パターンレーベル:コイン&パスケース
【型紙】パターンレーベル、コイン&パスケース 【制作】2017年10月 【生地】前胴と背胴:シルク混ウール(ウール59%、シルク40%、ポリウレタン1%)(アルマーニ、このスカートの残反) 前胴と背胴のポケット、内布:ウール(イタリア、ヨーロッパ服地のひできで投稿お礼にもらったはぎれ) 内ポケット:服地のひできのはぎれ
スイカは、2006年に購入したこのパスケースに入れていましたが、10年以上経ち、角がすり切れ、破れてきました。これはさすがに新調した方が良いなと思っていたところに、パターンレーベルのコイン&パスケースが目に入りました。私はスイカの他に、常時3種類の回数券を使用しているので、それが収納しやすいパスケースが希望でしたが(今までのはこの点で大変不便でした)、これなら便利そうです。
悩んだのは生地選びでした。服地でちょっとおしゃれに、あまり見かけない感じで作りたかったのですが、裏地無しのため接着芯は使用できません。でも、この大変気に入っているアルマーニのほんの少しだけある残反、ちょっと柔らかすぎますが是非使いたいと思いました。本当は前胴と背胴のポケットにして目立たせたかったのですが、ここは鍵が入るのでしっかりした生地の方が良いだろうと断念。胴に使うことに。胴ポケットにはしっかりとしたウールにしました。
裏も同じです。表と裏、上下が逆になっているのですね。完成するまでこのことに気がつきませんでした。
裏面の内ポケットです。回数券が取り出しやすいようにデフォルトよりもポケットを低くし、ミシン縫いをして二つのポケットになるようにしました。こんな風に回数件をいれます。
回数券ポケットで中央に入れたミシン目を隠すために、表の内側にも、デフォルトにはないポケットを付けてみました。ですが、そのときは表裏で上下が逆になることに気づいておらず、完成したときには口が下に開いてしまっている、使えないポケットになりました…こちらには入構証を入れています。
せっかく部品があるのでチチとDカンも付けてみました。ですが、斜めになってしまいました。失敗。
皆さんの感想にあるように、ひっくり返して四隅の角を出すのが大変難しいです。内側の4辺をしっかりとした内巻テープで包むようになっていますので、これで角を出すのは不可能と早々に諦め、もともと角は丸いデザインなんだ、と思うことにしました。
10日間くらい使用しましたが、とても使いやすいです。いつもは外出時には財布、パスケース、鍵の3点セットが必要でしたが、パスケースと鍵が一つになったことで心理的負担が少し減りました。鍵はどこだろう?と探さなくていいですし。回数券も良い感じで取り出せます。作って良かったです。
大人っぽく、シックな感じになるように生地を選んだつもりだったのですが、出来上がったのはメンズライクなパスケース。これはちょっと誤算でした。
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何年も前から、一度縫製の基礎をきちんと習いたいと思っていました。小学校3年生で手芸を始めてから、本だけを頼りに自己流で手芸、洋裁をしてきましたが、このままではもはや今より上達することはない、頭打ちと悟ったからです。本からは得られない情報が欲しかったので、どこかの教室に通えたらと願い続け、この秋、実際に問い合わせをしたりもしたのですが、私のスケジュールと合いませんでした。冷静に考えると、毎週教室に休まず通うのは不可能なので、グループの教室だとどうしても穴が出来てしまうので、私には教室通いは向かないことにも気がつきました。
そのような折、教室に通うのと同じような効果があるのではないかと思われる縫製通信講座を発見。思い切って1年講座に申し込みました。しばらくは、この講座に従って粛々と縫製を勉強するつもりです。子供服を作って練習をする講座なので、自分の服を縫うことは当面ないと思います。今までの自己流はすべて捨て、一からやり直します。