ご案内


  • HNはsnow-yuki。「仕事にも着ていける服」をコンセプトに洋裁を楽しんでいます。

    カラー診断は「ピュアロマンチックタイプ」(夏タイプに相当)。

    夫婦共々運転免許を持っていませんので、旅行はいつも公共交通機関を利用しています。

    食物アレルギーがあります。パセリ、春菊、あくの強い山菜(蕗の薹など)、マンゴー、カモミール。さらに、2020年に小麦アレルギーを発症しました。少量なら大丈夫ですが、主食として小麦を大量に摂取することはできません。宿泊先選びではアレルギー対応の有無がポイントになります。

    ご連絡はこちらから。

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    ロシア旅行の写真です。

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    2009年7月トルコ旅行写真集


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作品一覧


  • Mパターン研究所
    【アウター】
    J0000コート
    J0440フラットカラーコート
    J9902ストレッチジャケット
    J0100テーラードジャケット
    J0406ノーカラージャケット
    J0641クロプトジャケット
    【トップス】
    B0000ブラウス
    B0100シャツ
    B0412後ろあきタンクトップ
    B0428ウエストシェイプブラウス
    B1605 セミフレアーブラウス
    P1607Vネックブラウス
    C0203ラグランカットソー
    【ボトムス】
    S9900バイヤススカート
    S9901タイトスカート
    S0432プリーツスカート
    S0642ギャザースカート
    S0706センタータックスカート
    S1304ウエストゴム細タックスカート
    S1609セミハイウエストタイトスカート
    P9900ストレートパンツ
    P9903NEWカーゴパンツ
    P0100ワイドフレアーパンツ
    P0102ブーツカットパンツ
    P0315タイトフレアーパンツ
    P1601ミニマムフレアーパンツ 
    P1703オブリークタックパンツ
    【ワンピース】
    O0100シャツワンピース

  • Annee-Patterns
    【アウター】
    AラインステンカラーコートMic
    2192シャツジャケット
    259りぼんショートジャケット
    258七分袖ブラウスジャケット
    265B 七分ラッフルブラウスジャケット
    286Jへちまカラーニットジャケット
    Sophie 衿付きボレロジャケット
    【トップス】
    5022BLシャツ
    573スタンドカラータンクトップ
    706ボートネックTシャツ
    585襟ぐりギャザーブラウス
    752Karen フレンチスリーブTシャツ
    ロングカーディガン 7Ohana
    7Tamao 衿ぐりギャザープルオーバー
    【ボトムス】
    916Sバイアスフレアースカート
    9013ストレートスカート
    914sマーメイドスカート
    9483Aラインスカート
    941台形スカート
    958車飛騨フレアースカート
    955 膝丈タックスカート
    9Lois 台形セミフレアースカート
    9Cavarie ミニタイトスカート
    Laurent パフシルエットタックスカート 

    【ワンピース】
    847スクエアネックAラインワンピ
    8Hemine フレンチスリーブ ストレートミニワンピース
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MPL S2130マーメイドラインスカート その1

【パターン】Mパターン研究所、S2130マーメイドラインスカート、4号、丈−5センチ 【制作】2024年夏  【生地】ウール、ヨーロッパ服地のひできにて購入

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 実は裁断したのは2023年の正月。それから本当に少しずつ、何度かの長期中断を経て完成したのが今年の夏。それほどの大作ではないはずですが、ずいぶんと時間がかかりました。ここ数年、特に2020年代に入ってからとみに趣味の時間が持てなくなりました。週末、せめて一日くらい仕事から完全に解放されて休息と趣味に費やすべきですが、なかなかそうはいかず。家事と仕事の準備をしていたらあっという間に週末が終わってしまいます。
 時間が経過しすぎて、作っていてどうだったかあまり覚えていないのですが、三角のマチを接ぐのが難しかったです。なかなか印通りにいきませんでした。それから、ロックが先の方が上手くかからないといいますか、かからない部分が出来てしまう感じでした。この二点、どうクリアーしたか、もはや覚えていません。

 

