ご案内


  • HNはsnow-yuki。「仕事にも着ていける服」をコンセプトに洋裁を楽しんでいます。

    カラー診断は「ピュアロマンチックタイプ」(夏タイプに相当)。

    夫婦共々運転免許を持っていませんので、旅行はいつも公共交通機関を利用しています。

    食物アレルギーがあります。パセリ、春菊、あくの強い山菜(蕗の薹など)、マンゴー、カモミール。さらに、2020年に小麦アレルギーを発症しました。少量なら大丈夫ですが、主食として小麦を大量に摂取することはできません。宿泊先選びではアレルギー対応の有無がポイントになります。

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    ロシア旅行の写真です。

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    2009年7月トルコ旅行写真集


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作品一覧


  • Mパターン研究所
    【アウター】
    J0000コート
    J0440フラットカラーコート
    J9902ストレッチジャケット
    J0100テーラードジャケット
    J0406ノーカラージャケット
    J0641クロプトジャケット
    【トップス】
    B0000ブラウス
    B0100シャツ
    B0412後ろあきタンクトップ
    B0428ウエストシェイプブラウス
    B1605 セミフレアーブラウス
    P1607Vネックブラウス
    C0203ラグランカットソー
    【ボトムス】
    S9900バイヤススカート
    S9901タイトスカート
    S0432プリーツスカート
    S0642ギャザースカート
    S0706センタータックスカート
    S1304ウエストゴム細タックスカート
    S1609セミハイウエストタイトスカート
    P9900ストレートパンツ
    P9903NEWカーゴパンツ
    P0100ワイドフレアーパンツ
    P0102ブーツカットパンツ
    P0315タイトフレアーパンツ
    P1601ミニマムフレアーパンツ 
    P1703オブリークタックパンツ
    【ワンピース】
    O0100シャツワンピース

  • Annee-Patterns
    【アウター】
    AラインステンカラーコートMic
    2192シャツジャケット
    259りぼんショートジャケット
    258七分袖ブラウスジャケット
    265B 七分ラッフルブラウスジャケット
    286Jへちまカラーニットジャケット
    Sophie 衿付きボレロジャケット
    【トップス】
    5022BLシャツ
    573スタンドカラータンクトップ
    706ボートネックTシャツ
    585襟ぐりギャザーブラウス
    752Karen フレンチスリーブTシャツ
    ロングカーディガン 7Ohana
    7Tamao 衿ぐりギャザープルオーバー
    【ボトムス】
    916Sバイアスフレアースカート
    9013ストレートスカート
    914sマーメイドスカート
    9483Aラインスカート
    941台形スカート
    958車飛騨フレアースカート
    955 膝丈タックスカート
    9Lois 台形セミフレアースカート
    9Cavarie ミニタイトスカート
    Laurent パフシルエットタックスカート 

    【ワンピース】
    847スクエアネックAラインワンピ
    8Hemine フレンチスリーブ ストレートミニワンピース
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志田ひとみ「清楚で美しいニット」

 先週、新宿伊勢丹へセーターを買いに行きました。仕事でジャケットの代わりに1枚で着られるセーターまたはカーディガンが欲しかったのです。ちょうど伊勢丹の商品券があったので伊勢丹へ行ったわけですが…。「こんな色、こんな雰囲気、こんな形」と頭の中ではいくつかイメージがあったのですが、いざ探すとなかなか期待通りのものは売られていませんでした。色、素材、形…どの商品も、どこかが違うのです。私は、きれいなピンクもしくは水色で、ふわふわっとした優しいイメージで、シンプルだけれどきれいな形のセーターが欲しかったのですが、あれだけいろいろなセーターが売られているのに、「これは」というものはありませんでした。まず、色が難しかったです。なぜか、くすんだ色味のものばかりでした。透明感のある、すっとするような、きれいな色のものはほとんどありませんでした。結局買ったのはピンクのカーディガン。普通のメリヤス編みです。丈が少し長いなと思ったのですが、他に良いものがなかったので。もう1着、水色で「まあ、いいかな」と思うセーターもあったのですが、なんと5万円近くしていたので「このセーターに5万円も出せない」ということで却下しました。

