ご案内


  • HNはsnow-yuki。「仕事にも着ていける服」をコンセプトに洋裁を楽しんでいます。

    カラー診断は「ピュアロマンチックタイプ」(夏タイプに相当)。

    夫婦共々運転免許を持っていませんので、旅行はいつも公共交通機関を利用しています。

    食物アレルギーがあります。パセリ、春菊、あくの強い山菜(蕗の薹など)、マンゴー、カモミール。さらに、2020年に小麦アレルギーを発症しました。少量なら大丈夫ですが、主食として小麦を大量に摂取することはできません。宿泊先選びではアレルギー対応の有無がポイントになります。

    ご連絡はこちらから。

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    ロシア旅行の写真です。

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    2009年7月トルコ旅行写真集


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作品一覧


  • Mパターン研究所
    【アウター】
    J0000コート
    J0440フラットカラーコート
    J9902ストレッチジャケット
    J0100テーラードジャケット
    J0406ノーカラージャケット
    J0641クロプトジャケット
    【トップス】
    B0000ブラウス
    B0100シャツ
    B0412後ろあきタンクトップ
    B0428ウエストシェイプブラウス
    B1605 セミフレアーブラウス
    P1607Vネックブラウス
    C0203ラグランカットソー
    【ボトムス】
    S9900バイヤススカート
    S9901タイトスカート
    S0432プリーツスカート
    S0642ギャザースカート
    S0706センタータックスカート
    S1304ウエストゴム細タックスカート
    S1609セミハイウエストタイトスカート
    P9900ストレートパンツ
    P9903NEWカーゴパンツ
    P0100ワイドフレアーパンツ
    P0102ブーツカットパンツ
    P0315タイトフレアーパンツ
    P1601ミニマムフレアーパンツ 
    P1703オブリークタックパンツ
    【ワンピース】
    O0100シャツワンピース

  • Annee-Patterns
    【アウター】
    AラインステンカラーコートMic
    2192シャツジャケット
    259りぼんショートジャケット
    258七分袖ブラウスジャケット
    265B 七分ラッフルブラウスジャケット
    286Jへちまカラーニットジャケット
    Sophie 衿付きボレロジャケット
    【トップス】
    5022BLシャツ
    573スタンドカラータンクトップ
    706ボートネックTシャツ
    585襟ぐりギャザーブラウス
    752Karen フレンチスリーブTシャツ
    ロングカーディガン 7Ohana
    7Tamao 衿ぐりギャザープルオーバー
    【ボトムス】
    916Sバイアスフレアースカート
    9013ストレートスカート
    914sマーメイドスカート
    9483Aラインスカート
    941台形スカート
    958車飛騨フレアースカート
    955 膝丈タックスカート
    9Lois 台形セミフレアースカート
    9Cavarie ミニタイトスカート
    Laurent パフシルエットタックスカート 

    【ワンピース】
    847スクエアネックAラインワンピ
    8Hemine フレンチスリーブ ストレートミニワンピース
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Me-Made-May'15 後半

me-made-may'14

MMM'15が終わりました。
やはり、これはほぼ毎日自分の服を撮影し、アップしてこそのイベントなのだろうと思います。そうすることで自分の服装、洋服作りへのいろいろな気づきがあったり、今後の展望が開けたりするのでしょう。私は、参加前から分かっていたことですが、写真をアップしたのはほんの数回でした。なので、MMMを頑張ったとか、満喫したとは言えない状態ですが、一応、後半にアップしたものを載せます。


Mmm20

20日。エーデルワイス(たまねぎ工房)。なんでもないシンプルなセーターですが、こういう服は休日のちょっとした外出に重宝します。

Mmm21

21日。752Karen(アネパターン)。

Mmm22

22日。955タックスカート(アネパターン)。シルクサテンのふんわりスカートは着ていてとても気分が良いです。本当は、こういうシルクサテンのスカートがもっとたくさん欲しいです。ところで、この955は他のスカートよりもウエスト太い設定ですよね?私はもともと腰履きはあまり好きではないのですが、最近はとくにジャストウエスト指向が強まったので、今後この型紙で作ることはないと思います。


