奈良旅行 ー春日大社、興福寺ー
東大寺のあとは春日大社へ。今あらためてパンフレットを見ると春日大社エリアには水谷九社、若宮十五社など訪れるべきところはたくさんあったのですが、私たちが行ったのは大宮だけ。なにしろ寒かったので。寺社というのはどこも一切暖房が入っていないので本当に体が冷えます。唯一、暖をとれたのは昼食をとった二月堂付近の食堂だけ。
せっかく来たので特別参拝をしました。
本当は渡されたパンフレットを見ながらまわるべきなのですが、参拝では脱帽しなければならず、さらなる寒さのためにパンフレットを広げる気になれませんでした。なので、残念ながら、なんとなく進路通り見て回っただけです。それだけでも十分楽しめ、はっとする美しい光景にも出会いました。
中でも楽しかったのが藤浪之屋。春日大社は燈篭がたくさんあることが有名で、2月の節分、8月14・15日に行われる万燈篭神事の様子が再現されています。
本当の万燈篭神事はさぞかし荘厳なことでしょう。
このあと、寒いのでバスに乗って興福寺へ行きました。春日大社からは唐招提寺や法隆寺へ行くバスも出ているのですね。けっこう時間はかかりそうですが、車窓の景色を楽しむのも良いのかもしれません。
興福寺といえば阿修羅像。でも、国立博物館での展覧会で見たことがあるので今回はパス。夫の目的は五重塔を見ることだったので、すぐにそちらに向かいました。
興福寺で入場したのは東金堂だけです。本当は2018年に再建が完了したばかりの中金堂にも入るべきだったのでしょうけれど、寺社見学は全部中を見ていたらかなり入場料がかかることが分かり、ひよってしまいました。
せっかくなので三重塔にも行ってみました。
そのまま、この辺りでは一番の繁華街という東向商店街に行ってみました。店先で団子を焼いているお店があり、夫は焼きたてのみたらし団子を購入。私は歯の治療中で餅は危険なので、どら焼き。店の奥で食べることができるので、お安く休憩しました。そして、数件隣のケーキ屋さんでホテルの部屋で食べるためのショートケーキを買いました。
ホテルへの帰り道、静かな(寂れた?)通りを歩いていたら偶然「活版工房 TAN」というお店の前を通りました。気になったので中へ。御朱印帳も、大変洒落たものがありました。しばらく商品を見て回り、麟鹿草木夾纈屏風文様の絵はがき1枚と和皿を一人1枚ずつ(HPにはない絵柄)購入。この和皿、外国へのお土産にいいのでは?絵はがきはリビングに飾っています。
出発前は奈良国立博物館へも行くつもりでしたが、そんなのはとてもとても無理でした。きちんと見るなら、一日に回れる寺院は二つが限度ですね。