Photo  ところで、昨日、チャコペンを買いに行った手芸店で何気なく編み物本を見ていたら、私の好みにドンピシャリの本に出会ってしまいました。志田ひとみ「清楚で美しいニット」です。私は編み物をしないのに、その場で買ってしまったくらい、うっとりする美しいニット作品が満載でした。「着てみたい!」と心から思うセーターが一杯です。このセーターを着るためなら、がんばって編み物を始めてみようかと思うくらいです。こんな凝った編み模様のセーター、手作りしなければ絶対手に入りませんよね。少なくとも、伊勢丹ではこんなセーターは全く見かけませんでした。

 私が特に気に入った作品は、4,8,9,11,15,19です。私の中では、セーターは裾からバストにかけて身幅が変わらないというイメージがあったのですが、今は違うのですね。編み図を見ると、裾からウエストにかけて減らし目をして、ウエストからバストにかけて若干増し目をしています。それが特に顕著なのが8の作品です。だから、身体に美しくフィットしているのですね。
 幸い、私の母は編み物が趣味なので1枚編んでくれないかと頼んでみました。OKでした。ただ、今凝ったものを編んでいるから、取りかかるのは2月以降だそうですけれど。どれを頼もうか、それまでじっくり考えます。今のところ第一候補はこのアンサンブルニット(クリックすると大きな画像が見られます)。…でも、私も自分で何か編んでみたくなりました。そのくらい素敵な本です。

嶋崎隆一郎著「男のシャツの本」

Book11_1メンズものを手作りするなら、シャツが一番いいのではないかとずっと思っていました。何着あってもいいものだし、生地選びも楽しそう。スーツは無理だけれど、シャツなら素人でも何とかなる気がします。
でも、これまで「これは!」という市販のパターンや洋裁本に巡り会うことはありませんでした。サイズがオットには合わなかったり、「どこか違うのでは?」「女性的なのでは?」と思ったり。
ですが、先日本屋に行ってこの「男のシャツの本」を見つけ、とても気に入ったので早速購入。
まず、気に入ったのが、著者がアパレルで活躍されている方だということ。メンズの場合、レディース以上に「手芸的なもの」は許されないと思うのですが、アパレルでメンズものを手がけている著者ならこの点安心でしょう。
パターンも、ドレスシャツとカジュアルシャツが両方ありますので、幅広くいろいろなシャツが作れます。ドレスシャツは、ガジェットまでついた本格的なつくりです。
それから、私は女性なので、そもそもメンズシャツの約束事・決まりごとをが分からないのですが、この本はそういったことがとても詳しくかかれれています。シャツの各構成部分の説明、各種襟・カフスの特徴・由来など。これを抑えているのといないのとでは、今時分はどういうシャツを作ろうとしているのかの認識度がまったく違います。また、各種生地、ボタンの説明ページもあります。私はやるつもりはありませんが、脱色やしわ加工の仕方まで載っていてます。
面白いのが、シャツの着こなし方、既製服を購入する際のサイズ選びの方法まで載っていること。本全体のコンセプトが、「シャツを作ろう!」プラス「かっこよくシャツを着よう!」になっています。
この本はオットも大変気に入った模様。早く作って欲しいと言っています。私もそのつもりだったのですが、おととい9月から12月の仕事のスケジュールが出て、とても忙しくなることが判明。もしかしたら、実際作るのは12月になるかも…まずは、仮縫い・修正をしないといけませんし。

この本の残念な点は、着用写真がないこと。実際着用するとどうなるのかとても気になります(だから、私も早く作ってみたい!)。
また、作り方の説明は「懇切丁寧」とは言いがたいので、これまで一度もシャツを作ったことがないとちょっと厳しいのではないかと思います。

Book12男のシャツの本
著者:嶋崎隆一郎
出版社:文化出版局
サイズ:単行本/79p
発行年月:2006年08月
ISBN:4579111109
本体価格 1,600円 (税込 1,680 円)

