奈良旅行 ー當麻寺 その3ー
612年に用明天皇第三皇子 麻呂子親王(聖徳太子の弟)が創建し、681年に現在の場所に移った當麻寺。奥院のあとは本堂(曼陀羅堂)へ。

こちらには寺の本尊が安置されています。當麻寺の本尊は1501~3年に転写された文亀本當麻曼陀羅。まずその説明がありました。ただ、一番詳しかったのは須弥壇について。源頼朝から寄進されたもので、国内最大級の大きさ。日本三大須弥壇の一つで、大変貴重なものだそうです(国宝)。一見普通の木のようですが、表面を漆で塗り、その上に木肌を描いています。ふんだんに施された貝模様は輸入物の貝を使用しており、船を出しても無事に着くかどうかも分からない当時、輸入物は大変貴重で、それを惜しげもなく使用したこの須弥壇がいかに豪華なものか、おそらく私たちの想像の域を超えていると思います。ただ自分だけで見ていたら見落としそうな須弥壇。説明を聞けて本当に良かったです。その他、今で言う着ぐるみ(?)な阿弥陀如来立像もありました。また、建築物としての本堂の造りも説明してくださいました。
次は金堂です。

中央の弥勒仏座像(681年)は粘土で出来ていて大変重く、一度もこの場から動いたことがないそうです。そして弥勒を取り囲む四天王立像。七世紀のもので、法隆寺金堂四天王像に次ぐ日本で二番目の古像です。漆で浸した布をペタペタと貼って作ったそうです。髭を生やした顔が珍しい四天王像。そして、踏みつけている鬼が丸っこくってどこかユーモラス。ただし、多聞天像だけは鎌倉時代のものなので他とは様相が違います。踏みつけられている鬼が筋肉質。平重衡の南都焼き討ちで當麻寺も被害に遭い、損傷の激しかった多聞天は新たに作るしかなかったそうです。
そして、右手前の像は「出張中」とのことでありませんでした。私は「修復中」の聞き間違えかと思いましたが、確かに「出張中」でした。どこへかというと上野。現在開催中の展覧会「大和と出雲」に出展されていました。さっそく前売り券を購入しました。
最後は講堂。

かつてあったお堂に安置されていた仏像を集めているので、様々な仏像が雑多に置かれていました。もちろん、ここでも仏像の説明がありました。
このように盛りだくさんな内容のツアーが1500円。ただ自分たちだけで見ているときよりも遙かに多くのことを知り、當麻寺に親しみを覚えるようになりました。せっかく行かれるなら、是非ツアーに参加されることをお勧めします。
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