Mmm29

29日。襟ぐりギャザーブラウス9Cavarie(アネパターン)。スカート、久しぶりに完成当初の写真を見ましたが、洗濯で縮んだみたいですね。これはまったく生地に動きがない+タイトスカートなので着心地が良いとは言えず、体の動きも制限される感じです。多分、来年は履かないかな。

こうして写真に撮って客観的に見てみると、「もうこれは捨てた方が良いかな」という服が分かったのは収穫です。

ところで、私が今回MMMに参加したのには洋裁以外の目的がありました。
実は、昨夏から姿勢動作のパーソナルトレーニングを受けています。40歳を過ぎて、自分の体に関して色々思うことがあり、このままでは後々大変なことになる、今のうちに何とかして今後の人生、少しでも楽な体で過ごせるようになりたい、という思いから一念発起して通い始めました。
ただ、具体的には何を目的にしたどういうトレーニングなのか、私から説明することはできませんので、興味がある方は私が通っているサロンの、以下のブログ記事をご参照ください。

ビギナーのトレーニング入門1/4
ビギナーのトレーニング入門2/4
ビギナーのトレーニング入門3/4
ビギナーのトレーニング入門4/4

通い始めてすでに10ヶ月が経ちますが、未だにニュートラルポジションで立つことが100%出来るようにはなっておらず、相変わらずレッスンのほとんどの時間が立つ練習に費やされています。それと同時に、必要なストレッチなど。歩行練習はまだほとんどしていません。ただ、私は極端に進捗が遅い方だとは思います。
ということで、まだまだ道半ばですが、それでもトレーニング開始前からは色々と変わりましたので、どんな風に変化したかの確認、今の自分の立ち姿のチェック、というのが私のMMMの隠れテーマでした。そして、同じ服でも姿勢でどのように見え方が変わるか、自分でも大変興味がありました。私のわずかな変化は他の人からは分からないでしょうけれど(でも、見る人が見れば一目瞭然)、私は「昔はずいぶん息苦しい感じだったんだな」ということが分かり、私なりに進歩が確認できて満足です。今の方がノイズが少なく、自然で、服を本来の形で着られていると思います。

一体いつになったら進級できるのか、そして本当に卒業できる日は来るのか、今はまったく先が見えませんが、それでも少しずつ前進していることは分かるので、それを励みに毎週トレーニングに通っています。

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Me-Made-May'15

me-made-may'14

 数年前から毎年5月に行われる世界的な企画Me-Made-May。1ヶ月間、毎日(理想的には)自作の服を着て、写真を撮ってアップしようという催し。昨年まではそうした写真を脇で眺めていただけでしたが、最近では日本からも多くの方が参加していて楽しそうなので、思い切って今年は私もチャレンジすることにしました。でも、毎日だときついのでゆるく、写真が撮れた日だけ、ということで。今日で前半が終わりましたので、これまでアップした写真をまとめます。


Mmm1_2
1日。ブラウスジャケット(アネパターン)。
このジャケットは本当によく着ます。色も形もいろいろな服に合わせやすい。





Mmm5_2
5日。Wタックカットソー(型紙ひろば)。
この日出来上がったカットソーを着て撮影。





Mmm8_2
8日。エミネ(アネパターン)。
金曜日はテーマの日。この日のテーマは洋裁環境。皆さんの洋裁部屋・コーナーには圧倒されました。私は部屋の片隅にミシンがあるだけ。





Mmm9
9日。スノードロップ(たまねぎ工房)。近所の一軒家レストランで食事をしたあと公園で撮影。今まで食べた中で一番、と言える本格的なイタリアンでした。この日初めてスノードロップを着ましたが、とても履き心地良いです。





Mmm10_2
10日。7Tamao(アネパターン)。
この形、気に入っています。良い生地が手に入ったらまた作りたいですが、このパターンに適した生地を見つけるのが難しいです。