土屋郁子著「美しい服作りのための型紙の補正」

Katagamihosei1遅ればせながら「美しい服作りのための型紙の補正」を購入しました。これはもっと早くに買うべき本でした。
私は今のところ自分でパターンを引くつもりはないのですが、サイズ展開があれほど豊富なMパターン研究所の型紙でも、場合によっては補正した方が良いらしいことに気がついたのでこの本を買ってみました。ということで、この本に期待していたのは「補正の仕方」だけだったのですが、それ以上の価値がある本でした。一言で言えば、「洋服の構造が分かる本」です。パターンの線1本1本がどんな意味を持っているのかが分かる本。人間の体のラインを美しく見せ、しかも動きを妨げない。そういう服を作るために、どんな工夫が施されているのかが分かる本です。私は縫う方ばかりに興味が向いていて、パターンの構造・成り立ちにはあまり関心がなかったのですが、なるほどと思うことがたくさんつまった本でした。そもそも、それぞれのラインの意味が分かっていなければ、補正なんて無理ですよね。そういう配慮がきちんとなされている本です。
シーチングの1反買いもしたことですし、これからは新しいパターンを買ったら出来るだけ一度仮縫いをして、必要なら補正をしてから本番に移るようにするつもりです。…とはいっても、シーチングで縫ったものでOKかどうかを見極めるのはけっこう難しいです。それから、どこをOKラインにするのかも。

それから、この本にはチェックの柄あわせの仕方も詳しく書かれています。

Katagamihosei2レディブティックシリーズ
著者:土屋郁子
出版社:ブティック社
サイズ:ムックその他/138p
発行年月:2005年09月
本体価格 943円 (税込 990 円)


佐藤貴美枝著「アイテム別部分縫い集 vol.2ブラウス&ワンピース編」

bubun2-1今日書店に行ったら「アイテム別部分縫い集(vol.2(ブラウス&ワンピー)」を見つけたので買いました。2006年3月19日発行となっているので、多分出たばかり。こちらは「工夫された衿・衿ぐりの縫い方」と「工夫されたあきの縫い方」からブラウス・シャツづくりに必要なものを抜き出し、さらに必要な項目を補ったというものです。肩ヨーク、身頃のアレンジ、袖つけ、裾・スリットの仕立てなどが新出の項目。
身頃のアレンジではヨークと後ろ身頃のはぎ部分にギャザーを入れたり、タックを入れたり、ゴムシャーリングを入れたりする方法が載っています。それから、身頃へのピンタック、横タックの入れ方なども。それぞれアイロンのあて方、印の付け方など順を追ってとても詳しく書かれています。
袖付けはシャツスリーブ、ラグランスリーブ、セットインスリーブが載っていますが、驚きなのはセットインスリーブのやり方。あらかじめステッチ+いせをしてから袖と身頃を縫い合わせるのではなく、縫いながら小バサミを使って袖にいせを入れていくのです。これは私には無理そう…。プロはこんなテクニックも持っているのね、と感心しました。ただ、ミシン縫いの手順が詳しく書かれているので、参考になりそうです。
それから、嬉しいのがスリットの説明。いつも三つ折り(角)のスリットは何となくやっていたのですが、きっちり縫い方が載っていました。これを参考にすれば次からはもっときれいに縫えるかな。カーブスリットの縫い方も載っています。

ところで、「ワンピース」に期待して本を手に取ったのですが、実際はシャツ・ブラウスのみと言っていいです。ワンピースに特有なのはコンシールファスナーの付け方くらい。ワンピースはブラウスの応用、ということなのかな。本当は裏地の付け方を知りたいのですが、この本には裏地のことは一切載っていませんでした。残念。