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 ウエストはいつも通りベルトでスカートを挟む仕様。ゴムがずれないように上にコバミシンをかけています。前後同形のスカートですが、私としては前後を決めたいので、後ろにピスネームを挟みました。

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 薄いとはいえウールなので三つ折りは雰囲気に合わないと思い、三角マチ部分、それぞれに捨てミシンをかけて縮め、奥まつりをしました。ここはこだわった部分。

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 ようやくウールのスカートが履ける気候になったので、今週2回着ました。久しぶりに完成した自作服、やっぱり自分で作った服のを着るのは楽しいと思いました。誰にも分からない、自分だけの楽しみですが。生地とデザインの相性も良かったと思います。きれいなシルエットで、色も映えます。ただ、いくら薄手でもやっぱりウール生地をゴムスカートにするとウエストがもっさりします。ファスナー仕様でウエストベルトだったら完璧でした。
 丈はマイナス5センチ。私の身長は159センチですが、最近のMPLのスカートはマイナス5センチが私にはちょうど良いようです。

 

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 横のシルエットもすっきり。動きやすいスカートです。
 12月には大きな仕事が控えていてなかなか時間がとれませんが、洋裁は作るのも、作ってからも楽しいので、これからも自分のペースで続けていきたいです。

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MPL: S1806 シャーリングAラインスカート その2

【パターン】Mパターン研究所、S1806 シャーリングAラインスカート、4号、丈−5センチ 【制作】2022  【生地】天使のリネン サファイア、CHECK&STRIPEにて購入

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 昨年のゴールデンウィークに裁断しましたが、完成したのは冬。ようやく今年のゴールデンウィークに着用写真を撮りました。裁断からブログ掲載まで1年…例のごとく、ポケットすら省いた究極にシンプルなスカートなのですが。
 前回のコーデュロイで作ったスカートを一度仕事に着ていきましたが、実生活としては私(身長159センチ)には丈が長すぎました。そこで5センチ短くすることにしました。先週、仕事に着ていきましたが、これが私にはベストの丈のようです。気にならないし、動きやすいし、ソックスでもOK。コーデュロイも丈を直すつもり。

 

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 前作と同じく、ベルトでスカートを挟む仕様に変更。今回ははじめからベルトの天に端ミシンをかけました。

 天使のリネン、初めて使用しましたが大変気に入りました。着心地良く、適度に涼しくて快適。色も絶妙で、大活躍のスカートになりそうです。天使のリネン、他にも素敵な色があるので、今後活用したい素材です。

 今は正月に裁断したスカートを縫っています。ウールの冬素材…洋裁をしたくても時間を割くのが難しくなる一方。でも、ミシンは楽しいし、自分で縫った服を着るのも楽しいので、これからもマイペースでやっていこうと思います。

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MPL: S1806 シャーリングAラインスカート その1

【パターン】Mパターン研究所、S1806 シャーリングAラインスカート、4号 【制作】2022. 2  【生地】フレンチコーデュロイ マッシュルーム、CHECK&STRIPEにて購入

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 今、確認したら最後に自作服の記事をブログにアップしたのが2017年8月。雑貨は作っていたものの、洋服を縫うのは実に4年半ぶりです。自分でもビックリ。この4年間、本当に色々なことがあり、その半分近くがコロナ禍。2020年4月の緊急事態宣言以降、完全リモートワークでステイホーム状態ですが、それも来月で終わり。来年度からリモートワークもゼロではないものの、ほぼ全面対面に戻ります。そのためかどうか分かりませんが、久々に洋服を縫ってみました。
 

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 久しぶりの洋裁にふさわしい(?)、大変シンプルなゴムスカートです。しかも本来付くはずのスラッシュポケットは省略。極限まで単純にしました。これほど手順が少ないのだからすぐに完成しそうなものの、正月に裁断してからなかなか時間がとれず、ようやく昨日出来上がりました。

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 MPLの手順書は参考程度にして、縫製の仕様は所々変更しています。特に大きく異なるのがベルト部分。手順書ではベルトをスカートの表地、裏地で挟んで縫う(スカート側が高くなる)仕様ですが、私はスカートをベルトで挟む仕様に変更しました。表から落としミシンをかけています。
 試着したら着脱の際にベルトの天が安定せず、毎回直さなければいけなさそうなので、追加で端ミシンをかけました。