Mmm12_2
12日。クロプトジャケット(MPL)と切り替えマーメイドスカート(型紙ひろば)。
この2着はそれぞれ単独で着たことはなくて、いつもセット。寒くはないけどまだそれほど暑くもない、という中途半端な時期に重宝して、よく着ます。





Mmm14
14日。ソフィー(アネパターン)とAラインスカート(アネパターン)。
昨年、頑張って作ったセットアップ。





Mmm15
15日。タンクトップ(MPL)と車襞スカート(アネパターン)。
今日のお題は「何か古いもの」。今時期着る服で、まだ手元に残っている一番古いものはこのタンクトップです。11年前に縫いました。

 後半もこんな感じでゆるく参加したいです。

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ディオール展覧会「エスプリ ディオール」に行ってきました -後編-

ディオール展ですが、これまでの作品の展示だけでなく、地下1階では実演も行っていました。

Ddem1

最初に通りがかったときは香水の封づめ作業の実演をしていました。リボンを結んだり。パッケージに興味があれば面白いのでしょうけれど、私はそれほどでもないので、少し眺めたただけで上階の展示品を見に戻りました。

一通り見終わり、まだ時間があったので再度実演コーナーへ。

Ddem8

実演をする作業テーブルの後ろに置かれたトワルたち。これが気になって仕方なかったのです。展覧会の説明ではトワルの実演もあるらしいので。多分これらはこれまでの実演で完成したもので、まだ何も着ていないボディもありますし、ひょっとしたら実演があるのではないかと。
会場には至るところにブラックスーツに身を包んだ若い男性たち(しかも、かなりの割合でイケメン)が配置されていましたが、なんとなく声をかけるのは気が引けたので、作業テーブルの掃除に来た女性に、トワルの実演はあるか尋ねてみました。その方は、トワルの実演はないと聞いているとのことでした。ですが、まもなくバッグの実演が始まるとのこと。ということで、また周囲の展示物を見ながらうろうろし、実演が始まるところでコーナーに駆けつけました。

Ddem2

バッグの実演とは何をするのだろう?と思ったら、なんと手前の黒いバッグを水色で作るというもの。想像以上に大がかりな実演にびっくり。左が職人さん、右が通訳の方です。職人さんが何か説明すると、すべて通訳してくれます。
まずは持ち手作りから。皮に型紙を置いて裁断するところからスタート。手前にあるのが元の皮ですが、これをものすごく薄く(何ミリと説明はあったのですが忘れました)なめしたものを使用します。
裁断がすんだら接着剤を刷毛で塗ります。今回持ってきた接着剤は1種類ですが、工房では接着剤が何種類もあるそうです。今回のは、一番早く乾くタイプ。接着剤はある程度時間をおいて乾くと接着力が最大になるそうですが、それに要する時間が接着剤によって違うそうです。工房では一度に大量に作っていくので、乾くのに時間がかかる接着剤の方がいいそうです。

Ddem21

持ち手の中には、膨らみを出すためのコルクで出来たものと、真鍮で出来たものを仕込みます。これにも接着剤を塗っています。

Ddem22

皮に接着したら、内側のカーブが馴染むようにハサミで切り込みを入れます。外側には切り込みを入れません。

Ddem53

象牙で出来たへらで周りの皮を丁寧に折り込んでいきます。それが終わると、余分な皮をカッターで削り取ります。
持ち手1本に対して外側、内側2本が必要。それぞれ出来上がったら接着剤で貼り合わせ。本来はこのあとミシン作業室に持って行き、周りをミシン縫いするのですが今回は省略。穴を開けてハトメを打ちました。このハトメ打ちも工房では機械がするそうですが、今回は昔ながらのやり方で、手で打ちました。さすがに慣れたもの。1回、カンと金槌を叩いたら終了。

Ddem42

完成した持ち手。

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次は本体へ。このような木型を使います。これは三つに分解することが出来ます。

Ddem51

すでにキルティング加工された皮が用意されています。まずは側面部分を作っていきます。ここで通訳の方となにやら話したあと、「今日は素敵な女性の方が大勢いらっしゃいますので、ブルーとローズのバイカラーで作ることにします」と色の変更。
まずは、テープ状の芯を木型に巻きます。