bubun2-2著者:佐藤貴美枝 |出版社:文化出版局 |単行本/159p|発行年月:2006年03月|1800円

はてなアンテナ

もう、ご存じの方も多いと思いますが、お気に入りのサイトが見つかったときに便利なのが「はてなアンテナ」です。
私は「未来検索アラート」などでMパターン研究所やアネージコットンのパターンを使った作品を発表しているサイトを新たに見つけ、「これはこの先も見ていきたい」と思ったときは、「お気に入り」に登録するのではなく「はてなアンテナ」に登録します。例えば、「snow-yukiのアンテナ」はこうなっています。更新されると上にくるので、あとはこれをもとに効率よくお気に入りHP巡りが出来ます。「見に行ったけど更新されていなかった」ということがなくなり、ちょっとした時間の節約にもなります。「はてなアンテナ」の良いところは、ブログでなくてもちゃんと拾ってくれることです。私は、ソーイング関係は全部これに登録し、PCの「お気に入り」にはこの「アンテナ」だけを登録しています。
「はてなアンテナ」はプライベートモード(パスワードを入れないと見られない)にも設定できますので、気軽に始められます。定期的にいろいろなHPを見て回っている方には絶対便利なので、まだ使っていらっしゃらない方にはとってもお勧めです。

前回の「未来検索」と今回の「はてなアンテナ」、どちらも「本」ではありませんが、他の方の作品を見ることは本と同じくらい勉強になるので、あえて「ソーイング本」のカテゴリーに入れました。

livedoorの未来検索アラート

私の洋裁の原動力は、「この服を着たい!」です。「縫いたい」よりも「着たい」の方が強いです。こう思えるのも、MPLやアネージコットンといった、完成された素敵なパターンを提供してくれるお店があるからこそです。
そして、もちろん両店の参考作品も「着たい」という思いを抱かせてくれますが、いかんせん作例が限られています。私にとっては、むしろいろいろな方がHPで発表なさっている作品を見て「着てみたい」「作ってみたい」と思うようになることが多いです。「生地が変わると、あの服がこうなるんだ~」とビックリしたり、お店の作例では特に気にならなかったパターンも、「あれ?いいじゃない!」となって、また欲しいパターンが増えてしまったり。

私が「CHAI」を立ち上げたのは、ニフティがブログサービスを始めたばかりの一昨年の12月。その頃は、ブログのソーイングサイトはほとんどありませんでした。ですが、それから1年半ほど経ち、日本にもブログが定着すると共にソーイングブログも急増。いろいろな方の作品をたくさん見られるようになったのは嬉しいことです。
ですが、数の多さ故に、目当てのブログを探すのも大変になってきています。そこで、私がかなり前から利用しているのがlivedoorの未来検索アラートです。キーワードを設定しておけば、それに該当する記事がアップされた場合、メールで知らせてくれます。拾ってくれるのはブログだけですが、livedoor以外のものにも対応しています。ただ、アップされてからメールで通知されるまでは、かなりタイムラグがあるようです。でも遅いからといって困ることもないので、私は気になりません。
私が登録しているキーワードは「Mパターン研究所」と「アネージコットン」です。現在リンクさせていただいているサイトのなかにも、最初の出会いはこの「未来検索アラート」だったものがいくつかあります。時には、できたてほやほや、まだコメントが一つもついていない、でも一目で「これは良いサイトになる!(あくまでも私の好みですが…)」と分かるサイトに出会えることがあります。そうするとなんだか宝を探し当てたみたいで嬉しくなります。

佐藤貴美枝著「アイテム別部分縫い集 vol.1スカート&パンツ編」

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今日、本屋で佐藤貴美枝さんの新著「アイテム別部分縫い集(vol.1(スカート&パンツ編)」を見つけ、あまりにも良かったのでその場で買いました。私は、特に洋裁本は見てすぐに買うということはほとんどないのですが、これは即決でした。
内容は、「工夫されたあきの縫い方」、「工夫されたポケットの縫い方」からスカート・パンツづくりに必要なものを抜き出し、それに必要な項目を補ったというものです。たとえば、ウエストの処理。ゴムを使ったウエスト処理だけでも6パターン説明があります。また、「工夫されたあきの縫い方」にはなかった、裏付きスリットの始末も載っています。これは、アネージコットンのスカートを縫うときに役立ちそうです。他にも、タック・プリーツのたたみ方、ベルトループの作り方など。フレアースカートの裁断・裾あげについては5ページも割かれています。こんなにいろいろなテクニックが必要だとは知りませんでした。ただ、バイヤススカートの裾上げについて載っていないのが残念です。中心が縦の地の目のフレアースカートについての説明なので、ここについて書かれていることすべてがバイヤススカートに当てはまるわけではなさそうです。
パンツの片玉縁ポケットの作り方も載っています。MPLの偽ポケットを本物にしたい方には強い味方です。ただし、フラップ付きポケットは載っていません。
「スカート&パンツ」となっていますが、スカートの説明がほとんどです。多分、スカートの方が縫製のバリエーションが豊富なのでしょう。
写真は一切なし、全てイラストによる説明です。それで全く問題ないと思います。ラインがはっきりする分、写真より分かりやすい場合もあるでしょう。それから、写真がないおかげで、ボリュームの割には価格がおさえられているのだと思います。「工夫された」シリーズ一冊一冊よりも、ずっと内容が濃いです。とりあえず、スカートとパンツさえ縫えればいいというのであれば、「工夫された」シリーズではなくてこれ一冊を買えば十分です。アネージコットンのいろいろなスカートも、この本を参照すれば作れるのではないかと思います。