 

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 ゴムスカートだと履くときに「どっちが前側だっけ?」となることが多いので、一目で分かるように後ろベルトにピスネームを挟みました。

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 さらに、ゴム口を手縫いで閉じました。これでかなりゴムが安定しましたが、でもやはり幅3センチと太めになると幅2センチより安定感が減るようです。今度は2センチでステッチを入れて、幅2センチゴムを2本入れてもいいかなと思いました。それから、同じ長さでもゴムの種類によって着用感は激変するのですね。最初に入れたゴムは、MPLの4号指定の長さ通りで緩くて心許なかったのですが、完成版のゴムはプラス0.5センチでちょうど良かったです。ゴムって、生地によって使い分けるのでしょうか?早くお気に入りのゴムに出会いたいです。
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 私の身長は159センチ。それでこの丈です。かなりロング設定のスカートですね。スカートのバランスとしてはきれいで、無地ならばこの丈でも良いかとは思いますが(階段が少し心配ですが)、柄物なら10センチ短くした方が良いですね。すでに柄物も、昨年初めて購入したリバティのタナローンがスタンバイしています。
 単純なゴムスカートではありますが、ベルト、裾のまつりなど、各所で通信講座で学んだことを実践して、以前よりもきれいに仕上げられたと思います。

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MPL: B1605 セミフレアーブラウス その2

【パターン】Mパターン研究所、B1605 セミフレアーブラウス、5号 【制作】2017. 8  【生地】シルク、アザトいのうえ にて購入

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こちらのタックスカートの余り布で作りました。このスカートは重宝していて、思った以上によく履いています。

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 前回は2枚袖タイプでしたが、今回はフレアー袖タイプ。生地の感じからフレアー袖の方が合うでしょうし、そもそも2枚袖分は残っていませんでした。
 フレアー袖といってもこのくらい。今年は「袖コンシャス・ボリューム袖」を散々見たので、この程度だとそれほどフレアー感はありませんね。流行に関係なく着られそうな、さりげないフレアー袖。

 今回、縫製で工夫したのが裾の処理。生地の特性か、アイロンをかけた直後は良いけれど、しばらくたつと折り目が膨らんできてしまうのです。なので、裾、袖口がもっさりしていました。そこで、裾は端から1.5ミリ、袖口は端から1ミリにステッチをかけました。そしたら折れ目が安定してすっきりしました。

 シルク100%のブラウスはとても着心地が良いです。写真では表現できていませんが、シルク独特の光沢感があるブラウスです。

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MPL: P1703 オブリークタックパンツ その1

【パターン】Mパターン研究所、P1703 オブリークタックパンツ、5号 【制作】2017. 8  【生地】ポリエステル・ジョーゼット・紺(イタリア NERO SU NERO社製) ポリエステル60% ビスコース31% ウール5% ポリウレタン4%、インポート布地・fan-annexにて購入

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 この夏、6年ぶりに海外旅行をすることになりました。8-9時間のフライト。飛行機の中でリラックスできて、現地でも動きやすいパンツを作ろうと思いました。当初はMPLのミニマムフレアーパンツを考えていましたが、裾幅が広くて靴の甲まで長さがあると、雨が降ったとき汚れやすいのでは?と気がかりでした。そんな折、オブリークタックパンツが発売。足首くらいの長さ、シルエットもスカートに近いながらも広がりすぎないので、旅行に良さそうということで、型紙はこれに決定。
 街着として持っていくボトムは一着、それを着て飛行機に乗る予定。なので、しわになりにくく、少しかしこまったレストランにも入れるエレガントな風合い、そして汚れが目立たない色。日暮里に探しに行った方が良いかと思いましたが、ネットで私の条件にぴったりのものを見つけたので、そちらを購入しました。しわにならないといったらポリエステルですが、ポリエステル100%は気が進みませんでした。こちらの生地の混率は私の理想通り。そして、季節をあまり問わない、というのもこだわりポイント。出発する日本、機内、現地では気温が違いますので。