Ddem52

そのあと、丁寧にキルティング加工された皮をかぶせ、馴染ませます。ここで一番気を配るのが底のカーブがきれいに出るようにすること。これが形の美しさに大きく影響します。

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左側にあるのが出来上がったもの。もう片方を作っています。

このあと前面と底に取りかかっていましたが、このあと用事があったので、残念ながら私が見られたのはここまで。冒頭からここまでで40分ほどです。

実演は、ミシン縫いは省くでしょうけれど、手作業だけで出来る部分はすべてして、完成形まで仕上げたのだと思います。職人さんは大変手際よく、しかも丁寧な作業で、私は感激しました。出来ることなら最後まで見たかったです。

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使用していた数々の道具たち。

多分、実演は毎日行っているのですよね。これだけハイレベルな実演を、詳しい解説つきで毎日見せるとは太っ腹。とても充実した展覧会です。会期もあと少しとなりましたが、興味がある方は是非行かれることをお勧めします!

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ディオール展覧会「エスプリ ディオール 」に行ってきました -前編-

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銀座で1月4日まで開催されている展覧会「エスプリ ディオール - ディオールの世界」に行ってきました。入場料無料、撮影OKの展覧会。平日の昼間ですが、多くの来場者がいました。
会場は入り口に黒いカーテンが掛かり、外からの光りをシャットアウト。大変暗いです。ただ、その方が展示物がよく見えるようです。また、足を一歩踏み入れると香水の高貴な香りがたちこめています。演出の一つですね。

洋服の展示は3フロア。そして1フロアが資料、映像。以下は、私が特に美しいと思った服です。

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2012年か13年のコレクション。この襟元、ヘムが大変美しいと思いました。バックのドレープも美しいです。着てみたいと思った一着。

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2012年か13年のコート(プレート、撮影したのですが暗くて上手く撮れず、数字が判読できない…)。小さなフード付きのこのコート、とてもかわいくて(特に後ろ姿!)、これも着てみたいと思いました。

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これはたしか1950年代のドレス。このドレス、ものすごく好みです。こうして見ると、もしかして私はこういう形の襟元に惹かれるのかも。自分では着たことありませんが。

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フロントとバックで色、素材が違うイヴニングドレス。この前後での異素材使いがとても素敵だと思いました。写真だと色が少し違って見えますが、バックの写真がその着用のようです。

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写真だとあまり色がよく出ていませんが、これは本当に夢のようなドレス。繊細な色のグラデーションにうっとりです。

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こちらが着用ですね。本当に夢のよう。

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大変優美なドレス。たしか古いもの。私の記憶では1950年代くらいだった気が…

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着用。美しすぎます。

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地下1階にはこのようにずらっとトワルが並んだコーナーがあります。トワルも大変美しいです。

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デザイン画の展示もあります。また、映像コーナーも2箇所あります。

まさに非日常の世界でした。圧倒的に美しいものを堪能できました。

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ひっそりと11年目

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このブログを始めたのは2003年12月22日。丸10年が過ぎ、ひっそりと11年目に入りました。最初に書いた記事って何だろう、と探してみたらこれでした。そして初めてアップした洋服がMPLのJ0000コート二着。どちらも、とうの昔に処分しました。
10年前といえば、日本にブログというものが導入されたばかりの時でした。当初洋裁ブログは数も少なく、少し珍しい存在でした。また、服地が買えるネットショップもほんのわずかでした。今は洋裁ブログもいろいろあり、「このパターンで作った作例はないかな」と検索してみるといろいろな方の作品を見ることができ、服地を扱っているネットショップも私には把握しきれないほどたくさんあり、パターンショップも増え、洋裁環境は大きく変わりました。
一方私はといえば、あまり変わっていない気もしますが、それでも10年前には予想もしなかったことがいろいろと起こり、振り返ってみると10年という月日の長さを感じます。10年前と比べると洋裁に割ける時間が格段に減り、服を縫うことも,生地を買うことも少なくなりました。実は、日暮里にはもう何年も足を運んでいません。生地が全然消化できていないからです…

