夏の釧路旅行 ー幣舞橋と八千代本店ー
今年の8月は、長年訪れたいと思っていた釧路湿原に行ってきました。一昨年は長崎・五島、去年は高松と、東京と同じか、それ以上に暑いところに行き、良かったけれど暑さでバテてしまい、やはり8月は避暑地でなければと思い直しました。ではどこへ、となったときにNHKで「にっぽん憧れの絶景 タンチョウ舞う 厳冬・釧路湿原」という番組を観て、タンチョウと景色の美しさにすっかり魅せられ、ぜひ自分の目で見てみたい、でも冬だと雪に覆われて湿原の姿が分かりにくいから、まずは予習として夏に行こう、となりました。
釧路は噂に違わず本当に涼しかったです。東京よりも確実に10度低い。出発日、東京は36度でしたが、釧路空港に降り立つと26度でした。まずは釧路で2泊、次に釧路湿原で2泊、戻って釧路で1泊と、計5泊6日の滞在でしたが、毎日東京より10度低かったです。最終日は20度でした。
初日はホテルにチェックインして、少し休んで、お風呂に入って、としていたらあっという間に18時。釧路の夕日は「世界三大夕日」だそうで、その名所である幣舞橋に行きました。

釧路は日暮れ近くになると海鳥の鳴き声がひときわ大きく響き渡るのですね。湿原から戻ってきてこの海鳥の鳴き声を聞くと、「ああ、釧路に帰ってきたな」と思いました。夕日が見られたのは初日だけでした。そもそも釧路の夏は霧が多いので、「世界三大夕日」とはいってもなかなか見られないのではないでしょうか。

初日のメイン行事は八千代本店での夕食。1週間ほど前に8800円のコースを予約しました。アレルギー対応もしっかりしてくださり、全席禁煙です(釧路は、喫煙可の飲食店がけっこうあるようです)。

まずは「箸染め」として蟹味噌の豆腐です。蟹味噌の風味がしっかりあり、むしろつゆはいらないと思いました。つゆは少し味が濃かったです。

お造り。お皿が豪華なのにびっくり。もちろん、お刺身も大変美味しかったです。

本目抜き(高級魚らしいです)、帆立、海老、ブロッコリーの餡かけ湯煎仕立て。私は帆立が大好きなのですが、しっかり大粒のものが入っていました。

毛蟹のサラダ仕立て。毛蟹のほぐし身をマヨネーズで和えています。ふつうは野菜の中に毛蟹もある、でしょうけれど、完全に逆で毛蟹の中に少しの野菜。甲羅いっぱいに、ぎっしりと毛蟹の身が詰まっていて、この一品だけで2年分の蟹を食べた感じです。

今回、一番驚いたのがこの茶碗蒸し。器が昆布で作られているのです。なんと贅沢。

中にはウニが入っています。私のこれまでの人生で一番贅沢な茶碗蒸しでした。

何年ぶりかの、寿司屋で食べる寿司です。握り立ては酢飯が温かくほろっとしていて格別です。これからは寿司を食べるなら、出前ではなくお店にしようと決心しました。ホッキ貝が柔らかいのに驚きました。寿司に合わせた下処理をしているのですね。

お吸い物です。私は小麦アレルギーなので、ひょっとしてこれは素麺?このくらいの量なら大丈夫?(お店には、天ぷらなど少量ならOKと伝えました)と考えてしまいましたが、なんと魚の身で作った素麺でした。

デザートのメロンとシャインマスカット。
ここ何年か口にしていなかった蟹とウニを堪能できた夕食でした。どの料理も美味しく、お店の雰囲気も良く、釧路に来る折にはぜひまた訪れたいと思いました。
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