 芯貼りがまったくない型紙です。ベルトも芯なし。縫製もとくに難しいところはありませんが、ベルトのゴム選びが要注意かもしれません。私が用意したゴムは固すぎたようで、それを使ったら「こんなの、苦しくて機内で履き続けるなんて無理」という着心地に。ですが、昨年、友人にいただいたゴムに変えたら楽に履けるパンツになりました。ゴムによってサイズ感・着心地がこれほど変わるのには驚きです。

 こちらの生地ですが、とても縫製しやすいものでした。少し、プリッとした感じがある生地で、多少の縫いのまずさもすべて受け止めてくれる、懐の深い布。アイロンのかかりも良いです。仕上がりはシックです。多少ストレッチ性もあるので、着心地の良いジャケット、ワンピースが作れそうです。紺のフォーマル生地を探している方には最適の生地だと思います。着ていてもほとんどしわにならず(さすがに、9時間のフライト後は後ろにしわが出来ましたが)、帰国後、洗濯の際に1分間脱水しましたが、まったくしわになりませんでした。
 通常価格は10センチ530円ですが、私はセール価格の371円で購入しました。頻繁にセール価格になるようです。

 裏地は東レ 夏用裏地 クールビズライニングのインディゴブルーを使用。さらっとガーゼのような感触なので、つるつるした裏地よりも、こちらの方が長時間座っているのに良いと思ったからです。効果のほどはよく分かりませんでしたが。

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 普通に立っているとロングスカートのような、シルエットのきれいな服です。歩くとたしかにパンツですが。
 今、真夏の日本ではとても着ていられないパンツ。ただ、旅先は予想以上に気温が低く、とくに2日目はこのパンツでは大変寒い思いをしました。裾が広い分、冷たい空気が入ってきて、スカートとたいして変わらない感じ。冬の暖かタイツを持ってくれば良かったと大変後悔しました。この写真の時点で11度くらい。持っていった服をありったけ着込んでいますが、全然足りません。防寒としては、スカートに準ずると思った方が良いでしょう。

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 とくに横の姿が美しいパンツだと思います。

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 正面の大きなタックのおかげで股ぐりが見えず、どの位置に来てもおかしくないので、通常のパンツよりもウエストの位置を上下しやすいです。履き心地は、パンツよりもスカートに近いです。
 サイドはファスナーのみでホックなしの始末。ただ、実際に着用するときはホックがあった方が楽です。なので、次からはホックを付けるつもりです。

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MPL: P1607 Vネックブラウス その2

【パターン】Mパターン研究所、P1607 Vネックブラウス、5号 【制作】2017. 4  【生地】前身頃:MARIO CAPRA コットンカットボイル、後ろ身頃:綿100%シャツ地 (いずれもヨーロッパ服地のひできにて購入)

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 昨年の夏に裁断したものの、縫う前に秋が訪れたのでそのまま放置していました。あまり生地で作った「まかないブラウス」です。
 前身頃は、このブラウスの余り生地。この布、着心地が良くしわにもならず、手洗いして干せば勝手にきれいになってアイロンいらず。色、模様、質感、どれも大変気に入っていて、叶うことならまた買いたい、これまで購入した生地の中でも特に好きな布。ノースリーブなら前身頃分はとれそうな余りが出たので、ずっととっていました。
 後ろ身頃は、このブラウスを作った余り布。本当は前身頃に合わせて薄くて軽い生地を使うべきなのでしょうけれど、手持ちにそうした半端布はなく、このためにわざわざ買うのも…ということで、まあいいかと使うことにしました。余った量がちょうど良かったので。

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 前と後ろでは生地の雰囲気がまったく違うブラウス。これで良いのか悪いのか、よく分かりません。前身頃に白が入っているので、後ろ身頃は白で馴染むかと思ったら、予想以上に前後でパキッと分かれる感じに。

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 こんなポーズをとっても前身頃がそれなりに馴染み、前作みたいに前身頃がカパッと浮くことがありません。後ろ身頃の方がしっかりした生地で、重みがあるためか、着ると後ろ身頃の方が長くなりがちにもかかわらず。この型紙は、ギャザーブラウスが作れそうな生地を使った方が無難みたいです。もっとも、スッとまっすぐ立てていれば使える生地の幅は広がるのでしょうけれど。MPLのモデルさん、ブロードでもきれいに着ていますよね。