ブログを始めてからもずっと、洋裁をする同世代の人というのは身近にまったくおらず、洋裁について誰かと話をするということもありませんでした。どうやら、洋裁ブログをしている人たち同士でリアルに交流をしているらしいということを、他の方々の記事から知ることもありましたが、私はそういうこととは無縁だろうと思っていました。ですが、昨年、そうした方々に直接お会いし、お話をする機会があり、またワークショップに参加したりもして、洋裁という共通の趣味を持つ方々と、リアルに交流できるようになりました。私は極度に人見知りなので、はじめは見知らぬ人と話などできるのだろうかと心配でしたが、共通の趣味があれば話はできるのだと、それが自分でも驚きでした。もちろん、相手の方の気遣いがあってこそですが。思えば、こうした人との出会いを持つことができたのが、ブログを始めた当初まったく予想もしなかった、そしてブログをやってみて一番良かったことだと思います。

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今日は久々に実店舗で生地を買いました。以前住んでいた家の近くにオーダー服のお店が移転してきて、店頭ではぎれを売っているのですが、クリスマスセール中ということで仕事帰りに立ち寄ってみました。そこで、一目惚れの赤いシルク混ウール地を購入。2.7メートルあるのでスーツが作れます。一応、セールということで半額にはなっていたのですが、私には相当に高価な生地。ですが、こういう上品な、全身で着られる赤というのはなかなかないので、思い切って買いました。それから、アルマーニのこちらもシルク混ウール地75センチ。こちらは本当に端布なのでお安かったです。どちらも冬を除く、スリーシーズン生地。なので、実際に作るのはもう少し先です。
それから、実はへちまニットカラージャケット用にと、先ほどネットショップでニット地を注文しました…久々に日暮里に行こうかとも思っていたのですが、これで取りやめです。今年は生地を一枚も買っていませんでしたが、最後の最後に思い切って買いました。

上の写真はフランス総菜専門店のクリスマスBOXとチキン。この総菜店は以前の家の最寄り駅にありますが、とても気に入っているので今でもたまに利用します。とても薄味で、いくらでもおいしく食べられて、まったく胃もたれすることがありません。薄味ながらも絶妙な味付けで、とくに牡蛎のリゾットが絶品でした。

***

これからも洋裁とブログを細々ながらも続けていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

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縫製のコツを紹介しているブログ

2年ほど前にシルクシフォンを購入し、できるだけ早くワンピースに仕立てたいと思っているのですが、縫い代の始末、ファスナー付けをどのようにするか悩んでいます。そこで、シルクシフォンの縫製について解説したHPはないかと検索したところ、素晴らしいブログを見つけました!「既製服縫製技能士1級」を取得し、既製服のサンプル品などを縫っていらっしゃる方が、縫製のコツを写真と詳しい解説付きで公開してくださっています。「ヒロアミーの日記」というブログです。縫い代についても、「既製服の縫い代の始末とグレードの関係」という記事があり、大変興味深く読みました。この記事には、シフォンのファスナー付けについても書かれていました。

下の写真はシフォンという透ける素材(深緑)とポリエステルプリント(レンガ色)を重ねて作ったスカートです。

このスカートの仕様で特徴的なのが、ファスナー付けです。

透けるシフォンは袋縫いです。そして透ける生地に切り込みを入れたりファスナーは直接付けたりしません。

かなり上級仕様になるのですが工程がシフォンのファスナー部分を三つ折で縫ってからシフォン脇を袋縫い、下のポリエステルにファスナーを付けてシフォン生地をまつって仕上げてあります。

そうなのですか!確かに、これなら繊細なシフォンを傷めることなくファスナーを付けられそうです。つまり、裏地に普通に(表地に付ける要領で)コンシールファスナーを付け、上からかぶせるようにシフォンを手縫いで縫い止めるということですよね(私の理解、正しいか少し心配)?

