秋の日光旅行 ー亀の井ホテル 奥日光湯元ー

紅葉を見に日光へ行くとなると、問題は宿泊先。ましてや奥日光となると、トップシーズン中のトップシーズン。たしか、日光に行こうと考え始めたのは9月だったと思います。宿探しを始めた時点ですでに、10月末の土日で空き部屋があるとなると、選択肢も限られていました。中禅寺湖界隈にするか、湯元温泉にするか。最終的に選んだのは湯元温泉の亀の井ホテルでした。一泊一人あたり2万円以上。二人で2泊となるとそれなりのお値段になりますが、この時期なのでやむを得ないとしました。
日光駅からバスに乗り、終点の一つ手前のバス停「湖畔前」で下車。降りてすぐ、湯元温泉にして良かったと思いました。中禅寺湖付近と比べると遙かに落ち着いていて、自然に抱かれている感じがしました。ひなびた雰囲気も気に入りましたが、食事処も店も全くないことが判明したのは初日の記事で書いたとおりです。

洋室と和室がありますが、和室を選びました。部屋に入るとすでに布団が敷かれていました。このくらいの価格帯ですと、テーブルにちょっとしたお茶菓子(地元の銘菓)が置かれているものだと思うのですが、何もありませんでした。部屋はリフォームして間もないのか、きれいでした。お風呂とトイレが一緒、洗面台は入り口の向かいにありました。洗面台にはふつう、それ専用の電灯が取り付けられていると思うのですが、それはなく、また外からの光も入ってこないので暗く、コンタクトをはめるときなど不便でした。
はじめにこのホテルの良いところを挙げます。
①立地。バス停のすぐ前で、おそらくほぼすべての部屋がレイクビュー(私たちの部屋もそうです)。
②防音。部屋にいると廊下で喋っている声は聞こえますが、隣の部屋から何か聞こえてくるということはありませんでした。防音がしっかりしているのだと思います。
③温泉。硫黄臭がある、温泉らしい温泉。私の肌には若干強いかとは思いましたが、良い温泉だと思います。
悪い点は、当たり前すぎて普段気に留めないことが、できていない部分があること。上に挙げたお茶菓子、洗面台がその例です。ただ、一番の難点は食事です。
食事は朝夕バイキング形式です。まずは、一泊目の夕食で私が食べたものです。


この宿泊費なので、食事も多少期待していました。ですが、ものの見事に裏切られました。一言で言うと、すべてがしょっぱい。突き刺さるようなしょっぱさ。旨みも何もない、ただの塩分の塊のしょっぱさ。使用している塩が、おそらく質の悪い業務用なのだと思います。塩は料理の要ですから、塩がダメならすべての料理がダメになります。どんなに腕の良い料理人でも、塩がダメならどうしようもないでしょう。おかず類もしょっぱいのですが、炊き込みご飯のしょっぱさには驚きました。とても食べきることはできません。もったいないけれど残して、白米をよそり直しました。幸い、ここはお米にはこだわっているようで、炊飯器の前に「○○さんの米」と農家の方の名前入りのプレートが置かれています。白米は美味しいです。
焼き魚、天ぷらも本当に美味しくありません。ステーキもその場で焼いていて、焼きたてが好きなだけ食べられるのですが、どうにもこうにも美味しくない。肉質が良くないのです。焼いているコックさんが「どんどん食べてください、残してももったいないので」とおっしゃっていますが、一度試しに食べてみて、それ以上食べる気にはなりません。食べ放題ではなくて、少量で良いから質の良い肉を客ひとりひとりに焼いて欲しいと思いました。
次は二日目の夕食です。



できるだけ味のない、生野菜、茹で野菜、湯葉刺し、寿司などをよそってみました。一泊目では食べなかったビーフシチューも試してみましたが、特に何かが大きく変わるわけではありませんでした。ポタージュは、まさしくクノールカップスープでした。
ひょっとして、カレーならいけるかも?と思ってカレーをメインにしてみました。カレーはいけます。私も、夫も、カレーは美味しいと意見が一致しました。ただ、私には何か合わない食材を使っていたようで、夜中に腹痛に苦しめられました…夫はなんともなかったので、これは私の体質の問題だと思います。
一応デザートも食べてみましたが、コンビニのほうが美味しいですね。ライチは変な味がしました。
朝食はこんな感じです。まずは一日目。


二日目は夜中の腹痛を考慮し、少なめに、そしてお粥に。

朝食に出た湯葉豆腐はおいしかったです。このホテルで美味しいのは白米と湯葉豆腐。

周辺を歩いてみると、こぢんまりとした宿泊施設がいくつもありました。湯ノ湖周辺は気に入ったのでまた泊まりたいと思いますが、亀の井ホテルのリピートはないでしょう。私たちにとっては食事は非常に重要なポイントなので。食事にこだわらなければ選択肢としてありなホテルだと思います。