 単純なブラウスなので、縫製に関して特筆することはありません。ただ、袖口の折り返しアイロンで、今年お店で見つけて買ってみたクロバー アイロン定規 <ロング> 25-059が役に立ちました。この定規、フレアースカートの裾折りで大活躍しました。久々に、買って良かった手芸用品です。

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***

 トレーニングに通い始めてそろそろ3年近く。3年という月日には驚くばかり、そしてまだまだ改善・鍛える余地が大いにある私の体ですが、それでもだいぶ体の使い方が変わってきたようです。それに伴って、今まで疑問を持たずに着ていた服の中に、着心地が悪い、見た目がおかしくなるものが出てきました。うしろ襟の下にカウルネックのような盛り上がりができる、背中がガバガバなど。こういう服を着ていても良いことは何もないし、どうせ服を選ぶときに自然に避けるので邪魔なだけ、ということで今日、思い切って処分しました。全部で7着かな。型紙も去年からずいぶん処分していますが、新たに二つ捨てました。
 ところで、前回アップしたショールカラージャケット、着心地の良さに感激しています。前ボタンを閉めても肩がものすごく楽で、まるで何も着ていないようです。このジャケットはまたぜひ作りたいです。

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MPL: J1403 ショールカラージャケット その1

【パターン】Mパターン研究所、J1403 ショールカラージャケット、5号 【制作】2017. 1-2  【生地】シルク5%、カシミヤ10%、ウール85%(ロロピアーナ、インポート布地・fan-annexにて購入)

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 以前カラー診断を受けた際に、「ふつうはここまでのピンクになると顔色が悪くなるけれど、あなたは大丈夫」といわれたピンク。その言葉が印象に残っていて、インポート布地・fan-annexでこの生地を見たときは後先考えずに2.4メートル購入しました(80センチ単位で売られていました)。タグが見あたらないのですが、たしかロロピアーナの生地です。所々黒くなっている箇所があるからか、ロロピアーナとしては格安でした(←タグが見つかったので追記しました)。
 しかし、なんといってもこの派手なピンク。いったい何を作れば良いものかと購入から何年も手をつけられないでいました。このショールジャケットの型紙が発売されたとき、なんといってもこの色なので、あまり甘すぎない、さらりとした中性的なこの形(MPLとしては「女性らしくコンパクトなシルエット」とのことですが)が良いかと思いました。さっそく型紙を購入しましたが、そのあともやはり悩んで2年以上が経過。でも、いつまでも生地として持っていても仕方ない、と「えいっ」と形にしました。

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 何年ぶりか分からないフラップポケット。ひょっとして、このジャケット以来?だとしたら13年ぶり?かなり気が重かったこのポケット、取りかかってみると面倒ではあるものの、案外たのしく作れました。全部しつけをしましたが。
 昨年末に裁断、少しずつ縫い進め、2ヶ月もかかってしまいました。あまりにもゆっくり縫っていたので、あまり細かい事は覚えていません…
 このジャケット、MPLの指示ではなぜか打ち合わせが左上。今回は一応指示通りにしましたが、慣れないのでボタンがかけづらいです。次からは右上にすると思います。

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 前を開けるとこんな感じ。写真を見る限りでは、閉めた方が形がきれいに出ますね。このジャケットのシルエット、MPLだなと思います。

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 生地のアップ。このようにバスケット織りになっています。マットな生地だとさすがに全身この色はきついですが、この織りで多少印象が柔らかくなっていると思います。アイロンがかかりやすく、縫いやすい生地でした。おまけに、しわがついても一晩トルソーに着せておけば取れてしまうという、優秀な生地。
 ボタンは以前ヨーロッパ服地のひできで購入したもの。

 作っている段階では細すぎるかと思ったショールカラーですが、出来上がってみると主張しすぎず良い感じです。気に入ったので、また作りたいです。

 ところで、140cm幅でこのジャケットの用尺は1.5m、このフレアースカートは1.6mですが、2.4mで両方作れました。しかも、黒い部分は避けての裁断だったのでキツキツでしたが、キズモノでなければ余裕のはずです。