大変読み応えがありそうなブログです。私も、少しずつ読み進めて勉強したいと思います。

<追記 2012/03/08>
ミシン縫い、手縫いの記事をすべてEvernoteに追加して、iPod touchを使って通勤時間に読み進めています。もう、全員一度縫う手を止めて、まずはすべての記事に目を通すべき!というくらい素晴らしい内容。縫製テクニック本はすでに何冊も持っていますが、そこには書かれていない、洋服作りで重要な手順が懇切丁寧に紹介されています。例えば、ダーツの印の付け方など。記事を読んでいますと、プロというのがいかに丁寧な下準備をし、細かな配慮をしながら縫製をするかということがよく分かります。まだ、こちらのブログをご覧になっていないソーインガーの方、だまされたと思って一度クリックしてみてください!

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Marfy

Marfy1イタリアのパターンメーカーMarfy石ともさんのMarfy作品に刺激されて、とうとうカタログを取り寄せてしまいました。2007年春夏です。注文して1週間で届きました。
届いて最初に思ったのは「うわっ、大きい!紙がきれい!」です。全部で127ページ。そこに、デザイン画がぎっしり詰まっていて、それぞれの服のパターンが注文できます。実際に生地で縫ったものは一切載っていなくて、デザイン画のみですが、フロントとバックが大きく鮮明に描かれていますので、どのような服なのかとても分かりやすいです。ダーツや切り替えがはっきりしますので、下手な着用写真よりかえって親切かも。ただ、モデルさん、異常に足が長く描かれていますね。実際この服を自分が着たらどうなるのか、ちょっと想像できません。
それはともかく、このカタログを見ていると「服には夢がある」ということがよく分かります。どの服もひねりが効いていて、心憎い演出が施されています。遊び心があって、自由で、おしゃれ。特に、スカートのバリエーションの多さには驚かされます。スカートって、こんなにいろいろ遊べるのですね。このカタログは全体的に、フレアー系が多いです。
それから、なんといってもワンピース!Marfyの神髄はワンピースにあるのではないかと思いました。とにかく優美で洒落ています。胸元の開き具合も半端ではないので、私が実際着られそうなのはその一部ですが、見ている分には楽しいです。私が実際に着てみたいと思ったのは13121325、1331(これ、胸元の秋が大きいけれど…)です。パターンを買うとしたら1325かな。
さて、上の写真のシャツとスカートが、今回のカタログの中で一番パターンを買いたいと思ったものです。Marfyの中ではとてもおとなしいデザインですね。でも、もちろん他にも心惹かれる服はたくさんあります。

Marfy2さて、カタログには8着のパターンがおまけで付いてくるのですが、これはちょっと期待はずれでした。こんなにたくさん気に入った服があるのに、付いてきたものは自分からわざわざパターンを買おうとは思わないものばかり。サイズ感を知りたかったので、スカートとプレーンなシャツのパターンを期待していたのですがありませんでした。なぜかショートパンツのパターンがついていたり。さすがにショートパンツをこの年で履く気はしません。
おまけパターンの中では、左の写真のワンピースとカーディガンが一番良さそうなので、これで仮縫いをしてどんな感じか見ようと思います。胸のあき具合も分かるし。ただこのワンピース、私には似合わないでしょうね。

ところで、おまけパターンを見る限り、芯貼りの指示がありません。これは常識で判断しろということでしょうか。パターンにも、アネージのパターンにあるような縫製指示が一切書かれていませんので、かなり洋裁の知識があることを前提にしているのだと思います。もちろん縫製説明書もありません。
それから、カタログの最後にパターン上でサイズを調整する方法が書かれているようなのですが、イタリア語だけなので正確には分かりません。図で何となく分かりますが。ただ、このくらいなら辞書を使って「解読」出来そうな気はします。

