフト用の動きのない生地を使うべきでした。なんとか安定させるために、脇と底を、表地の縫い代に、できるだけ距離を長く手縫いで縫い付けました。これでようやく出し入れがしやすくなりました。