vol.1ということは、シリーズものということですよね。「シャツ」「ジャケット・コート」「ワンピース」あたりが出るのでしょうか。期待大です。

アイテム別部分縫い集(vol.1(スカート&パンツ編)(著者:佐藤貴美枝|出版社:文化出版局|159p |発行年月: 2005年 02月 |本体価格:1,700円 (税込:1,785円) )

小杉早苗著「ジャケットとコートの手ほどき」

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久しぶりにソーイング本を買いました。「ジャケットとコートの手ほどき プロの仕立てをきちんと学ぶ」です。
こちらの本は、既製服の縫製方法というよりは、手縫い部分が多いまさに「仕立て」の方法について書かれています。おそらく、工場生産ではありえないとても丁寧な仕立てになっています。
この本の特徴は写真を豊富に使った、懇切丁寧な解説です。接着芯・伸び止めテープの貼り方も載っています。私は、カーブ部分に伸び止めテープを貼るときはテープに切り込みを入れるものと思っていましたが(実際そうしていました)、この本を読んだら違っていました。こういう細かいところまで解説してある本はなかなかないと思います。
ジャケットは背抜き仕立て、コートは裏地の裾がふらしになっているので、こういう仕立てをしたいときの参考になりそうです。

実際には3種類のパターンとその応用が載っていますが、私はパターンBが応用も含めてものすごく好みです。「作ってみたい」と思ったのですが、問題が。
この本の服は、MPLやアネージコットンと比べると、ゆとりがあまりにも多いです。たとえば、パターンBのコート。私が相当するMサイズだと、バスト・ヒップのヌードサイズがそれぞれ83、91に対し、仕上がり寸法は105、109となっています。MPLのJ0000はお勧めよりも2サイズアップして購入しましたが、それでも仕上がり寸法はバストが104、ヒップが107.5です。これでも十分大きいのに、これ以上大きいとなると…。もしかして、この本のパターンはそれくらいゆとりがないと着られない平面的なものなのかな、と思ってしまいます。
それから、実物大型紙がついているのですが、1枚に2種類のパターンが重ねて書かれていてとても見にくいです。おまけに、紙の長さが足りないので、「わ」の部分まであります。そして、自分で縫い代をつけないといけません。いつもMPLやアネージコットンの型紙を使っている身には辛いです。

多分、この本の服を作るというよりは、縫製方法の参考書として活用すると思います。

テーラーヨシダのVideo CD

時々おじゃまするソーイングサイト「御蔵」でテーラーヨシダのVideo CDを知り、さっそく申し込みました。
今まで一度も見たことがない、手縫いのフルオーダースーツの仕立て場面が見られて、とても面白かったです。職人はすごい…。私の作ったテーラードジャケットはいったい何だったんだろう、と圧倒されました。
特に驚いたのは、アイロンを使ったくせとり。アイロンだけで、生地をヒップの形にしていくのにはびっくりです。もう、あれは長年の経験で身につけた勘がないと無理でしょうね。こうして、ヒップにぴったり合うスーツが生まれるのですね。
そして、衿がきれいに反り返るようにとやる「ハ刺し」。こんな技術は、まったく知りませんでした。美しい衿を作るためには、こんな作業もあるのですね。「ハ刺し」、洋裁学校などで婦人服のジャケットを縫うときには、やるものなのでしょうか?それとも、これをやるのは相当ハイレベルな職人だけ?
それにしても、ご主人の縫う姿、それ自体が芸術のようでした。糸を引く手の動きが、「ぴっ、ぴっ」としていて、鋭く、切れ味がいい。見ていて気持ちが良いです。