まだ手つかずの在庫パターンがたくさんありますので、Marfyのパターンを実際に試してみるのは夏頃になりそうです。

ピュア・ロマンチック

Color1

ここのところいろいろな方、特に自分と同じタイプの方のカラー診断記事をとても楽しく読んでいます。そこで、私のものも少し詳しく書いてみることにしました。ただ、私が、アリスで診断を受けたのは3年前なので、フレッシュさはありません。診断後にメールで頂いたアドバイスのポイントとまとめ、そして私の記憶を元に書いてみます。

その前にカラーチップの撮り直し。以前カラー診断についての記事を書きましたが、そのとき載せたカラーチップの写真があまりにも良くないので(夜、蛍光灯の下で撮りました…)、昼間に自然光で撮り直しました。やっぱり実物とは色が違いますが、それでもずっとましです。

さて、私が診断を受けた頃はベストカラー発見bookは発刊されていなかったので、「あなたはこのタイプ」と言われることはありませんでした。単に、私にお勧めの色はこれ、というだけでした。参考までに「春夏秋冬」だと私はどのタイプなのかお聞きすると、「夏だけれど、夏の色がすべて似合うわけではない」というお返事でした。
というわけで、私は自分が他の人と比べてどういう位置づけにあるのかよく分からないし、気にもしていなかったのですが、『ベストカラー発見book』を購入したのを機に、私のタイプを問い合わせてみました。結果、私は「ピュア・ロマンチックタイプ」、ただし「クール・シャープ」もいけるので、そちらの着こなしも参考にすると良いとのことでした。正直、このネーミングを聞いたときは驚きました…私は「ピュア」でも「ロマンチック」でもありませんから。

でも、この本であげられている「ピュア・ロマンチック」の特徴が、そのまますべて私に当てはまるわけでもなさそうです。
まず、診断結果による私の「得意な色」は透明度が高く、濁りのない、クールな、すっきりとした色、「苦手な色」は重い色、濁った色、黒ずんだ色、黄色みの強い色。ここまでは普通に「ピュア・ロマンチック」。ですが、薄すぎる色も2番手で苦手な色だそうです。私はそれまで薄いパステルカラーの色が好みだったのですが、それよりもう1段濃い色の方が私には良いとのこと。というのも、私は目が強い・力があるので、あまりにも薄い色だと釣り合いが取れないそうです。それから、確かに少し色が濃い方が、顔の輪郭がすっきりしました。
それから、「オレンジと紫は極力避けた方が良いです」とも言われました。そういえば、10年くらい前に買ったオレンジのブラウス、ほとんど着たことないなあ、紫もあのコート以外持っていないな、多分、無意識のうちに避けていたんだなと納得しました。そうそう、私は似合う・似合わないがはっきりしているので、「本当は自分で分かる」と言われましたが、でもやっぱり固定観念があるから、視野を広げるのは難しいです。それから、似合わない色をすっぱりと捨てるのも。
さて、紫。「ベストカラー発見book」を見ると、「ピュア・ロマンチック」には結構お勧めの色みたいではありませんか。ちょっとびっくり。
他の色に関しては、「ピュア・ロマンチック」からはずれてはいないみたいです。

あれから3年になろうとしていますが、カラーチップにある色で実際に着ている色はやっぱりほんのわずかです。もっといろいろチャレンジしたいのですが、なかなか合う色の布・服が見つからなくて。とくに、ココアベージュやローズベージュでスーツが欲しいのですが、まだ見つかっていません。グリーンも試してみたいけど、今のところまだです。

それから、今でも後悔しているのが、似合う服の形を聞かなかったこと。当時は「色」しか考えていなかったので、そこまで気が回りませんでした。でも、最近他の方の診断結果を読んでいますと、「形」のアドバイスも受けているようなので、本当に残念。唯一言われたのは、「本当は女らしい形のものが似合う」ということでした。私が、「飾り気のない、シンプルなものを着るようにしています」と言ったことに対して。

自分で感じているのは、襟元が詰まったものは似合わないということ。丸襟が似合うということ(J0001のコートは丸襟の方が断然似合う、というか私らしい)。MPLのノーカラージャケットの形が私には合っているらしいこと(前端上下が円いのが良いのだと思います)です。スカートも、初めて履いたマーメイドが結構良い感じです。

