伊豆高原・天城山旅行 ―天城山 シャクナゲコース―
今回の旅行の目的、天城山。前日は夕方から大雨でしたが、幸い朝には晴れていました。「浅間神社」8:21のバスで出発、30分ほどで「天城縦走登山口」に到着。山中にトイレはないのでここで済ませ、今回が初使用となるトレッキングポールを準備。
今回は縦走ではなくシャクナゲコースを回ります。時計と反対回り、北側から南側に一周することにしました。その分岐点、四辻に到着。
このような鬱蒼とした林の中を歩いて行きます。
「シャクナゲコース」という穏やかそうなネーミングで安心してしまい、事前の調査を怠ってしまいました。私たちがこれまで登った山の中で一番と言えるほどの足場の悪さ。このように木の根が張り巡らされているか、大きな石がゴロゴロしているか。全行程がほぼそんな感じで、足下を気にせずに歩ける場所は一切なし。本来は楽に歩けるであろう場所も、前夜の雨でぬかるみ、滑りやすいので一切気が抜けません。今回から投入したトレッキングポールがなかったら登頂は無理でした。
天城山は雨が多いそうで、このように苔むしています。
我が家のバイブル「日本百名山地図帳」「花の百名山地図帳」にはシャクナゲの季節は5月中旬と書かれていたので5月中旬にペンションの予約をしましたが、実際は5月中旬に「咲き始める」のですね。少し前から伊豆市の観光情報サイトで今年の天城山情報をチェックしていましたが、私たちの登山二日前が「開花予想日」、そして前日には「開花」となっていました。ですが、歩けど歩けどシャクナゲの花は見えず、「せっかく来たけどシャクナゲはまだ咲いていないのかな?」と思っていたところ、ようやく初シャクナゲに出会いました!
昨年はシャクナゲの大当たり年だったそうで、伊豆市の情報では今年は花芽が少ないようです。それでも、あちこちでシャクナゲに会えました。
上を見れば美しいですが、足下は相変わらず良くありません。
北側なので写真が暗いのですが、手前にシャクナゲの花をたくさん付けた、立派な木々があります。
花のアップ。華やかです。
シャクナゲ目当てで来ましたが、シャクナゲよりも目立っていたのがトウゴクミツバツツジ。この鮮やで美しいピンク色の花に癒やされ、頑張って登ることが出来ました。
ようやく少し眺望が開けたところに来ました。
登れば登るほど、ツツジが美しく咲き誇っています。
珍しく辺り一帯を見渡せる場所に来ました。
そして万三郎岳に到着。正直、大変でした。
一休みして出発。まだまだ足下の悪さは続きます。
今度は南側なので光が明るく、ツツジの色がより鮮やかに見えます。
いったん下ってまた登り返し。先ほどいた万三郎岳が見えます。
万次郎岳(標高1299m)に到着。コースタイムから大幅に遅れており、予定していたバスには当然間に合わず、最終バスに乗ることにしました。なので、ゆっくりと遅いお昼ご飯をとることにしました。
山頂に白い花が咲いていました。何だろう?アセビ?
下山。最終バスに変更したので余裕だろうと思っていたら、相変わらずの足場の悪さに慎重になり、気がついたらバスに間に合うかどうか怪しい。最後は必死に飛ばして歩いて、なんとかバスに間に合いました。
一度、ツツジの季節に山に行きたいと思っていたので、美しいツツジがこれほどたくさん見られて満足でした。
それから、天城山はとても虫が多いです。これまで私たちが経験したことのない虫の多さでした。私たちは虫対策を怠ってしまい、大いに反省しました。蚊取り線香をぶら下げているべきでした。