私が男だったら、一生に一度くらいこんなフルオーダーのスーツを着てみたいです。残念ながら、オットはまったく興味なし。せめて、採寸や試着・補正の様子だけでも見てみたいのに。私の地元はテーラーがたくさんあるのですが、そのうちの一軒で、値段だけ聞いてみたことがあります。手縫いのフルオーダースーツで、8万円くらいと言われました。でも、私の聞き間違い?テーラーヨシダの値段と差がありすぎる…。

ただ、この番組、テーラーヨシダのホームページについての時間がちょっと長すぎます。その分、もっとじっくりと縫製の様子を見せて欲しいのに。でも、一般向けの番組ですから、仕方ないのでしょうね。

ヨーガ・スタイル-美しいカラダと元気なココロ

ヨーガ・スタイルソーイングをやっていると、肩がこりませんか?ましてやパソコンもやっていると。
というわけで、ソーイング本ではありませんが、お役立ち本ということで紹介します。

私は昔から(多分中学生の頃から)肩こりに悩まされていました。大学卒業後、クイックマッサージ、足裏マッサージなどに何度か行きましたが、そのときは良くても、すぐに元に戻ってしまいます。でも、30分3000円では通い続けるのは無理です。
これは、自分で何とかできるようにならなくては、と思ってヨガ教室に通い始めました。通っていたのは計1年半。先生が個人的に自宅で教えているところでした。この先生のヨガは、私の性に合いました。すごくのんびりテンポで、リラックスできました。先生の都合で数ヶ月教室がお休みだったとき、朝日カルチャーセンターのヨガにも通ってみましたが、こちらは合いませんでした。テンポも速いし、なんだかせわしないし、ポーズも、内容も、私にはイマイチ。ヨガにもいろいろあるんだな、と思いました。

その後、引っ越しの関係でそのヨガ教室はやめざるを得ませんでした。それ以来、ヨガ教室に通ったことはないのですが、思い出したように、覚えているポーズをやったりしていました。でも、覚えているものはほんのわずかなので、何かいい本はないかと思い、機会があれば本屋で探していました。
そして、やっと「これだ!」と思って買ったのがこの本です。何が良いかといえば、CDが付いていることです。このCDに合わせてポーズをとっていけばいいので楽です。私がヨガ教室で学んだ、ヨガのポイントは、
・ポーズの組み合わせ
・テンポ
・呼吸
です。このどれが欠けてもだめです。ただ一つポーズをとればいいのではなくて、どのポーズとポーズを組み合わせるのか、しかもどういう順番で、というのはとても重要です。これは、多分、かなりヨガを熟知していないと分かりません。それから、テンポ。自分でやると、どうしても早くなってしまいます。呼吸も、忘れるか間違えやすい。
でも、このCDに沿ってやれば、自然とこの3点がおさえられます。自分では、何も考える必要がありません。
CDにはプログラム五つ入っています。体関係のものが三つ、精神関係のものが二つ。私はいつも体の方をやっています。どれも一コース20分くらい。20分、CDの言う通りにやれば、不思議と体がとてもすっきりします。本当に、嘘のように楽になります。このCDのテンポは、私が通っていた教室よりもほんの少し速いのですが、許容範囲です。
特に私が好んでやるのが「不調を解消するプログラム」。「スキのポーズ」が好きなのです。
この本には、CDには入っていないポーズもたくさん載っています。でも、私は面倒なのでCDのコースをやるだけです。

ちなみに、この本を買う前に、「一分間BMダイエット」も試してみました。これは性に合いませんでした。

ヨーガ・スタイル-美しいカラダと元気なココロ