まだまだ自分としては、自分を生かした装いが出来ていないなあと思うのですが、この春の新人たちに「いつもかわいい格好をしていますね」と言われたり、つい先日も色を褒められたりしたので、それなりに進歩しているのかな、と思っています。

新宿ミシンプロのHP

私がミシン購入でお世話になっていた新宿ミシン。残念ながら閉店してしまいましたが、それに代わるものとして(この言い方が適切かは分かりませんが)新宿ミシンプロがオープンしました(いつ開店したかは覚えていません…昨年でしたっけ?)。この新宿ミシンプロのHP、できたてほやほやのとき一度覗いて、まだほとんど何も書かれていなかったので、見ていませんでした。先日、久しぶりに覗いてみたら内容が充実していてびっくり。特にお勧めなのが「今月の一品」。「ボビンケース物語」は目から鱗でした。私はボビンケースを二つ持っていますが、一つバネが取れそうなので、この方法を試してみるつもり。

接着芯購入-失敗編-

私は接着芯はいつも実店舗で買っています。だいたい自分で選んではみますが、最終的にはお店の人に生地を見せ、作りたいアイテムを伝えて確認しています。
ですが、今回初めて通販で接着芯を買ってみました。今月はお店に行く時間がとれませんが、ゴールデンウィークのために材料だけは揃えておきたかったので。
利用したのはtakatomiです。送料はかかりますが、それでも交通費よりは安いです。
購入したのはダンレーヌの加工糸芯(薄手)(R111)ダンレーヌのハードな芯地(昔のワイシャツ風)(SX3)ダンレーヌのハードな芯地(インサイドベルト原反)(2053N)。R111はよく使うので、馴染みがある芯。ジャケット用にと買いました。あとの二つは「わかりやすい裏布と接着芯のつかい方改訂版」を参考に買いました。アネージコットンのAラインスカートとマーメイドスカートのベルト芯が欲しかったのですが、「硬い芯」となっていたので、これで良いかなと思って。ですが…届いてビックリ!2053N、硬くて厚すぎます!ほとんど「板」です!私にはバッグ用の芯にしか見えません。そこで、takatomiに質問メールを出してみたところ、今現在もアパレルメーカーではウエストをしっかりとさせたい場合(ウエストのベルトがカーブするような場合)、またトラディショナルなスーツのスカートでは2053Nが利用されており、その他に付属の共布ベルトの時も利用されている、ただし現在はローライズ全盛のためローライズの際は硬すぎて食い込みがきつくその類の商品には利用されたいないのも事実、現在の主流の使用箇所はバッグの裏打ちアクセサリーの裏打ちなどのよう、とのことでした。それから、SX3は糊の量が少なく若干厚めの紡毛の生地などでは接着しないことがあるので気をつけたほうがいいそうです。ベルトの接着芯としては、個人的にはダンレーヌR111、少し硬くしたいならR222が便利とのことでした。ただ、デザイン・表地を教えてくれれば、もう少し詳しく案内できるということで、デザインと表地(Aラインはコットンとレーヨンが半々のツィード、マーメイドはストレッチウール)を伝えたところ、お勧めはR111とのことでした。
私は、R111はジャケットに使うことしか考えていなかったので、ベルトにもOKというのは驚きでした。R111、かなりの万能選手かも。

さて、2053Nですが、こちらは返品することにしました。バッグを作るなら持っていても良いと思いますが、バッグ用の芯はストックがあるし、そもそも私はバッグはほとんど作らないので、持っていても仕方ありません。カット済みなので返品は無理かと思ったのですが、問題ないそうです。

今回、初めてtakatomiにメールでいろいろ質問をしましたが、とても丁寧に答えて頂きました。もしまた買ったことがない芯地を通販で購入することがあったら、今度は事前に相談しようと思います。

(こちらは2005年4月18日に「ソーイング日誌」に掲載した記事です)

*スカートのベルトについて新たに記事をアップしました。こちらも合わせてご覧下さい。