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 *** おまけ ***

Katagami

 新年度ということで(?)無印良品でボックスを買ってきて型紙を整理しました。分かりやすいようにマスキングテープで目印。カットソー、ほとんど作らないくせに型紙だけはたくさん持っているのに驚きました。

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MPL: S1407 フレアースカート その1

【パターン】Mパターン研究所、S1407 フレアースカート、5号 【制作】2017. 3  【生地】シルク5%、カシミヤ10%、ウール85%(ロロピアーナ、インポート布地・fan-annexにて購入)

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 MPLのカタログページを見たときは、カメラのアングルのせいかそれほど心惹かれなかったスカートですが、このブラウスと合わせている写真(最後の黒のスカート)を見て素敵だなと思いました。1年ほど前から服の好みが変わってきて、今は何の変哲もない、こういうシンプルな形の服を着たい気分。
 ダーツもタックもなし、前後2枚の布を縫い合わせるだけの単純なスカートなのに、たらたらと完成までに1ヶ月もかかってしまいました。3月、意外に忙しかったです。前回、セミハイウエストタイトスカートのウエストが緩かったので、こちらは縫い代を3ミリ増やし、全体で1.5センチ小さくなるようにしましたが、今度はぴったりすぎかも…誌上・パターン塾(vol.2(スカート編)) によると、ウエストのゆとりは1センチで良いらしいので、それならば数値上は余裕のはずですが。でも、ウエストのサイズって立ち方一つでいくらでも変わるのですよね。

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 フレアーが美しく、ウエストと裾幅の対比でスタイルアップするように思えるスカート。シンプルなので、布を変え、丈を変え、何着も縫えそうな型紙です。難点は用尺でしょうか。110cm幅でも、140cm幅でも、1.6m必要です。140cm幅だと、縦にかなり余ります。なので、いっそのことジャケットも作ってセットアップにした方が、生地に無駄が出ません。後ろスカートをセンターで接いで、差し込み裁断すれば用尺は減るようですが。
 説明書ではウエストはぐるりと一周ステッチ始末になっていますが、それではカジュアルすぎて生地の雰囲気に合わないので、アネパターン式のウエスト始末にしています。ベルトとスカートの縫い代は割り、ベルト上の接ぎは裏コバステッチ、裏ベルト下はバイヤス始末して、表から落としミシンです。
 「中厚地から厚地まで」となっていますが、デフォルトの丈だと布がたっぷりなので、できるだけ軽い生地を選んだ方が無難です。
 多分、歩く姿が一番きれいなスカート。今回はストッキングを履いていますが、ソックスも合わせやすそうな形です。

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MPL: S1609 セミハイウエストタイトスカート その1

【パターン】Mパターン研究所、S1609 セミハイウエストタイトスカート、5号 【制作】2016. 12  【生地】混率不明ツィード、生地ののみの市にて購入

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 3年ほど前にのみの市で購入したパープルのツィード。厚みと重みのある、しっかりとしたツィードです。作るとしたらシンプルな、縦長のスカートかワンピースかなと思っていました。そして今秋、MPLから発売されたタイトスカート。私がイメージしていた通りのスカート、ということでさっそく型紙を購入しました。

 5号をデフォルト通りに縫っています。私が着るとモデルさんの着用よりもずいぶんと丈が長く見えます。何もいじってはいないのですが。モデルさんの方がずっと身長が高いということでしょうか。私は159.5センチです。あと、かなり存在感のある生地だからというのもあるかな。
 ウエストはもう少し高めの方が良さそうです。一応、事前にシーチングで仮縫いをしたのですが、未だにサイズの見極めが出来ません。きついのを広げ判断はしやすいですが、詰めるのは難しい。実際の生地は厚みがあるし、入らなかったら心配…となってしまいます。履いてみて、気になるよう後ろにゴムを仕込みます。

