秋の日光旅行 1日目 湯ノ湖
一応お昼ご飯を済ませ、湯ノ湖を一周することにしました。
中禅寺湖、とくに華厳の滝の最寄りとなるバス停付近の商店街はかなりの人出でしたが、湯ノ湖にまで足を伸ばす人は少ないのか、ずいぶんとひっそりとしていました。
それもそのはず。もう、このあたりは紅葉の最盛期が過ぎていました。私たちが訪れたのは10月最後の日曜日。日光の紅葉は10月中旬からとのことなので、この頃ならちょうど良いかと思っていたのですが、木々はすでに葉を落とし、枝に残っている葉もみずみずしさを失っていました。
足下の無数の赤い落ち葉を見て、最盛期にはこの辺りはさぞ燃えるような見事な紅葉が見られるのだろうと、その光景に思いをはせるばかり。もちろん、足下を赤くする落ち葉の絨毯も美しいですが。
赤よりも黄色の方が長く残るのですね。赤色はわずかでしたが、黄色はそれなりにありました。
夏の北八ヶ岳旅行(これもいずれ記事を書くつもりです)以来、苔に目が行くようになりました。秋を感じさせる苔と落ち葉の組み合わせ。
私たちは北から歩き始めましたが、湖の南側に近づくとアズマシャクナゲの説明書きがありました。湯ノ湖でもこの辺りのみ、5月中旬から6月中旬にシャクナゲの花が咲き誇るようです。その様子を是非みたいものだと思いつつ、つぼみに眼をやると…
花が咲くのはまだ半年以上咲きだというのに、早くも蕾がぷっくりと大きくなっていました。蕾の模様も美しい。
黄色も、もちろん美しい、なんといっても「黄金の秋」というのだから。でも、赤い葉を残している木を見つけるとやはり嬉しく、思わず写真を撮ります。
多分、北八ヶ岳で見たのと同じ苔だと思います。夏にすっかり、苔の撮影に目覚めてしまいました。ミニチュアハウスのような、これだけで一つの世界が完結するような、苔の写真撮影は大変楽しいです。
ここまで、赤い葉を残した本はわずかにぽつりぽつりとしかありませんでしたが、湯滝近くである程度まとまった、これぞ紅葉という風景に出会うことができました。
ここまでで半周。残り半周も歩きましたが、明日、朝にもう一度通るからと写真は撮りませんでした。途中、兎島に寄るルートと寄らないルートに分かれますが、私たちは兎島にも寄るルートを選びました。それまでの湖畔歩きから変わって、あたかも山道を歩いているような、ちょっとした変化を楽しめるルートでした。お勧めです。ちょうど一周したころには夕方の4時近くになっていましたので、そのままホテルに戻りました。
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