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 この生地、買うときは気がつきませんでしたが、実は幅が狭く、本当にギリギリ、かつかつで何とか裁ちました。そして、生地を平置きしているときは全く気がつかなかったのですが、どうやら、白っぽいところとそうでないところのボーダーになっていたのですね。後ろはそのボーダーが完全にずれています。仕方ありません。生地がギリギリだったのですから。

 このように長いベンツがあるので、そこから広がって、動きによっては全体的に多少Aラインっぽくなります。デフォルトの丈だとそんな印象ですが、丈を短くするとガラリとシルエットが変わりそうです。

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 厚地のツィードなので、見返しは別布にしました。
 このスカートの特徴は前スカートの横ダーツ、後ろスカートの長いダーツですが、どちらもダーツの角度が途中で微妙に変わります。ダーツにこだわりを感じるスカートです。また、ダーツは切り開いて割る仕様になっていて、全体的に厚みが出ず、フラットになるよう配慮しています。なので、この厚い生地でもなんとかなりました。

 シンプルながらもパタンナーのこだわりが感じられる、ラインがきれいなスカートで気に入りました。丈を変えて、色々作ってみたいです。

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***

Nuno

 今月、これまで着たことも買ったこともない、都会的な柄のシルク生地を購入しました。こういう雰囲気の服はこれまで試着すらしたことがなかったのですが、この生地はなぜか、一目見たときから心惹かれていました。そういう年齢になったということかしら?春夏のワンピースに仕立てる予定です。
 そして、良く考えたら今年買った布はこれ一枚です。

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MPL: S1304 ウエストゴム細タックスカート その1

【パターン】Mパターン研究所、 S1304 ウエストゴム細タックスカート、5号 【制作】2016. 9  【生地】シルク、アザトいのうえ にて購入

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 ファスナー開きのワンピースにするつもりで購入した生地。色はパープル。届いてみると、ファスナーを付けるのはどうかな、という質感。そして、何より色。あまりに薄いパープル。白と比べればパープルと分かりますが、単体で見ると白に少しニュアンスが入った程度。濁りはないのですが、これを一枚のワンピースにして私が着るのはどうかな、という色合いです。それよりも、上下別にした方が服として使えそうです。
 ファスナーを避けるとなるとゴムスカート。では、どんなゴムスカートに?と思ったとき目に留まったのがMPLの細タックスカートでした。揺れる感じがこの生地に合いそう。

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 生地ですが、残念ながら、写真では色、質感が全く出ませんでした。色は、薄いながらももっときれいなパープルです。ドットのような織りになっています。生地だけで見ていたときは地味に思えたのですが、仕立てていくにつれシルクの光沢と艶がどんどん引き立ち、驚くほど輝きを放つようになりました。その光が、写真では全く表現されないのが残念。
 実は、ウエスト一周ぐるっとゴムのスカートを縫うのは初めてでした。ファスナー開きよりずっと簡単にすぐに仕上がるだろうと思ったのですが、この柔らかい、手からすり抜けていくような生地のために、それほど簡単とはいえず。この生地でタック10本というのも大変だったのか、いざウエストを見返しと縫い合わせようとしたら見返しの方が大きい。タックを縫うごとに少しずつ誤差が生じていたのですね。
 ウエストゴムとはいっても、いかにもゴムスカートではなく、スッキリとしたウエストです。自然とタックとタックの間に生地がたまります。これなら、トップスをインにしてウエストを見せても良い感じ。もっとも、今はゴムスカートを、ゴムを見せて履いていて、むしろそれが可愛い人をたくさん見かけます。私の印象では、若い人たちでとくに。

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 思った以上に丈が長くて驚きましたが、これもけっこう今の気分かも。

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 このスカートは静止しているより動いた方がきれいだと思うので、それが分かる写真にチャレンジしてみました。結果は完敗。この写真が一番まともなのでは…動きのある写真って難しいですね。他人に撮ってもらえば違うのでしょうか?歩いて撮ってみて上手くいかず、じゃあ、回ってみようとくるくるしたらスーフィーダンスのような写真になりました…

 140センチ巾で1.8メートルも必要なスカート。生地面積が大きいので、とにかく軽くて薄い生地を使うのがポイントですね。

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